1. まとめトップ

この記事は私がまとめました

yui7さん

又吉さんが勧める本10選。
以下、又吉さんの本に対するコメント付きです。

1.尾崎放哉全句集

どうしょうもない感情や、何故か切り取って保存したくなる風景などをノートに書き留めるようにしていた。だが、そのノーに書かれた言葉達はなかなか日の目を見る機会に恵まれなかった。それでも、書く行為は続けていた。そんな時に尾崎放哉の自由律俳句に出会った。

咳をしても一人。
墓の裏にまわる。

あった、あったと思った。あいつらに居場所あったぞと思った。

2.夫婦善哉

「夫婦善哉」はどんな話しだったか。一見逞しい女と頼りない男が出てくるのだが、男女が共にいる理由を理屈で説明するのではなく情景で匂わせてくれる妙な読後感が好きだった。

3.炎上する君

「炎上する君」を読んだ。自由奔放な発想力で紡がれた短編集。そこに描かれた幻想的な世界こそ真実と思える西さんが自身の剥き出しの感性に対して誠実で率直だからだろうか。実際に声を出して笑うくらい面白い部分があるのに「笑い」と「物語」が乖離しないのは先天的に面白い人だけが持つ特別な才能だと思う。羨ましい。

4.万延元年のフットボール

「万延元年のフットボール」を読んだ。時々読み返したくなる小説の一つだ。久しぶりに読むと祖父のことがもっと知りたくなった。祖父を始めとする先祖の何かが僕を突き動かしている瞬間が確実にあるような気がするのだ。

5.サッカーという名の神様

「サッカーという名の神様」はサッカーの写真とエッセイで綴られた本だ。ページをめくると度に球が蹴りたくなる。ドリブルで駆け上がりたくなる。ゴールネットを揺らしたくなる。顔面でシュートを止めるとこ見せたくなる。鼻血たらたら垂らしながら。根性無しの僕にそうさせるのはサッカーという名の神様だ。

6.何もかも憂鬱な夜に

「何もかも憂鬱な夜に」を読んだ。この本は僕の過去にまで遡り思春期の頃の僕と今の僕を救ってくれた。僕に必要なことは全て書いてくれていた。こんなにも明確に生きる理由を与えてくれる小説はなかった。

7.ヴィヨンの妻

「太宰は暗いから苦手」と言う人達がいる。確かに深刻な内容の作品も多い。面白くて笑える短編も数多くあって、例えばその中の一つに「親友交歓」という短編がある。これは面白かった。読んでいて思わず笑ってしまった。これを読み太宰さんは面白い人だったのだと確信した。もちろん僕は深刻な内容の話も含め太宰作品は全て好きだ。

8.コインロッカー・ベイビーズ

いつか遥か遠くの未来の住人が、過去の世界の残滓として土の中から一冊の本を発見するならこの本が良いと思う。

9.銀河鉄道の夜

子どものために書かれた童話の多くが童話という枠を取ると魅力が損なわれがちですが、詩人宮沢賢治が書いた「銀河鉄道の夜」はカテゴリーにとらわれず霊的な力を放つ素晴らしい小説です。

10.四十日と四十夜のメルヘン

青木淳悟さんが書いた「四十日と四十夜のメルヘン」は、チラシが重要な役割を果たす不思議な小説だ。作中に登場人物が書いた小説が出てくるのだか、それも面白かった。気になる作家さんだ。

1