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現役クレーム担当者が教える「モンスターアダルト」にならないために身に着けておくべき考え方

近年、様々な理由からモンスターと呼ばれる大人=「モンスターアダルト」が増えています。某企業のクレーム対応担当である私はそのような方たちを何千人と見てきました。そこで得た知識をもとに「モンスターアダルト」にならないための心構えをここにまとめます。

更新日: 2012年11月06日

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この記事は私がまとめました

lincoln41さん

常識のない「残念な大人」になっていませんか?
近年急増する「残念な大人」

日本では、社会的な常識が備わっていない「残念な大人」が増えています。

教育現場で問題になっているモンスターペアレント、お店で騒ぐ悪質クレーマー等、他人から見ると「なんて残念な人なんだ・・・」と思える行動をとる大人。

あなたのまわりにもいませんか?

代表的なモンスターアダルト

学校などの教育現場に見られるモンスターアダルトの代表格。

学校や教師に過度な要求をして、自分の意見を取り入れようとします。

もちろん、教育熱心なのは悪いことではありません。
教育現場に対して要求をすること自体は、正当な行為ではあります。

しかしながら、度を越した要求をすると”モンスター”と呼ばれてしまいます。

ペイシェントとは患者のこと。
病院内で医師や看護士に対して不当な要求や暴力を振るう患者のことを指します。

当人は病気を抱えている場合が多く、その不安の反動から、常識では考えられない行為に及ぶことが多いようです。

患者の精神的不安からくるものとして、少々の要求には寛大に受け入れる病院も多いようですが、要求がエスカレートしてとんでもないことになった事例もあります。

事例と原因

泳げない我が子がかわいそうなので水泳大会(全員参加)を中止しろ!

子供がひとつのおもちゃを取り合って、ケンカになる。そんなおもちゃを幼稚園に置かないでほしい

上記2つのモンスターペアレントの事例はどちらも親の問題解決能力のなさが原因です。

子どもが泳げなければまず「泳げるようになる方法を考える」ことが問題の根本的解決方法です。
水泳大会を中止してもその場しのぎの解決にしかなりません。

おもちゃの事例も同様、おもちゃを撤去したところで他のことでケンカしてしまうでしょう。
そのままいくと、幼稚園から物がなくなります。

4階にペット用品売り場があると重いものを持って
店内移動しないといけないので1階に移してください

自分にとって不便だから
自分にとって不都合だから
自分にとって不利益だから

という理由で要求をする大人は”モンスター”と呼ばれます。

団体・組織レベルでの行動の意味を理解しておらず、いつでも自分の都合を優先してしまいます。

4階のペット用品売り場を1階にした場合、1階を利用する人が不便になることは考えていません。
1人の模擬試験のために運動会の日取りを変えることで、他の保護者にどれだけ迷惑をかけるかわかっていません。

このケースは自分でも無意識で行動していることが多いため、たいへん厄介です。

朝は忙しいの で、保育所で朝食を用意しろ!
保育所で汚したものは保育所で洗濯してほしい。

「検査結果で異常がなかった」、「医療費は高い」などの主張により、支払いを拒否する。

金を払っている

これが口癖の方は要注意です。
お金を払っている人が偉い「お客様は神様」主義が日本では深く浸透しています。

消費者としての権利を履き違え、的外れな要求を繰り返す方は少なくありません。

お金を払っていても保育士は使用人ではありません。
病院は成果報酬型のビジネス会社ではありません。

”モンスター”と呼ばれないために。

知らず知らずの間に、あなたも周りから”モンスター”と呼ばれているかもしれません。

そうならないために、大人として以下の心がけをすることをオススメします。

何らかの問題が発生したとき、あなたはまずその解決方法を考えます。

その解決方法は果たして根本的な解決になっているでしょうか。

その場限りの解決方法ではありませんか?
今後、本当にその解決方法で再び問題は起こりませんか?

一旦落ち着いて深呼吸しましょう。

よく考え、表面上の問題だけでなく、問題の根となる部分を見つけて、的確にアプローチするように心がけてみましょう。

きっと周囲のあなたを見る目も変わってくることでしょう。

よく「交通事故に遭ったら謝るな」という人がいます。

それは人のせいにすることで少しでも自分の過失を他人に押し付けるための行為です。
※「謝ると裁判時に不利になる」と思っている方もいますが、それは間違い。アメリカだけです。

問題が発生したとき、たとえそれが自分の目から見て明らかに人のせいでも、まず、自分の問題だと思って考えてください。

冷静になってみると、意外と自分の落ち度にも気付けることが多いです。
納得いかなくてもまず「自分のせいだと仮定して・・・」という風に考えましょう。

自分の過失を認めて相手に敬意を払うこと。
「情けは人のためならず」必ずいいことが起こります。

”モンスター”と呼ばれる大人の要求は第3者から見ると「え?」とあっけにとられるものが多いです。

それは”モンスター”と呼ばれる大人が世の常識とは違う特殊な世界観・価値観を持っているからです。
そのこと自体は個性ですし、むしろその方の長所といえるでしょう。

しかしながら、自分の価値観を相手に押し付け、排他的な思考がある方は要注意です。
これは「自分は常識ある普通の人間だ」と思っている方、また実際にそうであっても、価値観の押し付けはトラブルの元です。

まず冷静に・・・。

世の中には色んな人間がいます。
自分と同じような人間ばかりではありません。

多角的な視点から人・モノを見て判断し、むやみに否定をしない、決め付けないことが重要です。

色んな人に敬意を払い、勉強し続けることで、あなたは大人として洗練されていきます。

これができれば、あなたは器の大きい人間として色んな方の尊敬を集められるでしょう。

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