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取り調べ可視化で発覚!痴漢と間違われその後自殺した原田信助さんの事件

この事件で重要な働きをしたのは被害者の持ち歩いていたICレコーダーでした。

更新日: 2012年11月10日

0wktkさん

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事件の概要

2009年12月10日午後11時過ぎ。新しい職場の歓迎会の帰宅途中、原田信助さん(当時25歳)は、乗り換えのため新宿駅の15番線と16番線(山手線池袋方面と中央・総武線三鷹方面)のホームに向かおうと西口の北通路代々木側階段を上がっていました。

その時、直前にすれ違った女子大生が「今、誰かにお腹を触られた」と言い出し、それを聞いた友人の男子大学生2名にいきなり背後から階段を突き落とされ、馬乗りで暴行を受けました。

あまりに突然の暴力。通報により駆けつけた警官に被害を訴えようと、新宿西口交番への任意同行に同意した信助さん。しかし、移動先の交番では彼の説明は聞き流され、「早く家に帰りたい、せめて知人に電話をかけたい」との申し出も却下され、外部との連絡を一切遮断されたまま1時間半の一方的な事情聴取が行われました。その後、警察官より「本署に行けば電話を貸す、あなたの言い分も聞く」と半ば強引に説得され、新宿警察署へ移送されましたが、結局約束は反故にされ、そこで警官から自分に痴漢の嫌疑がかかっている事を告げられました。

一貫して暴行被害を訴える信助さん。数時間に及ぶ取り調べの後、別室で行われていた女子大生の事情聴取から、彼女の証言と信助さんの服装が違う事が判明。痴漢行為に関しては嫌疑不十分、女子大生は被害届も出さずに帰宅。肝心の彼が受けた暴行被害に関しては、「被害届を出して裁判で相手側と争うしかない」と言われ、後日呼び出しがあれば出頭する旨の確約書を書かされ、帰宅を許されました。

心身ともに疲れ果てた信助さん、廊下の長椅子で1時間程の仮眠をとり新宿署を後にしましたが・・失意のまま早朝の都内を彷徨った末、母校の最寄駅である東西線早稲田駅のホームから転落、帰らぬ人となってしましました。

突然の息子の死。しかも、警察から事故当日の早朝まで新宿署に居た事を知らされ、訳もわからず呆然とするだけの遺族・・。そんな時、息子の声が聞きたいと偶然スイッチを入れた遺品のICレコーダに、新宿駅西口交番での警察官とのやり取りから、早稲田のホームで身を投げるまでの一部始終が録音されている事が判明。そして、その遺された録音内容から、息子、信助さんが暴行の被害者にもかかわらず痴漢の嫌疑をかかけられ、外部との連絡を断たれたまま長時間に渡る取り調べを受けていた事実を知ります。

 遺族は何度も新宿警察署に出向き、自殺の原因となった暴行事件の捜査、不当な取り調べに対する説明を求めましたが、それに対する誠実な回答は無く、警察はただICレコーダーの提出を求めるのみ。そして、警察への不信から遺族がレコーダーの提出を拒否すると、警察は信助さん死亡から49日後の2010年1月29日、事件当日の取り調べで痴漢の嫌疑は晴れているにもかかわらず、その後の駅の監視カメラの解析により「被害を訴えた女子大生とすれ違う前、改札付近で別女性とすれ違った際、女性が振り返り、そのタイミングでカバンを持ち替えている。従って、痴漢の可能性があった」。言いがかりとしか思えない理由を持ち出し、東京都の迷惑防止条例違反の被疑者として東京地検に書類送検、地検は被疑者死亡の不起訴処分とし、結果、信助さんは亡くなられたまま、痴漢容疑者の汚名を着せられる事になってしまったのです。

信助さんのノートにあった事件の走り書き・・
書き殴られた無念の言葉 「こうなちゃった人生 事件 どういう訳で!」

暴行によって傷ついた信助さんの買ったばかりの携帯電話

一連の流れ

原田さんがJR新宿駅構内で酒に酔った女子大生と男子大学生2人に
「痴漢」と呼ばれて激しい暴行を受ける

警察に連行され、“被疑者”として事情聴取を受けさせられる

女は「私の勘違いかもしれない」と被害届を出さず

原田さんも逮捕はされなかったが、23時から朝の6時前まで拘束聴取
「自分は理由もなく暴行を受けた被害者だ」と訴えるも警察は痴漢だと断定して一方的に取り調べが行われる

翌朝の午前5時45分、再び事情聴取に応じる確約書を書いたうえでようやく解放される

しかし原田さんは家には帰らず、新宿駅のコインロッカーに鞄を預け、
そのまま母校の早稲田大学のある地下鉄東西線早稲田駅で飛び込み自殺

その後、原田さんがボイスレコーダーで暴行直後から釈放までノンストップで全てを録音していたことが判明

唯一の遺族である残された母が録音された内容を聞き、数々の矛盾点を警察へ追及するも今のところ情報開示なし

現在母はブログで情報提供を呼び掛けたり、新宿駅でビラ配り等をしている

母がボイスレコーダーの内容の一部をネットで公開する事を検討 

母が検察庁に大学生への告訴状を提出、受理された模様 

母がブログ上で犯人起訴を呼びかける署名を開始 ← 今ここ。

原田さんの発言
「15番線と16番線の階段を登っていたら、突然3段目か4段目から下に落とされ馬乗りになられた。
 『おまえだろう、おまえだろう』と暴力をふるわれ、身の危険を感じ相手を反転させて、自分が上になってもみくちゃの状態になった」

「駅員には『暴行を受けたので助けてください』と言ったが、『おまえだろう、おまえだろう』と一方的に詰め寄られた」

「帰らせてください。暴行をふるわれているんですよ」


警察の発言
「お前、詰め所に行けない理由があるんだろう」

「女性の方は何であなただと言ったのかね」

「女の方が確認しているんですよ」

「真実は一つだけですから、女性の方は真正面から来ているのであなたの顔を見ている」

事件当日の信助さんの足取り

19時~  
原田さんが勤めていた、私立大学の同僚による歓迎会が吉祥寺で開かれる。

22時30分ごろ
原田さんが同僚らと吉祥寺で別れる。

23時
新宿駅構内の通路を山手線がある15番・16番ホームへ向かうため、階段を上がろうとしたところ。男子大学生に背後から暴行を受け取っ組み合いの状態になる。
その後、JRの職員が駆けつけ取り押さえされる。

23時20分
原田さんの携帯より110番通報、無言で切れる。(※警察発表)

23時27分
原田さん自ら「暴行加害者と駅員に取り囲まれている」と110番通報。(※警察発表&最後の発信履歴)

23時半~25時位
新宿駅西口交番に喧嘩の当事者として事情を聞かれる。
(24時半ICレコーダによる録音開始)
※新宿交番でICレコーダに記録された警官との会話
その後、新宿署へパトカーで移動。


25時~4時ごろ
新宿警察署で事情聴取を受ける。

5時45分
新宿警察署を出てタクシーで新宿駅へ

5時50分
新宿駅西口のコインロッカーにカバンを預ける。

6時17分
JR線で東京駅に到着し、東西線大手町駅まで歩く(東京駅の防犯カメラに呆然と歩く原田さん様子が映されていた)

6時22分
大手町駅から地下鉄に乗り、早稲田駅へ

6時40分
ホームから電車に身を投げ、病院に搬送される。

21時03分
搬送先の病院で死亡。

一方的な暴行を加えられた挙句、犯罪者にされた被害者

私の息子原田信助(当時25歳)は、平成21年12月10日午後11時頃、帰宅のため、
新宿駅構内を通行中に、見知らぬ男性らから、突然階段から引き落とされ、暴行を振るわれました。
駆けつけた駅員からも暴行を受け、息子は、何とか抵抗して体制を反転し、「今、暴行を受けている」と、携帯電話から110番通報しました。
ところが、新宿駅西口交番から駆けつけた警察官に無理やり連行されたのは息子の方でした。
「任意同行」と称されて、交番に連行された後拘束され、私に電話をすることも許可して頂けませんでした。

「あなたは被害者なんだから、署に行って、刑事さんに話さなければいけない」と、騙されて、パトカーで新宿警察署に連行されました。

確信的な冤罪事件

昨年の12月27日の警視庁通信指令本部の証拠保全の検証において、「お腹を触られた」被害を申告した女性が、事件の翌朝4時30分前には、「(息子は)人違いだった」と証言していた事実が明らかになりました。

JR職員も事件に関わっていた!?

これまで警察の違法捜査に焦点を絞ってきた原告代理人が「JR職員が暴行に加わっていた」と初めてJRの過失に言及。しかも、その事実を隠ぺいするため、事件発生時刻が改ざんされている疑惑も浮上した。

JRが原田さんに渡したVHS映像には暴行シーンが映っておらず、暴行発生時刻とされる時間帯は、JR職員の証言とも食い違っていた。

地検の捜査過程でこの9月、新たな動きが出た。事件に遭遇し、駅員に通報した会社員の女性(40)が名乗り出て、目撃した詳細な内容を「陳述書」にまとめて地検に提出したのだ。

 本紙の取材に対し、この女性がこう証言する。

 「事件後、現場を通りかかった際、お母さんがポスターを持って立たれていたのですぐに声をかけました。原田さんとみられる男性は、工事中の駅階段の壁を背にしてうずくまり、私服で少し脱色した今どきの感じの髪形の学生らしき2-3人が取り囲んでいました」

 「そのうち1人が、うずくまった男性の胴体付近を足で何度もけりました。思いきりけっている様子で、仲間の3-4人が、2-3人に『もうやめとけよ』と止めていましたが、けりやむ様子がなかったために、駅員を呼ぶことにしたのです」

 実は事件以降、尚美さんが開設したブログにも《男性A(茶髪)が1人の男性Bを羽交い締め》など、同様の意見が実名で複数寄せられている。

 尚美さんは、「(原田さんに暴力をふるったとされる)加害者に対し、あまりにも多すぎる(一連の)事件の疑問点を問いただし、息子の名誉を回復したい」と訴える。

 陳述書を提出した先の女性は「こんなことになるなら、通報後に現場に戻れば良かった。警察に対し、現場に向かった駅員が、原田さんを暴行の被害者と証言しないのは納得いかない」と話す。

 捜査関係者によると、原田さんに暴行を加えたとされる男性の1人は、東京地検の事情聴取に「暴行はしていない。痴漢をつかまえただけ」などと話しているという。

なぜか提出されない事件時刻の防犯カメラ映像

原告側は8月30日に開かれた第2回口頭弁論で、信助さんによる痴漢行為があったことを裏付ける「防犯カメラ」の映像を提出するよう被告側に求めていたが、この日の口頭弁論では証拠提出されず、原告側代理人が「不公平だ」などと語気を荒げる一幕があった

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