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世間を震撼させた日本最大級の食品公害事故「カネミ油症」とはなにか?

国内最大の食品公害とされるカネミ油症とはなんだったのか?「カネミ油症事件」の被害者の人達を10年間かけて取材したドキュメンタリー映画も公開決定。

更新日: 2016年12月07日

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mishiranuさん

ドキュメンタリー映画も公開決定 世間を震撼させた日本最大級の食品公害事故「カネミ油症」とはなんだったのか?

「美容と健康にいい」。
そういう触れ込みの食品は、身の回りにたくさんある。
もし、それらの食品に毒物が入っていたとしたら…。

今から40年以上前、現実にそういうことが起こった。

戦後最大の食品公害事件と言われている「カネミ油症事件」である。

1968年、食用油「カネミライスオイル」を摂取した人に発症した中毒症。

福岡県北九州市小倉北区にあるカネミ倉庫株式会社で作られた食用油(こめ油・米糠油)の製造過程で、脱臭のために熱媒体として使用されていたPCB(ポリ塩化ビフェニル)が、配管作業ミスで配管部から漏れて混入。

さらに、これが加熱されてダイオキシンに変化した。

PCBが加熱酸化されるなどして異性体になったダイオキシン類との複合汚染であった。

PCBは、加熱や冷却用熱媒体、変圧器やコンデンサといった電気機器の絶縁油、可塑剤、塗料、ノンカーボン紙の溶剤など、非常に幅広い分野に用いられた。一方、生体に対する毒性が高く、脂肪組織に蓄積しやすい。発癌性があり、また皮膚障害、内臓障害、ホルモン異常を引き起こすことが分かっている。

「美容と健康にいい」
そんな宣伝文句で売られていた米ぬか油。
その油には猛毒のダイオキシン類が含まれていた。

PCBを製造していたのは鐘淵化学工業(現・カネカ)

この事件を契機に、PCBの毒性が社会問題化し、1972年旧通産省の行政指導により、PCBの製造中止・回収が指示された。

カネミ油症救済で議員立法へ 民主方針転換

戦後最大、未曾有の食品公害事件「カネミ油症事件」の ドキュメンタリー映画公開

1968年、福岡、長崎をはじめ、西日本一帯で、食用油、カネミライスオイルを食した人たちが次々に健康被害を訴えた。

症状は、大量の吹き出物、目やに、脱毛など、多様なもので、苦しむ人たちの姿が報道され、世間を震撼させた。被害者は14000人以上と言われている。

『食卓の肖像』は、この「カネミ油症事件」の被害者の人達を10年間かけて取材したドキュメンタリー映画である。

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