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ビジネスで役立つ"マキャベリの君主論"【愛されるより怖れられろ】

マキャベリの君主論。一般的には、手段を選ばない非道なものとして有名。しかし、より重要なのはその手法ではなく、目的を達成するために智慧を絞ること、でないだろうか。現代においても、大阪市長の橋下徹。ユニクロの柳井正、マキャベリズムを体現している政治家、経営者など数多くいる。

更新日: 2012年11月15日

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rokka-kさん

マキャベリとは

イタリア、ルネサンス期の政治思想家、フィレンツェ共和国の外交官。

マキャヴェリはフィレンツェの法律家の子として生まれた。

マキャベリの政治思想の中心課題は,イタリアの分裂を克服し,安定した政治秩序をいかにして創出するか,という点にある。

政治目的のためにはいかなる反道徳的な手段も許されると説いた。

君主論とは

歴史上の様々な君主および君主国を分析し、君主とはどうあるものか、君主として権力を獲得し、また保持し続けるにはどのような力量が必要かなどを論じている。

"君主論" 代表的な格言 (イーストプレス「君主論」より抜粋)

悪人になる覚悟を持つ

君主の座を守りたければ、悪人になる覚悟も必要だ。
そして、時に応じて、その悪人の面を使ったり、封じたりするのである。

非難されてもひるまない

国を守るために悪事を行わざるをえないときは、非難されてもひるんではいけない。
あらゆることを考え合わせてみると、美徳と見えた物が実際は命取りになったり、
悪徳と見えた物が安全と繁栄につながったりするからだ。

偉大なことはけちでなければ成し遂げられない

けちでなければ偉大なことは成し遂げられない。
けちでない者は必ず破綻する。

疑うことを忘れない、かといって疑いすぎない

軽々しく人の言い分を信じたり、性急に行動を起こしたりすべきではない。
かといって、臆病になりすぎてもいけない。
つねに思いやりと思慮を持ち、落ち着いた行動を心がけるべきである。
そうすれば、疑うことを忘れて軽はずみなことをしたり、
疑いすぎて嫌われたりすることもない。

愛されるより怖れられる方がいい

愛されるより、怖れられる方がずっといい。
人間というのは総じて恩知らずで、気まぐれで、嘘つきで、いかさまで、
危険を嫌い、儲けにはどん欲である。だから、よい待遇さえ与えればついてくる。
とはいえ、あなたのために血を流します、財産や命、子どもも捧げます、
と言ってくれるのは、天下太平のときだけである。
君主が危機に陥るや、彼らはそっぽを向く。
そういう空約束を信じきって何の手も講じない君主は、必ずや滅びる。

憎まれないようにする

君主は怖れられなければならないが、愛されない場合も、少なくとも憎まれぬようにすべきである。憎まれずに怖れられることは可能である。人の財産や女に手をつけさえしなければ、憎まれることはない。

民衆はみかけと結果に動かされる

君主が戦いに勝ち、国を守れば、その政治は必ずすばらしいものとされる。
民衆はつねに見かけと結果に動かされる。このような状況にあっては、
民衆の意見がすべてであり、その意見が強固なときは、少数派は付け入る隙がない。

怖れるべきことが二つある

君主が怖れるべきことが二つある。国民による謀反と、他国からの攻撃である。他国からの攻撃を防ぐには、軍備を整え、良き同盟国を持つべきである。

民衆に憎まれない

謀反を防ぐもっとも有効な手段は、民衆に憎まれないことである。謀反を企てる者は必ず、君主を殺せば民衆は満足すると考えている。だが、君主を殺せば民衆が怒り狂うとわかっていれば、行く手には無数の障害が立ちはだかることになり、そのような企てを実行する勇気などとても持てなくなる。

身近に使える者をひどく傷つけない

狂信者による暗殺は防ぎようがない。死を怖れぬ覚悟があれば、君主に死を与えることも不可能ではない。とはいえ、そのようなことはめったにないから。君主はさほど怖れる必要はないが、使用人や側近をひどく傷つけることがないよう、己を戒めるべきである。

力のある者を味方につけておく

兵士の力が圧倒的に強い国では、君主は彼らを味方につけておくことを何よりも重んじるべきである。国の統治が完全に兵士の手中にある場合、民衆のことなど顧みず、兵士たちをしっかりつなぎとめておかねばならない。

かつての敵ほど人並み以上に忠義を尽くす

最初から信頼出来る友人だった者より、最初は疑わしげにみえた者のほうが、より忠実で役に立つことがわかるはずだ。彼らはかつての悪い心証を払拭しなくてはと思っているから、人並み以上に忠義を尽くさざるを得ない。だから、恩恵を受けることに慣れ切って君主の利益を忘れがちな者より、ずっと役に立つ。

中立の道を選ぶとたいてい失敗する

紛争の渦中にある国は必ず、周囲の友好関係にない国に中立を求め、友好国には武力支援を求める。優柔不断な君主は、当座の危険を避けようとして、たいてい中立の道を選び、たいてい失敗する。

有能な人物を引き立てる

有能な人物を積極的に引き立て、職務に秀でた者を称え、才能を重視するべきである。商売であれ農業であれ、それ以外であれ。市民の仕事を奨励し、安心して働けるようにしてやることだ。没収されるのを怖れて資産を増やすのを控えたり、高い税金を怖れて新しい事業を始めるのを思いとどまったりすることがないように、配慮してやらねばならない。

努力する者には報いる

資産を増やそう、新しい事業を始めようと考える者など、何らかの形で都市や国を繁栄させようと努力する者に、君主は必ず報いてやるべきである。また、毎年、適切な季節に、芝居や祭りで国民が気晴らしできるようにするとよい。それぞれの国民に気を配ってときどき顔を出し、親切で寛大な人間の見本のようにふるまうべきである。その間、決して君主の威厳をくずさないこと。これを決しておろそかにしてはいけない。

必要な助言を聞く

君主には必ず助言が必要である。君主はつねに疑問を持ち、たずねたことについては忍耐強く真実に耳を傾けなくてはならない。さらに、誰かが何らかの理由で真実を隠していることがわかった時は、厳しく叱責するべきである。

叩くときは、徹底的に叩きのめす

人間はだいじに扱うか、叩きのめすか、どちらかにすべきである。小さな傷を受けた者は復讐するかもしれないが、重傷を負えば復讐できない。人を傷つけるときは、必ず復讐のおそれを断っておくべきである。

変革に抵抗はつきものと知る

国のあり方を変えるのはこの上なく厄介で、むずかしく、危険だということは、心に留めておいたほうがいい。多くの人間は、自ら経験して確かめない限り、新しいものを心から信じることは決してない。その結果、変化を阻止しようとする者は折あらば激しく攻撃をしかけてくるし、好意的な者も積極的には味方してくれない。そのため、改革を断行しようとした君主も、協力者も、思いを遂げることができなくなる。

忠誠心は危機によって試される

平時は、誰もが君主をちやほやして、忠誠を誓い、この命を捧げます、などと言う。それは死の危険がないときにだけだ。いったん危機がやってくると、ほとんどの者がどこかへ消えてしまう。人の忠誠はそのときになってみないとわからないから、決して油断してはならない。

歴史の勝者に学ぶ

君主は歴史を読み、すぐれた戦陣の行いに学ぶべきである。彼らが戦時にいかにふるまったかを知り。彼らの勝敗の理由を考えるとよい。歴史を読むべきは何よりの理由は、すぐれた先人の行動をそっくりまねられるということだ。その先人たちもまた、賞賛すべき名誉ある歴史上の人物を手本とし、つねに彼らの行動を念頭に置いて行動したのである。

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