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長生きしたいならするべき 寿命を伸ばすための方法や気をつけることとは?

高齢化社会となり平均寿命が伸びる一方で、生活習慣病などにより寿命を削られてもいます。では健康的で寿命も伸びるために何をして何に気をつけるべきなのでしょうか?

更新日: 2017年02月16日

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egawomsieteさん

■平均寿命は「一途な結婚生活」を維持した人のほうが長い

“真面目な人が長生き”という因果関係を明らかにしたのは2011年に米国で発表された「長寿プロジェクト(The Longevity Project)」だ。

 スタンフォード大学の心理学者ルイス・ターマン教授が1921年、10歳前後の児童1528人を対象に調査を開始。その後、1980年代になってカリフォルニア大学の長寿学者ハワード・フリードマン教授が引き継ぎ、「性格」と「寿命」の因果関係を80年にわたって追跡する大規模調査に結実したのだ。

 そして1975年、アメリカの心臓外科医であるメイヤー・フリードマン氏が明らかにしたのは、「せっかちで競争心が強い」タイプはそうでないタイプに比べ、狭心症などの冠動脈疾患の発生率が2.24倍も高まるという事実である。

健康長寿を実現するために、性格を柔軟に見直す可能性を求めるにしても、バランスは必要だ。精神科医で岡田クリニック院長の岡田尊司氏がいう。

「ストレスがたまって怒りを爆発させるようになると、攻撃的な性格になる。攻撃性はM.フリードマン氏の研究にある通り病気につながる要素になる。

 ただし、だからといって無理に社交的に振る舞ってもストレスが募るので、プラスになるとも限りません。むしろ一定の生活リズムを維持する方が、疾病の抑制につながると考えられます」

 こうしたリズムを維持するために必要な環境として強調されるのが、人生を添い遂げる妻との関係だ。

 1人の女性と生涯を添い遂げた男性と、浮気に走った男性の間には寿命に差が生まれる結果が出ている。

ターマン氏とH.フリードマン氏の研究では、結婚生活が持続した人の大部分が70歳以上まで生きたのに対し、離婚経験のある男性ではその割合が3分の1以下。再婚した人と比較しても、一途な結婚生活を維持した人の方が平均寿命は長いという結果が明らかになった。再び岡田氏が解釈を補う。

「日本人男性でも離婚した人の平均余命(40歳時点)は妻のいる男性よりも9.7年も短い。女性の場合は両者の差がその半分ですから、離婚というストレスを経験すると特に男性は脆いのです。

 今後、がんを完全に克服して延びる寿命が3年といわれていますから、いかに結婚生活の維持が寿命を左右するかがわかります」

 一途であることが長寿への近道のようだ。

■離婚すると死亡リスクが3倍になる

2004年にコペンハーゲン大学を中心としたグループは、離婚した男性の死亡リスクがそうでない男性に比べて3.1倍高まると発表した。

 では日本ではどうか。妻のいる40歳時点の男性の平均余命は38.4歳(1995年)。これに対し離婚した男性では28.7歳と、なんと9.7歳も余命が縮まったのだ。データを示した岡田氏がいう。

「逆にいえば、家庭生活が安定した人は離婚した人より10年も長生きだったことになります。アメリカの心臓外科医、メイヤー・フリードマン氏が調査によって導き出した『真面目な人が長生きする』というメカニズムにも関わってきますが、そういうタイプの人は結婚生活が長続きしやすい。先ほど述べた対人関係での『愛着』が、家族との間でうまく働いていることも長生きすることの大きな原因だと考えられます」

 生まれつき与えられた性格を自分で変えることは簡単ではない一方、家族や同僚との関係から少しずつ変えられることもある。

 絆の結び方を考えることが、長寿につながる──「長生きと性格」の関係を追った諸研究からは、そんな命題が見えてくる。

■「仕事人間」は長生きできる

追跡研究は日本でも行なわれている。東北大学大学院医学系研究科教授・辻一郎氏の研究グループは1994年、宮城県大崎保健所管内の40~79歳の約5万2000人に対し性格や生活習慣を問うアンケート調査を実施。その後12年間にわたって生存状況を追跡した。

辻氏らは「日常生活の中で大切なもの」を対象者に聞いた。そこでは、「仕事」と答えた人の死亡率が11%と最も低かった。死亡率が最も高かったのは、「名誉」と答えた人(28%)だ。辻氏は著書『病気になりやすい「性格」』(朝日新書)の中でこう記している。

「仕事に励んだことで『金銭』や『地位』『名誉』も得られるだろうし、それを目標に頑張る人もいるだろう。ところが、その3つが大切だと答えた人の死亡率は高かった」

 金銭や名誉ではなく、目の前の仕事のやりがいに燃える人の方が長生きする可能性が大きいということだ。

■性格と長寿研究、「陽気な人」より「真面目な人」が長生き

近年、「性格」と「長寿」の相関関係を巡っては、世界中で数多くの研究成果が報告されている。

 中でも画期的とされたのが2011年に米国で発表された「長寿プロジェクト(The Longevity Project)」である。この研究が注目されたのは、大規模な対象者集団を幼年期から晩年までの長きにわたって追いかけた「80年追跡研究」だったからだ。精神科医で岡田クリニック院長・岡田尊司氏が説明する。

「始まりは第一次世界大戦後の1921年に遡ります。スタンフォード大学の心理学者、ルイス・ターマン教授が10歳前後の児童1528人を対象に性格や成育環境に関するデータを集め、その後30年にわたり彼らと面談を重ねていました。

 この調査は1956年にターマン氏が79歳で死去すると中断しますが、30年以上経ってからカリフォルニア大学の長寿学者ハワード・フリードマン教授が残されていた資料に着目し、70歳前後になっていた対象者を改めて訪ねて調査を再開したのです」

 フリードマン氏は生存者の健康状態や死亡者の死亡診断書を調べ、ターマン氏の記録にあった対象者の性格などとの相関関係を統計的に分析した。

 疫学研究の領域で、このような大規模かつ長期の研究が行なわれたのは世界で初めてだったため、大きな話題を呼んだのだ。

◆「陽気な人」より「真面目な人」が長生きする

ターマン氏とフリードマン氏の研究で「長生き」とされた性格は、意外にも「真面目」というものだった。前出・岡田氏が解説する。

「幼年期から大人になった後まで一貫して『慎重な努力家』だった人、つまり真面目な人が最も長寿だったのです。これに対して慎重さに欠けた人が最も短命で、途中で性格が変わった人がその中間です。真面目な人は慎重だから健康を守るために深酒や喫煙を避け、車に乗ればシートベルトを締め忘れることがない。だから死亡リスクが小さくなると考えられます」

 これには遺伝的な要素も関係しているようだ。

「真面目タイプの人は、衝動的な行動を抑える神経伝達物質のセロトニンの働きが活発になる遺伝子を有しており、それにより危険を避けられるのではないかとも考えられます」(岡田氏)

“楽天家は長生き”という通説を覆す結果だったのである。

営業マンより研究者の方が長生きできる

“孤高の研究者タイプ”と“社交的な営業マンタイプ”ではどちらが長生きするのか。一般的には社交的な人ほど健康的に見られがちだ。

 ターマン氏は社交性を示す行動パターンが対極的な「科学者」と「ビジネスマン」という2つの職業を比較していたが、フリードマン氏が改めて「寿命」という指標で分析してみると意外な結果が出た。

 対象集団のなかで、科学者は4分の3が70歳を超える年齢まで生きたが、ビジネスマンなど非科学者では、3分の2しか70歳まで生きられなかった。

「科学者は、交際範囲は狭くとも自分の興味ある分野で主体的に人と関わる。これに対して仕事のために自分の本音を押し殺していることも多い営業マンは、ストレスがたまりやすいからだと考えられます」(岡田氏)

■長寿の身長、理想は168センチ?

2015年3月1日、中国の新聞「大河網」は、長寿の条件について、人類の理想的な身長は168センチであるという科学者の見解が話題になっていると報道したことがあります。

長寿の条件 :10センチで5年、寿命が縮む?

がんの漢方治療と補完・代替医療を専門とする銀座東京クリニックの福田一典院長のブログには、身長と寿命の関係が詳しく紹介されています。ある研究では、身長が1センチ高くなると、寿命は0.47~0.51年短くなるそうです。

日本人女性の平均寿命は男性より3~4年長く、身長は12~13センチ低いのです。
日本人のがん死亡率は、人口10万人当たりで男性は354.6人、女性は229.2人と、大きな差があります。福田院長の記事によると、これも身長だけでなく体格が小さいことも関係しているのではないかということです。

長寿の条件 :小太りや長い耳たぶも長寿の条件

香港の新聞「大公網」で、2008年に「100歳まで長生きする人に多い10の条件」という記事がありました。
その1番最初には、アメリカの科学者による人類生存に最も適した背の高さが、紹介されていました。下記が、10の条件です。

・身長の低い人
・小太りの人
・頭がはげている人
・耳たぶの長い人
・腰周りの細い人
・第一子目の人
・居住環境に植物が多い人
・夢をよく見る人
・血液型がB型の人
・血圧がやや高めの人

■握力は長寿の秘訣!鍛えることで長生きできる理由

ペットボトルの蓋を開けるときに、手こずった経験ありませんか? それは、握力の低下が原因かもしれません。

 普段の生活でものを強く握る機会は少なく、鍛えることもあまりしないので、握力は意外と落ちやすいんです。でも、実は握力は長生きと関係が深いとされ、重要な筋力でもあるのです。

「握力と長生きの関係は、さまざまな研究で明らかになっています。握力の強い人と弱い人とに分けて行った実験によれば、強い人の方が脳卒中や認知症のリスクが少ないという結果が出ています。

他にも、心臓病などの循環器系の病気の発症リスクも、握力の強い人の方が少ないとも言われています。

また、単に歳を取ると足腰が弱くなり転倒しやすくなるところを、瞬時に近くのものを掴んで回避できるという、日常的な面でのメリットも、長生きに関係していると言えるでしょう」

握力は低下に気付きにくい

「握力とは、具体的に言えば前腕部の浅指屈筋と深指屈筋、指を動かすための母子内転筋と長・短母指屈筋などを組み合わせたものです。

男性の平均が48キロ程度。女性が29キロ程度といったところ。40代前半あたりでピークを迎え、そこから徐々に落ちてきます。

握力はなかなか測る機会もないため、衰えていることに気が付きにくいというのも、低下を招く要因となります」

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