■ ■ その他 ■ ■
選外とした作品をいくつか。ミステリとしては弱かったり、幻想/空想味が強すぎたり、短編だったり。

『愛についてのデッサン』(野呂邦暢)。
『書物狩人(ル・シャスール)』ほか(赤城毅)。
『悪魔祈祷書』(夢野久作)。短編。 http://ow.ly/38Klb (青空文庫)
『不和の種、小さな村のメロドラマ』(ドロシー・L・セイヤーズ) …短編。『ピーター卿の事件簿』に所収。

『コーデックス』(レヴ・グロスマン) …本関係の描写だけなら悪くないのですが。

『蒼林堂古書店へようこそ』(乾くるみ)。舞台が古書店で、本が関係する謎も少し出てくる…けど、ミステリ案内と言った方が適切か。

『古書店アゼリアの死体』(若竹七海)は、ミステリとしてしっかりしているし、ロマンス小説の蘊蓄とか非常に楽しいものの、謎やプロットの骨格に古書や書物は無関係ということで選外に。

『古書狩り』(横田順彌) … 短編集。各篇の作風はさまざまで、ミステリと呼べそうなものは1作のみ。ハチャハチャSFも1本くらい入れてほしかった…。

ほかに、エリザベス・デイリイの作品が面白そうなのですが、自分はまだ読めていません…。


■ ■ 紀田順一郎作品について補足 ■ ■
再編されたり、改題されたものが多く、買ったり、借りたりするときに間違いやすいので、整理しておきます。
        旧       →      新
・『幻書辞典』(短編集)     → 『古本屋探偵の事件簿』に収録
・『古本屋探偵登場』(『幻書辞典』の改題) → 『古本屋探偵の事件簿』に収録
・『われ巷にて殺されん』(長編) → 『古本屋探偵の事件簿』に「夜の蔵書家」と改題して収録
・『鹿の幻影』(長編)      → 『古本街の殺人』に改題
・『魔術的な急斜面』(長編)   → 『古書収集十番勝負』に改題

最新の版だと、『古本屋探偵の事件簿』、『古本街の殺人』、『古書収集十番勝負』、『第三閲覧室』、『神保町の怪人』の5種類ということになります。

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