御書物同心日記 (講談社文庫)

御書物同心日記 (出久根達郎)

将軍家の蔵書を維持管理するお役目の「御書物方同心」。その一員に加わった東雲丈太郎だが、地味なお役目の印象とは裏腹に、小さくも奇妙な事件や謎が次々と起こる…。

ミステリ要素は微々たるもの。謎自体はしっかりあるのですが、謎解きに苦労することがほとんどなく、謎の方から勝手に解けてくれる印象です。…捕物帖じゃないので、しょうがないか。

この本の魅力は、謎解き云々よりも、当時の書物や御文庫に関する記述。江戸時代の書物事情に少しでも興味があれば、一読することを強くお勧めします。

3冊のシリーズで、他に『続御書物同心日記』、『御書物同心日記<虫姫>』が刊行されています。
…もう続刊はないのだろうか。

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