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モリエールの人間嫌いの感想まとめ 【ネタバレなし?】

モリエールの人間嫌いの感想まとめ最後のリンク先にはネタバレがありっます

更新日: 2012年12月14日

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plusaaaさん

喜劇かつ悲劇

主人公は人間はありのままにあるべきで虚礼やお世辞などで人間関係を保つのは蔑むべき事だとし、その主義を押し通そうとするのですが、至る所に齟齬や矛盾が生じ自身疎まれる結果になってしまう。
その過程が丁寧に描かれている訳なのですが、単なる滑稽な風刺とはとれない真剣さがこの物語にはあります。
第一主人公のやっていることは過激ではあっても、正論だと言えるでしょう。
勿論そんなことをやっていれば私達は社会からたたき出されてしまいます。
その社会の欺瞞性を暗に指摘した点で自然主義的な作品のようにも感じられました。
主人公を除いた登場人物の殆どが裏表がある人間だということも注目しておきたいです。

非常な普遍性を持った作品です。

400年前の作品ながら、現代人が読んでも違和感はほぼありません。非常な普遍性を持った作品です。

モリエールが自分の別の戯曲について広告している場面があったのでちょっと笑ってしまいました

人間は誰に対しても誠実にはなれないですし、自分の理想を相手が完全に理解してくれる訳でもありません。しかし、その事実に絶望しても人は人と関わらないで生きていけない。
だからこそ、読後はフィラントのアルセストの出家(←日本的考えか?)計画をぶち壊そうと予感させる場面が少し、救われます。

しかもモリエールが自分の別の戯曲について広告している場面があったのでちょっと笑ってしまいました。

以下リンク集

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