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4割が定員割れしている私立大学歯学部をとりまく悲惨な現状

全国に17校ある私立大学歯学部のうち、4割にあたる7校が2年連続で定員割れしています。

更新日: 2013年03月22日

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あちこすさん

定員割れという現状

私立大学歯学部の定員割れが報道されています。どうやら原因は少子化だけではないようです。

全国に17校ある私立大学歯学部のうち、4割にあたる7校が2年連続で定員割れしている

各私立大学ともおおよその定員は約100人程度。それでも定員割れという事態が続いています。

6校は3年連続で定員割れしており、定員の2割に満たない大学もあった

教育機関として危機的な状況に陥っています。

資質の高い学生を選抜できているか?

定員割れの大学のほとんどでは、入学志願者の半分は合格という、異常事態が発生。医学部の高倍率とは対照的です。

資質の高い学生を選抜する機能が低下あるいは喪失した状態となっている

実質無試験で入学することも可能な、推薦入試やAO入試といった選抜方式を採用している学校も多いようです。

定員割れしている大学はすべて国家試験合格率が7割に満たず、厳しい状況

今後さらにこういった状況は加速すると予想されます。

現在の歯科医師過剰感

受験生が集まらなくなった理由は、少子化に加え、高額な歯学部の学費、卒業しても歯科医師が過剰であるといった点が挙げられます。

受験者が減少した最大の原因は、歯科医師の過剰感

歯科医師数は90年の7万4000人から、06年には9万7000人に年々増加

入学金を含め、一般に700万-1000万円といわれる初年度の納入金

私立歯学部の授業料は年間数百万円。さらに普通の大学と違い、6年間の教育課程。父母の負担額はかなりのものです。さらに卒業後も激しい競争が待っています。

外国人学生の受け入れ

神奈川歯科大学では、切り札として韓国人学生の受け入れをはじめました。

入学者減少対策の切り札として韓国の予備校と提携。韓国人学生を入学させる。

日本人の学生ではなく、外国の学生を集める戦略です。

12年度総入学者を前年並み73人と仮定すれば、韓国人学生は5分の1超。

国際化という流れからみると、良い傾向かもしれませんが、問題がひとつあります。それは国から支給される私学助成費の問題です。

何のための高額な私学助成費?

特に医学部や歯学部に対しては手厚く支給される「私学助成費」。外国の学生の多くは教育が終了すると、母国に帰ることになります。

焦点は国費で歯科医師を養成しながら、肝心の人材を海外に流出させることにある。

財政難が叫ばれる日本において、このような事態は今後問題になってくると思われます。

台湾やフィリピンからの学生受け入れを模索しています

神奈川歯科大学の関係者はこのようにも述べています。

●参考

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