「ゆるすことは相成(あいな)らん。おまえの夫は、おまえといっしょに死ぬ覚悟をなされた。そして、おまえのなくなった命をとりもどしてくだされた。それをなんぞや、おまえのほうは、夫のねごみをうかがって、これを殺害(せつがい)いたしたではないか。おまえは、おまえ相当のむくいをうけねばならん」
これが、王さまのお言葉でした。
おきさきは、わるいことの手つだいをした男といっしょに、穴だらけの舟にのせられて、海へつきだされ、ふたりは、まもなく波間に沈んでしまいました。

出典『グリム童話集 (一)』 「三まいの蛇の葉」 (KHM 16) p179

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グリム童話の多彩なる死

グリム童話。登場人物の死ぬ場面がずいぶん多く、バリエーションも豊富だなと思い、逐一抜き出してみたら結構な数になりました。

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