赤ずきんは、なんべんもなんべんもその水をはこんで、とうとう、大きな大きな水ぶねを、いっぱいにしました。そうすると、ちょうづめのいい香(におい)が、おおかみの鼻のあなへ、ぷんぷんはいってきました。
狼は、鼻を、ひこひこさせて、下をのぞいてみました。そのうちに、くびをあんまり伸ばしすぎたので、からだをささえていられなくなって、ずるずる、すべりだしました。そして、ずるずる、ずるずる、屋根からすべって、ちょうどその大きな水ぶねのなかへすべり落ちて、おぼれ死んでしまいました。

出典『グリム童話集 (一)』 「赤ずきん」 (KHM 26) p274

※ こちらは別テイク。

前へ 次へ

この情報が含まれているまとめはこちら

グリム童話の多彩なる死

グリム童話。登場人物の死ぬ場面がずいぶん多く、バリエーションも豊富だなと思い、逐一抜き出してみたら結構な数になりました。

このまとめを見る