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学校の体育館に必ず“木のはしご?”がある理由とちょっぴり切ない歴史

誰もが知っている体育館にある木のはしご=「肋木(ろくぼく)と言われる体操用の器具」はなぜ必ず体育館にあるのか?理由と歴史を調べました。鉄棒のようでもあり梯子のようでもあるあの正体を探ります。

更新日: 2017年09月10日

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rinqoo1976さん

▼体育館に必ずある“木のはしご?”=「肋木(ろくぼく)」

小学校の体育館には、必ずと言っていいほどありますが、これの正しい使い方って…?

出典:Senoh セノー株式会社(製品紹介より)

「肋木」は遊戯用具ではなく、歴とした体育用具、体操用具でスウェーデン体操の代表的な補助器具でもあります。

▼「スウェーデン体操」とはどのような体操か?

「スウェーデン体操」は、明治35(1902)年に日本へ伝わった生理学、解剖学理論を基盤に構成された体操。考案者はスウェーデンのペール・ヘンリック・リングさん。

・・・「世界三大体操」のひとつ

スウェーデン体操というのは、解剖学、生理学、物理学的見地から合理的な体力養成運動を目指し創始された徒手体操

オリンピックの器械体操とかはドイツ体操
柔軟性を目的とした体操はデンマーク体操

第2次世界大戦前に,軍事予備教育としての役割が評価され,世界約40ヵ国以上で導入,実践された。

タイトル:瑞典式体操初歩
タイトルよみ:スウェーデンシキ タイソウ ショホ
著者:川瀬元九郎, 手島儀太郎 編

[国立国会図書館ホームページより]
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/860292

同体操は、跳び箱や平均台などの体操器具を使う体操で、特に肋木(ろくぼく)という木で出来たはしご状の体操器具を使用するのが一般的に知られている。

▼なぜ「肋木」は日本中の学校の体育館にあるのか?

スエーデン体操と共に「肋木」は日本でも普及していった。

肋木運動は徐々に普及し,研究されて,特に大正 15年(1926年)の「改 正学校体操教授要目」が施行されるにいたり,全国の小・中学校に隈なく肋木が体育施設として設置された。

「富国強兵」を目指した時代を反映しているかのようだ。胸郭を発達させる動きもあり、当時「不治の病」といわれた結核の予防にも役立ったと伝えられている。

・・・しかし第二次世界大戦もあり「肋木」は姿を消すことになる

・・・その後、復活! しかし…

昭和 46年(1971年)に改定 された「小学校学習指導要領」に,器械運動の内容の一分野として「ろく木」が27年ぶりに再 び採用された

しかし, 30年間の空白期間は,適切な指導者の減少と,肋木に対する認識を薄れさせ,折角新設された肋木器具も体育館の単なるアクセサリーとして放置される傾向をみるにいたった。

この体操は急速に廃れていったという。復活に携わった大熊広明教授は「科学的体操だが、おもしろみが少ない。学生も卒業後は徐々にしなくなったようだ」と話す。

・・・せっかく復活したのに、現在はみんなから「“アレ”何のためにあるの?」という悲しい状態

▼せっかくあるのだから、活用すべきかもしれない肋木運動

あなたにも肋木の思い出ありますか?

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