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海江田民主党代表の安愚楽牧場問題

2012年12月28日

更新日: 2013年01月03日

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hayato12さん

海江田万里氏の民主党代表就任に対する声明

海江田万里氏の民主党代表就任に対する声明


2012年12月28日

全国安愚楽牧場被害対策弁護団団  長 弁護士 紀  藤  正 樹
副団長 弁護士 平  澤  慎 一
副団長 弁護士 鈴  木  喜久子
副団長 弁護士 塚  田  裕 二
副団長 弁護士 木  村  裕 二
事務局長 弁護士 中 川 素 充
(連絡先)
〒102-0083
東京都千代田区麹町4丁目7番地
麹町パークサイドビル3階
リンク総合法律事務所内
団  長 弁護士 紀  藤  正  樹 印

電 話 03-3515-6681
http://agurahigai.a.la9.jp/

我々は,株式会社安愚楽牧場に出資をした被害者約6400人から依頼を受けた弁護団です。当弁護団は,長年和牛預託商法を続けてきた,安愚楽牧場が,2011年8月1日に事実上破たんしたことを受け,安愚楽牧場の被害者を救済するため,2011年8月10日,東京の三弁護士会である東京弁護士会,第一東京弁護士会,第二東京弁護士会の各消費者問題対策委員会の委員有志により結成されました。現在61人の弁護団員で構成されています。

 さて株式会社安愚楽牧場は,2011年8月1日,配当,預託金返還等が困難となり事実上破綻し,いったん民事再生手続が開始されましたが,同年12月9日,破産手続開始決定となり,現在破産手続が進行中です。出資者である被害者は全国で約7万3000人,出資金額は約4300億円とされており,被害者数,被害金額からすれば,戦後最大の投資被害事件といえます。

 安愚楽牧場の和牛預託商法については,破綻前まで,様々なテレビ,雑誌,書籍などで広く紹介されており,中には出資を推奨するものもみられました。

 そのなかでも「経済評論家」として多くの雑誌や書籍で安愚楽牧場の和牛預託商法を紹介していたのが,今般,総選挙で再選し,民主党の代表となった海江田万里氏(以下「海江田氏」という。)です。
 
 例えば,海江田氏は,かつて安愚楽牧場の和牛預託商法を紹介した記事や著作物で,

・「13.3%の高利回りは驚異的だ」「元金確実で,しかも年13.3%と考えれば,他の金融商品はまっ青!」(書籍・「今どうすれば一番損をしないか」)

・「和牛の死亡率は0.4%と低く,また万一そのような事態があっても代わりの牛が提供されるので,契約どおりの利益は保証されます」(雑誌・「BIGMAN」昭和63年3月)

・「知る人ぞ知るといった高利回りの利殖商品」「むろん元本は保証付き」
(書籍・「海江田万里の金のなる本」)

・「この利益は申し込み時に確定していて,リスクはゼロ」
(雑誌・「女性セブン」平成4年7月2日)

・「利益は申し込みをした時点で確定していますから,リスクもありません。」
(雑誌・月刊ドリブ「DoLive」平成4年9月)

などと,あたかも,元本保証がなされ,リスクがないと述べていました。

 当時,海江田氏は,著名な「経済評論家」として,様々なメディアに出演し,雑誌や書籍などを通じて,「財テク」をすすめており,社会的な信用力と影響力を有していました。このような立場からすれば,安愚楽牧場の和牛預託商法の危険性を認識できたし,また,認識すべき立場にあったのであるから,記事や書籍などで紹介する際にもそのリスクを示すべきであり,安愚楽牧場の事業実態などについても調査・確認をすべきであったと思われます。しかしながら,海江田氏は,漫然と安易に安愚楽牧場を紹介し続け,また「経済評論家」としての執筆料等の利益と便益を享受してきました。

 被害者の中には,「経済評論家」である海江田氏の記事や書籍を信用し,安愚楽牧場に出資をした者が多数います。中には,国会議員に転身した同氏を信頼し,出資を維持し,さらには,出資額を増やした被害者すらいます。

 海江田氏の「経済評論家」として安愚楽牧場を推奨・宣伝したことは,専門家としての立場を併せて考えれば,責任は重大です。

 そこで当弁護団は,平成24年6月18日,依頼者のうち海江田氏の記事や書籍をきっかけに安愚楽牧場に出資した人のうち94名を申立人として,海江田氏に対して,その損害額である15億8288万1000円の10%にあたる1億5828万8100円について.,賠償に応じるように求める民事調停を東京簡易裁判所に申し立てました。そして,同年8月2日,10月11日,11月15日と3回にわたり,調停を行ってきました。

 しかし,海江田氏は,当初から一貫して責任を認めようとせず,総選挙前を避けて期日調整をした次回期日(平成25年2月5日)では、調停が不調になることが見込まれます。
 
 戦後最大の消費者被害事件とも言うべき安愚楽牧場の事件に関わりながら,その甚大な被害に対して誠実に対応しようとしない人物が,野党第一党として,現政権と対峙する立場の政党の党首として選任されたことについて,当弁護団は深く憂慮しています。
 当弁護団は,改めて,公党の代表者となった海江田氏に対し,本件の被害者に対して,責任を認め,誠実な対応をすることを求める次第であり,また民主党に対し,代表者が関わった安愚楽牧場の被害について,被害者の具体的な救済に向けた政策や立法を強く求める次第です。

以上

「リスクはゼロ」「安全有利」 海江田経産相が安愚楽投資を「勧誘」

原発問題で注目を浴びる海江田万里経済産業相が、民事再生法の適用を申請した安愚楽(あぐら)牧場(栃木県)のオーナー制度を勧誘するともとれる記事を書いていたことが明らかになった。

経済評論家だった1990年代初頭、当時の複数の連載コラムで安愚楽牧場のオーナー制度を紹介。自らが肉牛のオーナーだったことを明かした上で、「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は~」と、申し込み方法を紹介している。

制度が行き詰まった安愚楽牧場の出資者は7万3000人以上、債権額は4200億円以上にのぼる。「広告塔として被害を拡大させた」との批判も出そうだ。

牛のオーナー制度はリスクが低いとの議論を展開

「AERA」2011年8月28日号が「『広告塔』は海江田経産相」と題して掲載した記事によると、海江田氏は少なくとも3本の記事で安愚楽牧場について取り上げている。実際にこの3本の記事の中身を確認してみると、いずれも、高配当で比較的リスクが少ないことを強調したものだった。
例えば、「サンデー毎日」1990年7月22日号では、「モーモー牛さんも財テクの対象に」と題して、海江田氏本人の署名入りで、債権者集会で謝罪を続ける立場になってしまった三ヶ尻久美子社長の、社長就任披露パーティーの様子を細かく紹介した記事を書いている。その中で、
「実は私もこの牛のオーナーになっているのです」
ともカミングアウト。記事の途中には「平均10%の利回りで」という見出しも入り、利回りの高さを強調した。記事本文でも「財テクとしての利回りもまずますだと思いますが」と、オーナー制度を評価している。また、3つある会員コースの内容を紹介した後は、
「『それならひとつ会員になってみようか』と思った人は安愚楽共済牧場の預託事業センター(編注: 当時の記事には電話番号を記載)へ」
と、ご丁寧にも電話番号まで書いて申し込みの方法を紹介している。
また、「SAPIO」90年8月23日号では、
「10%配当に加えて新巻き鮭1尾!なかなか捨てがたい『和牛オーナーシステム』」
と題して、海江田氏が和牛のオーナーシステムと、競馬の共同馬主制度を対比する形で紹介。
「先ほどの牛のオーナーシステムは配当が決まっている確定利回りなのに対して、こちらの共同馬主のほうは配当が不定」
「牛のローリスク・ミドルリターンと、馬のハイリスク・ハイリターン、あなたはどちらを選びますか」
と、牛のオーナー制度はリスクが低いとの議論を展開している。この記事では、前出の3コースの内容を表にして分かりやすく説明している。

「保険でしっかり保障され、約束通りの金額が支払われます」
これら2つの記事から2年後に書かれた記事では、さらに「勧誘口調」が強くなっている。「女性セブン」92年7月2日号では、見出しに、
「貯金より有利な和牛オーナー制度のうまみ点検! 2年で年利6%、4年で9%にプラスαもある」
とうたい、リード文では
「夢があって安全有利なら申し分ない」
との記述も。オーナーに利益が還元される仕組みを説明する中では、
「この利益は利息とは異なり、年間20万円以下は申告不要ですから実質的に非課税貯蓄と同じです。しかも、この利益は申し込み時に確定していて、リスクはゼロ。たとえ、参加期間中に牛が事故や病気などで死亡してしまっても保険でしっかり保障され、約束通りの金額が支払われます」
と、「リスクはゼロ」とまで言い切っている。また、「SAPIO」同様、申し込み方法も紹介されている。
もっとも、海江田氏は前出のサンデー毎日の記事で、
「もちろんこの手のオーナー制度は銀行や郵便局の預貯金とは違いますから、法律で配当や元金が保障されているわけではありません」
「もし、この会社が何らかのアクシデントに見舞われて倒産してしまったら、配当や元金はどうなるのか、その辺りも自分自身でよく確かめてから決めてください」
と、一応の注意喚起はしている。だが、この程度の注意喚起では「広告塔」との批判は避けられそうもなく、民主党代表選出馬にも影響を与えそうだ。

安愚楽牧場の倒産 海江田代表の広告がひどい

「広告塔」は海江田経産相

「広告塔」は海江田経産相

 海江田氏は、「再生エネルギー特別措置法案」はさて置くかのように、民主党代表選への出馬に向けての活動にご執心の様子だが、興味深い誌面にも芳名が挙げられている。「AERA」8月29日号の誌面(P17‐19)には、かの高名な「安愚楽牧場」の広告塔を務めておられた様子が紹介されている。

 「安愚楽牧場」の事跡については、先年、多くの興味深い情報を収集して来たので、別稿で紹介させていただくこととする。同牧場は、先年早春に韓国人の視察一行を招いて以来、口蹄疫感染の“日本側”の入口となった、との指摘がなされて来た。先年4月に、他牧場での感染が相次いで公表されたその時期よりはるか以前に、大量の感染牛を隠密裏に事故処理していた、との実態が指摘されている。

 その惨状を報じたローカル紙を相手に事実無根と訴訟を起こしたが、同年8月の公判を前に密かに取り下げている。真実の露呈を恐れたとしか言いようがないと。そうした声を宮崎県の関係者方々より頂戴したが、その時点で、同牧場の経営陣はすでに今日を予期していたのではないか、とみられる「ふし」もあった。それについても、後稿の機会に報告できればと思う。

 それにしても、海江田氏は、過去のこととはいえ、同牧場の広告塔として随分貢献しておられた様子だ。

「利益確定リスクゼロ」

 ご自身でかなり筆をふるっておられたようだ。たとえば、誌面には、「モーモー牛さんも財テクの対象に」(「サンデー毎日」1990年7月22日号)「海江田万里の元気でなけりゃマネーじゃない」)と。また、「なかなか捨てがたい『和牛オーナーシステム』)「SAPIO」90年8月23日号「海江田万里『見直しの金利学』」)との当時の記事が紹介されている。ほう、あの「SAPIO」が、としか言いようがない。

 さらに、「預金より有利な和牛オーナー制度のうまみ点検!」(「女性セブン」92年7月2日号「海江田万里のマネー講座」)と。当時の売れっ子の経済評論家として、「投資の「推奨商品」として安愚楽牧場を熱心に紹介している」(AERA)、と数々の事例を挙げている。さらに、ご自身の推奨コラムには、「親切なことに≪まず、安愚楽共済牧場横浜支店(0120‐44XXXX)に電話をして≫などと連絡先まで紹介し、最後は≪ふるさとのない、都会のファミリーに特におすすめでの財テク商品です≫と結んでいる」(同)、と海江田氏のご健筆ぶりを紹介している。

 「負債総額は4330億円にのぼり、7万3千人の個人投資家分はそのうち4200億円になるとも言われている」(誌面)とされる現下の惨状に、海江田氏は一役買っていたことになる。いわが、加害者側の一人とみなせる。当時、経済評論家でありながら、配当の異様なまでの高金利など、矛盾性がさまざまに指摘されて来た同牧場の“オーナーシステム”の破綻性にお気づきにならなかったのか。素人目ながら、いささかの違和感をもって拝察する他ない。

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