1. まとめトップ
  2. 雑学

日本中が成人式の中、埼玉県蕨市だけ「成年式」を行うこだわりの理由

祝日である「成人の日」に日本各地で開催される成人式。ただ、埼玉県蕨(わらび)市だけは「成人式」ではなく「成年式」を行なっています。そのこだわりの理由を「成年式」に参加したことのある私がまとめました。

更新日: 2013年01月15日

32 お気に入り 40613 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

rinqoo1976さん

成人式は、今日、国民の祝日として定着していますが、その起源は蕨町の行った第一回青年祭に由来するとされています。

▼成人式のルーツは蕨市の青年祭

敗戦により虚脱の状態にあった当時、次代を担う青年達に明るい希望を持たせ励ますため、当時の埼玉県蕨町青年団長高橋庄次郎が主唱者となり青年祭を企画

当時の蕨町青年団長高橋庄次郎は これらの青年こそ祖国再 建に力を結集し 英知と勇気をもって新しい国づくりの理想実現に向かって先駆 者となる自覚をもつべきであると考え 団員と協議を重ね 幾多の困難を克服 して有識者の理解と協力のもとに成年式を企画した

≪第一回青年祭開催要項(抜粋)≫
■開催期日
昭和21年11月22日(金曜 青年記念日)23日(土曜 新嘗祭)24日(日曜)の3日間

■主催
蕨町 蕨町青年団

■協賛
蕨第一国民学校(現在蕨市立北小学校)
蕨第二国民学校(現在蕨市立東小学校)
蕨町青年文化協会
蕨町工業振興会
蕨町農業会
蕨町青年団後援会

■後援
朝日新聞社

昭和21年11月22日 蕨第一国民学校(現在の蕨市立北小学校) 校庭に20才を迎えた成人者 を招き 全国に先がけて第一回成年式を挙行し成人者にその趣旨をを訴えるとと もに激励し その前途を祝福した

この成年式のもついわれと意義は高く評価 され 昭和23年7月 国民の祝日として成人の日が制定され 爾来 全国 各地において成人式が催される端緒となった

▼蕨市の「成年式」は国をも動かした

蕨町の青年たちの力で生まれた「成年式」は昭和23年に「国民の祝日に関する法律」が設けられ、小正月の1月15日が「成人の日」として祝日になりました。

国は、1948年に公布・施行された祝日法により、「おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます」の趣旨のもと、翌年から1月15日を成人の日として制定した。

それ以降、ほとんどの地方で成人式はこの日に行われるようになった。

▼発祥の地であるからこそ、「成年式」という名称に強いこだわりを持っている

このため、蕨市では「成人式」としてお祝いしている全国の市町村とは異なり、蕨町当時に行われた第一回の名称をそのまま使い、『成年式』として毎年20歳の祝典を実施しています。

同市では毎年、新成人が実行委員会を作り、式の企画・運営を自分たちで行う伝統が続いている。

昭和54年1月15日
建立:蕨市
彫刻:入江 勇
題額:高橋庄次郎
撰文:蕨市教育委員会

『成年式発祥の地記念像』は市制施行20周年と成人の日制定30周年を記念して昭和54年1月15日に城址公園に建立されました。

平成5年4月
成年式発祥の地記念碑の隣に建つ「青春」の碑
「青春」という詩が彫られている。
米国人のサ ミュエル・ウルマンの詩を 蕨出身の岡田義夫氏が翻訳したもの。

▼蕨(わらび)市ってどんな市?

埼玉県 南東部にあります
・人口密度が市町村で日本一
・面積が日本で一番小さい市

隣接するのは、さいたま市、川口市、戸田市

1