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【介護問題】増加する老老介護を考える

高齢者が高齢者を介護する「老老介護」、高齢化社会が進むに連れて社会問題化しています。老老介護の問題点と解決策について考えてみたいと思います。

更新日: 2013年01月15日

d_tettuさん

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要するに

核家族化もあって老老介護は年々増加。
配偶者に介護してもらうことが多い一方、利用料金や家に入れたくないとのことからヘルパーなどを利用しないケースも。入所できる老人ホームや病院も「待ち」が多い。
代役もいないことがあるので、「何かあった時」に不幸が起こる。

また、「認認介護」の懸念も。特に首都圏では認知症高齢者の増加率が3倍近い。
家族が介護の担い手となることが多いが、専門的な知識もない中での介護はいずれ身を潰す。

どちらのパターンも閉鎖的環境を防ぎ、できるだけオープンにして外部の助けを受け入れることが必要。
また、家族介護や一時的ヘルプに限界がきたときのために、特養や老健などの受け入れ先の環境整備が必要。
主に料金と施設数の改善が望まれる。複雑化も懸念されるので、地域包括支援センターなどの利用を考慮すべき。

老老介護とは?

高齢者が高齢者を介護すること。多くの場合,自分自身高齢化した子が,より高齢化した親を介護することをいう。

厚生労働省の調べによると、在宅介護を行っている世帯のうち、 介護する側とされる側がどちらも60歳以上という世帯は、およそ6割にのぼります。

高齢者が高齢者を介護、その背景は?

老老介護が増加している背景として、しばしば核家族化の進行が指摘される。

65歳以上の高齢者がいる世帯は、全国の全世帯のうち40.1%(約1926万世帯)。
構造別の内訳でみると、「夫婦のみ」が29.8%(約573万世帯)で最も多い。

「ヘルパーさんに来てもらいましょう」と勧めても、本人や介護者、介護をしない家族の拒否がある。

①本人たちの価値観や気持ちの問題、②サービスを利用するための対価支払能力の問題の方が先立っていて、介護職が増えるだけではとうてい解決できない。

重い負担

同居の介護時間を見ると、「ほとんど終日」が要介護3以上から30%を超え、要介護5では50%にも達しています。「半日程度」も含めると、要介護3から50%を超え、負担の重さを示しています。

「ほとんど終日」と答えた介護者の70%は女性だそうです。

急性期を脱し、長期療養を必要とする高齢者の受け皿は年々先細り。

療養病床のニーズが高まるが、病床は空かず待ちとなる人が多数いる。
また、医療依存の高い患者が増えていることが背景にも。
介護保険適用(介護型)を廃止し、介護療養型老人保健施設(新型老健)への転換が進むが、受け皿としての数は足りていない。

閉鎖空間となりがちな環境

要介護者がいる65歳以上の高齢者世帯の20.6%が「利用しなかった」と回答。訪問サービスや短期入所を利用しなかった理由では、半数以上の世帯が「家族介護で何とかやっていける」と答え、「他人を家に入れたくない」「利用者負担が払えない」などの理由もあった。

介護者の体調不良時などに代役がいないと答えた人が287人(24%)いたほか、介護をしている期間が10年以上の人が234人(19%)、20年以上も47人(4%)いた。

北海道での調査結果だが、代わりがいない割合は全国でもそこまで差はないのでは。

「老老介護」が生む負の連鎖

医療や福祉サービスを利用することに抵抗感があったり、世間体を気にしたりして、SOSを発信できない人も。

ヘルパーを入れないから更に負担が増し、閉鎖的な環境で疲れていく様子も。

ある研究グループが5年間にわたり、約3000人の60歳以上の男女を追跡調査した結果では、男性が老老介護をしている場合は、同居家族に若い人がいる場合に比べて約1.9倍の死亡リスクがあるという結果が出たそうです。

制度改革の影響は急性期などの医療現場にも押し寄せ、患者の在院日数は短縮化。退院を迫られても行き場がなく、路頭に迷う「医療難民」を生み出すなど慢性期医療の崩壊が現実味を帯びている。

新型老健の数が足りていない一方で、急性期患者の数は増加。
入所できずに自宅で介護を見るもヘルパーを入れることはできず…という悪循環が。

「無理なく老老介護」そのコツは?

「ひとりで抱え込まない」ことが老老介護を続けていく上で一番大切なんだそうです。

まずは「地域包括支援センター」を徹底的に活用すべき。

地域包括支援センターでは保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどが中心となり、介護予防に関するマネジメントや高齢者への総合的な支援を行います。

デイサービスやショートステイを利用して、その間はゆっくり心を切替えて、体も休めるようにするなど、共倒れにならないような工夫が必要です。

「認認介護」も問題に

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d_tettuさん

The Editor's TEIHEN.