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これではもう食べれない?ファーストフード(ジャンクフード)の悪評の数々

肥満の天敵だということは知っているファーストフードですが、最近の調査や研究結果から病気や様々なリスクを高めてしまう危険性があることがわかってきました。悪評ばかりのこの食べ物はもう口にしないほうがいいのか?

更新日: 2016年05月06日

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egawomsieteさん

■ ジャンクフードの健康被害以外の悪影響 怠け者に?

研究によると、ジャンクフードがもたらす健康被害を調べるために、32匹のメスのラットを用意して実験を行いました。

まずは16匹ずつの2グループに分け、片方には魚の肉やトウモロコシの粉などそれほど加工されていない通常の食べ物を、もう一方には糖質の多いジャンクフードのような加工食品を、6カ月間与え続けます。

その結果、ジャンクフードに近い食べ物を口にしたラットは、予想通り太っただけでなく、“怠け者”になってしまったというのです。

“怠け者”といっても解釈は様々ですが、ここでいう“怠け者”とはどういった意味なのでしょうか? 同大学は実験の中でラットにレバー付きの給水器を用意し、行動の変化をチェックしました。

実はこの給水器、レバーを押さなければ水が出てこない仕組み。ラットはいわば水を飲むために毎回ちょっとした“労働”を求められます。

その状況下でラットの行動を観察してみると、ジャンクフードに見立てた加工食品を食べて太ってしまったラットたちは、水を飲む回数が減ってしまったといいます。さらにはレバーを押して水を飲む動作そのものがうまくできなかったそうです。

水を飲む回数がどのくらい減ったかというと、ジャンクフードを食べているラットは、健康的な食事をとっているラットと比べて、2倍水を飲む間隔が長かったそうです。

このことから、休息時間が長く労働を怠りがちという結果が導き出されました。

■なんと大学生の7%がジャンクフード依存症

雑誌『Plos One』で発表された、アメリカのミシガン大学研究チームによるジャンクフード依存症についての研究。

自称ジャンクフード愛好家の現役大学生120名を集めて、“やめられない食行動”についてアンケートを実施、実際の依存性の高い食品データと突き合わせる実験をしました。

被験者に栄養組成の異なる35の食品のなかからふたつの食べものの写真を見せ、どちらが“問題の食品”かどうか判断してもらったのです。つまり、この研究では“やめられない食品”を心理学なアプローチ、理由に基づいてランキングしたことになります。

その結果、ケーキやチョコレート、ポテトチップスなど18品目の加工食品、バナナ、人参、ナッツ類など17品目の非加工食品が順位づけされました。

また、今回の被験者である現役大学生の7%がジャンクフード依存症と認定され、残りの大多数の92%は、“やめたいけどやめられない程度”と診断されています。ランキングのトップ10には、ご想像通り人気のジャンクフードがズラリとならびました。

■どうしてもやめられない“ジャンクフード”トップ10

10位:チーズ(3.22)

9位: ケーキ(3.26)

8位:炭酸飲料(3.29)

7位:チーズバーガー(3.51)

6位:ポテトフライ(3.60)

5位:アイスクリーム(3.68)

4位:クッキー(3.71)

3位:ポテトチップス(3.73)

2位:チョコレート(3.73)

1位:ピザ(4.01)

2011年に『Frontiers in Psychiatry』に発表された研究によると、平均体重以下の10%、平均体重の6.3%の人、太り気味の14%、そして肥満の37.5%の人たちがジャンクフード依存症と診断されています。太っている人ほど依存症が多くなっているわけです。

研究班は「リンゴなどの非加工食品は、クッキーのような加工食品にくらべると依存症を引き起こす可能性が低い」と説明。今後は、加工食品に含まれているどのような物質が依存症を引き起こすのかが明らかになっていくだろうとしています。

■甘~いソフトドリンクが原因で毎年18万人以上が死亡していることが明らかに

炭酸飲料など、砂糖入り飲料についてはまるでいい話が伝わってこないが、米タフツ大学の研究により、砂糖入り飲料を原因とする病気により、毎年18万人以上の人が命を落としていることが分かった。

研究チームは1980年から2010年のあいだに実施された食生活に関する62の調査について、51カ国、61万1971人分のデータを過去の研究より得られたエビデンス(砂糖入り飲料の悪影響を証明するもの)に基づきメタ分析した。

研究チームは1980年から2010年のあいだに実施された食生活に関する62の調査について、51カ国、61万1971人分のデータを過去の研究より得られたエビデンス(砂糖入り飲料の悪影響を証明するもの)に基づきメタ分析した。

世界的に言えることだが、砂糖入り飲料が原因と思われる慢性疾患の割合は高齢層より若い世代のほうが高くなっている。労働人口に占める若者の割合を考えると、砂糖入り飲料がもたらす弊害は経済的にも大きな影響をおよぼしかねない。

また、若者が今の調子で砂糖入り飲料を飲み続けて高齢期を迎えれば、加齢に伴う他の要因も加わり、今よりさらに高い死亡率に達する可能性もある、と研究を率いたGitanjali Singh博士は警鐘を鳴らしている。

、糖尿病、心血管疾患、がんについて、砂糖入り飲料(炭酸飲料、加糖のフルーツジュースおよびアイスティ、自家製ジュース、スポーツ/エナジードリンク)の摂取が原因と思われる2010年の死亡者数を推定したところ、以下の結果となった。
•糖尿病――13万3000人
•心血管疾患――4万5000人
•がん――6450人

地域別に見るとラテンアメリカ諸国、経済的に見ると低~中所得国の死亡率が高くなっている。全体的には、メキシコの死亡率が最も高く、成人100万人あたり404.5人が砂糖入り飲料を原因とする病気で死亡している。

■マックのメニューだけで27kg減、米男性が実験のつもりで半年間続ける。

マクドナルドのメニューだけの食事を半年間続け、約27キロの減量に成功した男性がいるようだ。

米アイオワ州出身で、教師をしているジョン・シスナさんは、学業の研究の一環として、3か月間のつもりでマクドナルドを食べる実験を始めたが、最終的には半年間で27キロ以上体重が落ちたという。

このダイエットには昨年の時点で成功していたようだが、このたび米マクドナルドの親善大使に任命され、同社の広報は「本日、ジョンはマクドナルドの正式な親善大使となり、全国を巡って、彼の経験を通じて“食べるものに対する選択とバランスの重要さ”をみなさんにお伝えします」とコメントしている。

そしてジョンさんは自身のダイエットの成功により、マクドナルドでも健康的な食事があることを証明したと語っている。

「なんでも好きなものを食べてもいいんです。ただバランスを取ることが重要なんです」
「必要なだけ食べればいいんですよ」

なお、ジョンさんが食べていたメニューは日本のマクドナルドのそれとは少し異なり、具体的には朝食に卵の白身とベーコンのマフィン、オートミール、低脂肪乳、昼食にはサラダとカットリンゴなど、夕食に関してはフライドポテトもついたセットメニューといったイメージ。米国のマクドナルドが販売している健康志向のメニューが食事の中心だ。

カロリーは1日2,000キロカロリー以内を厳守。加えて毎日45分間歩くことは守っていたという。

■ファーストフードを食べると腸内細菌が死滅し、太りやすくなるとの研究結果

ファーストフードは健康面にさまざまな影響を及ぼすとされるが、具体的に示された研究は少ない。

しかし先日、ロンドン・キングス・カレッジの遺伝疫学教授、ティム・スペクター氏が、著書「The Diet Myth」の中で、ハンバーガーなどを食べ続けると、体をスリムに保ってくれる腸内のバクテリアを多く殺してしまうという結果を発表した。

スペクター教授は、そもそもファーストフードは、多くの加工処理が施され、使われている食材も少ないと語っている。そこで影響を調べるため、23歳の息子に10日間、チキンナゲットやハンバーガー、ポテトだけを食べてもらう実験を行った。

その結果、実験前には腸内に3500種のバクテリアが存在していたにも関わらず、10日後には1300種も死滅してしまい、全く異なる種類に支配されてしまったという。

数百万いる細菌のうち害を及ぼすのはほんのわずか。多くは健康に重要な役目を果たしているそうだ。つまり死滅した1300種の中にも、健康に良いものも多く含まれていた。

また異なった種類のバクテリアが増える、という腸内環境の変化は、肥満の蔓延や糖尿病、心臓病などに大きく関わっていると語る。

つまりスペクター教授によれば、食材が豊富な食事をすればするほど、腸内に多様な細菌が住みつき、どんな年齢の人の身体でも健康を維持してくれるという。

■WHOが砂糖新指針…炭酸飲料1缶でも超える

世界保健機関(WHO)は4日、成人が1日に取る砂糖をティースプーン6杯分の25グラム程度に抑えることを奨励する砂糖摂取の新指針を発表した。

 世界保健機関(WHO)は4日、成人が1日に取る砂糖をティースプーン6杯分の25グラム程度に抑えることを奨励する砂糖摂取の新指針を発表した。

これまでWHOは、食物から取り込む熱量(カロリー)のうち砂糖の割合を10%以下にする目標を掲げてきたが、新指針は5%以下にすることを求めた。これにより成人にとっての適量は、従来の50グラム程度以下から半分に減る。

 たとえば炭酸飲料1缶(350ミリ・リットル)には砂糖が約40グラム含まれ、軽く超える。WHOはケチャップなど加工食品に含まれる砂糖の量にも注意が必要だと強調している。

■ファストフードで学力低下か 学力テストの平均点に開き

最近になって行われた研究によってファストフードが学力の発達の妨げになる可能性が浮上した。

この研究は米オハイオ大学のKelly Purtell教授らによって行われたもので、Purtell教授らは8,500人にも及ぶ学生のサンプルデータを収集。

彼らが10歳の時に行われたファストフードを食べる頻度を調べる調査の結果と、その3年後に行われた学力テストの得点を比較した。

その結果、日常的にファストフードを口にすると答えていた学生の化学の平均点は79点だったのに対し、ファストフードを全く口にしないと答えていた学生の平均点は83点だったという。

Purtell教授らはこの結果を受けて、ファストフードの食べ過ぎによる鉄分の不足が脳の特定の分野の発達を遅らせるため、学力の差が生まれたのではないかと指摘している。

この研究はなぜファストフードの消費が学力の差を生む可能性があるのかを明らかにするものではないものの、ファストフードと脳機能に関する研究は他にも行われている。

豪ニューサウスウェールズ大学の研究者らによる実験では、ファストフードのように高脂肪かつ高糖分の食事を与えられ続けたラットに記憶力の低下が見られたという。

■ジュースやファーストフードを毎日食べていると味覚がわからなくなる?

東京医科歯科大学の研究グループが行った調査によると、子どもたちの約3割が味覚をきちんと認識できていないことがわかった。

同大学の植野正之准教授の研究グループは、埼玉県内の小学1年生から中学3年生の349人を対象に調査を実施。

「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」の4つの味覚について味を認識できるかを聞いたところ、「酸味」で21%、「塩味」で14%、「甘味」と「苦み」で6%の子どもが「分からない」と回答した。

いずれかの味覚を認識できなかった子どもは合計107人で全体の31%を占めたという。

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