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日本もヤバイ!?スペインの若者の失業率が60%になった理由

スペイン国家統計局が発表した2012年第4四半期の雇用統計によると、スペインの失業率は約26%。4人にひとりが失業している状態です。特に若年層の失業率は約60%。その理由は日本も他人事ではないある仕組みに行き着きます。

更新日: 2013年02月08日

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この記事は私がまとめました

あちこすさん

●スペインで若年層の失業率が60%

スペインの失業率が26%を超えるという事態に。若者の失業率は約60%(2012年第4四半期)となりました。

スペイン国家統計局が2発表した2012年第4四半期の雇用統計によると、失業率は26.02%

1970年代の統計開始以降、最悪の水準。

●建設業や観光業が中心のスペインの産業構造

不況時に失業率が高くなる理由のひとつがスペインの産業構造の特殊性。

スペインの産業構造は建設業や観光業といった季節変動の大きい特定の部門に大きく依存

そのため、不況時の雇用の受け皿企業がない状況。

しかし、これだけでなく、日本も他人事ではないある問題がスペインの若者の失業率を高めています。

●正規雇用に対する解雇規制が若者の就職を阻む

スペインでは、正規雇用に対する解雇規制(一度雇ったら簡単にクビにできないシステム)により、労働者の権利が守られています。

この仕組みがスペインの若者の就職を困難にしているとされています。

この解雇規制が、企業に高止まりする給与で安住する中高年を作り、彼らの犠牲になっているのがスペインの若者

解雇規制は労働者を守る“盾”だが、その盾が若者の就職を阻む“壁”になるというパラドックス

●そして非正規雇用になった若者は簡単に首を切られる

一方、簡単に首を切ることのできる非正規雇用。景気の調整弁になっています。

中には正社員での採用をやめてしまって、もっぱら非正規雇用に依存する企業も。

スペインでは非正規雇用が全体の雇用の30%を超え、欧州で最も高くなっている

ちなみに日本の非正規雇用の割合は、2010年のデータで約18.9%。

危機が訪れた時、解雇しやすい短期雇用の労働者が次々と解雇される問題が起きました

こういった状況が、若者の失業率約60%を生み出しています。

●実はニートが多いスペイン

そして、スペインの若者の実に3分の2が両親と同居しているという話も。

両親の年金に頼る若者という構図は、日本だけのものではなかったようです。

年老いた年金生活者に家族全員がぶらさがっている、、、そういう光景がスペインでは珍しくない

●スペイン政府は産業の転換を試みているが・・・

スペイン新政府は、将来を見据え、高付加価値・ハイテク・環境産業をメインにすえた成長モデルへの転換を策定しています。

また、スペインの若者の声として次のような言葉も。

われわれは間違いなく失われた世代だ。スペインがわれわれに提供できるものは何もない

ちなみに日本における2011年の若年失業率は8.2%。全世代の4.6%より大幅に高い現状となっています。

スペインの現状が決して他人事と思えないのは、なぜでしょうか。

●参考

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このまとめへのコメント1

  • y_hさん|2013.01.25

    問題の発生源となっている原因に目をつぶって、
    声の大きいところに手当てするような政策の例のようだ。

    昔、ベトナムの戦争の問題で、奇形児が取り上げられたときも、
    戦争の問題にではなく、テレビにたまたま映った人にだけ寄付が集中した。

    大衆が理解できない問題に、どうやって民主主義が対応するべきなのだろう?

    社長に認められて入社できた人しか労働組合に加入できないのに、
    労働組合が労働可能な人々の声のように考えられる。

    政府がするべきことを、規制、規制で会社にやらせようとする。
    「会社は信用できるから補助金を与えられるが、個人は信用できないから補助金は与えられない」。
    「会社なら信用できる」なんて誰が信じているのか?

    「古い、古い、伝統と歴史がある」と言っても、ほとんどは明治時代の成金。
    政府や身分制度を悪用してできた成金より、平成時代の成金のほうがよっぽどましだろう。

    はたから見れば、ばかげていて、こっけいなだけなのに。

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