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韓国が日本から盗まれた国宝級仏像の返還を拒んだワケ

昨年10月、長崎県対馬市の神社や寺から重要文化財の仏像二体が盗まれました。韓国で窃盗犯が逮捕されたのですが、韓国政府は「元々うちのものだ」という理屈で返還を渋っています。盗品を返さないなんて非常識ですが、ついに一体は返さないという仮処分を韓国の裁判所が決定。どうしてこうなったのか?背景を調べました。

更新日: 2013年02月27日

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松平俊介さん

盗まれた仏像が発見!重要文化財2体

昨年10月に長崎県対馬市の神社や寺から盗まれた仏像が韓国に持ち込まれていた事件で、韓国の警察は29日、仏像を盗んで売りさばこうとしていたとして、文化財保護法違反の疑いで首謀者の韓国人の男(69)を拘束、4人を在宅で立件し仏像を回収したと発表した。他に逃走中の4人の行方を追っている。

 警察によると、男らは共謀し昨年10月上旬、対馬市にある海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」と観音寺の長崎県指定の有形文化財「観世音菩薩坐像」、多久頭魂神社の仏教経典「大蔵経」を盗み出し、博多港から韓国南部・釜山港に持ち込んで韓国内で売りさばこうとした。

 韓国文化財庁が回収された仏像の鑑定を行い、盗難品であることが確認されれば関連法に基づき返還措置などを取る見通し。(共同)

ところが…

韓国の窃盗団が日本で盗んだ仏像2点は、それぞれ統一新羅・高麗時代に韓半島で制作された仏像であることが確認された中、仏像が日本に返還されるかどうかに関心が集まっている。この仏像が略奪または取引などで日本に渡った文化財と明らかになる場合、略奪文化財返還レベルで別の話になる可能性もあるからだ。

韓国側は、「そもそもこの仏像は朝鮮半島で作ったものなのではないか?」と考え始めました。

新羅~高麗時代の国宝級の仏像2点を日本で盗み、韓国内に密搬入した一党が検挙されたと29日、韓国内のメディアが報道した。

韓国の警察と文化財庁によると、昨年10月、日本の長崎県対馬市の海神神社に保管中だった国宝級の仏像「銅造如来立像」と観音寺の「金銅観世音菩薩坐像」を盗んだ疑い(文化財保護法違反等)でキム容疑者(69)が拘束され、妻のチャン容疑者ら4人が書類送検された。

「銅造如来立像」は統一新羅時代(8世紀)に、「金銅観音菩薩座像」は高麗時代末期(14世紀)に製作された仏像であることが確認された。「銅造如来立像」は日本の重要文化財に指定され、1974年にはおよそ1億円の鑑定額がついていた。

高価で価値がある仏像ということで、韓国では国宝級仏像として報じられています。

これに限らず、韓国では日本に有る韓国製文化財に思い込みが強い

韓国では日本にある朝鮮半島系の文化財は韓国からの略奪品という“反日思い込み”が強い。しかし韓国では昔から金もうけのために墓(古墳)を盗掘したり、文化財を勝手に売り払ったり、盗んだりはあった。今でも文化財泥棒が横行している。略奪でなくても、焼き物(陶磁器)を含めその文化的価値をいち早く認識し、高く評価した日本にそれらが流出したのは仕方ないだろう。ところが日本から盗んできて「文化財を取り戻してきた」と居直る者がいる。10年ほど前、神戸の収集家の家に強盗に入り、文化財級の青磁、白磁を多数、持ち帰った事件では、マスコミや世論が“義賊”といってもてはやした。今回、はたして国際常識と法治が守られるか、日本人は見守っています。

韓国報道の専門家、黒田勝弘氏の見方。

一旦は返すと明言したが…一体を返さないと言い出した

文化財庁は29日、「この仏像が日本に不法的に渡ったという証拠は探せない。略奪の根拠がない場合は、関連法令に基づき仏像を日本に返さなければならない」と明らかにした。

韓国側報道では「倭寇が昔持ってきたのではないか」と元々自国の宝だと主張していましたが、ユネスコの条約で結局証拠がないものは請求できないわけで、返す模様です。地元の対馬の人たちが長年信仰してきた仏像ですし、盗品ですし諸事情こそあれ返還は当たり前ではないかと思います…

昨年10月に長崎県対馬市の神社や寺から盗まれた仏像2体が韓国で回収された問題で、韓国中部の大田地裁が26日、うち一体について、韓国政府による日本への返還を当分差し止める内容の仮処分決定を出した。聯合ニュースが伝えた。

 日本政府は文化財不法輸出入禁止条約に基づき仏像の返還を求める方針で、韓国政府や裁判所は条約履行と仮処分決定の順守義務のどちらを優先するか検討を始めたもようだ。

問題の仏像は長崎県指定の有形文化財で対馬市の観音寺から盗まれた「観世音菩薩坐像」。韓国中部、瑞山にある浮石寺が、同像は14世紀に同寺で作られたと主張。長崎で盗まれた後韓国に密輸された像を発見、保管している韓国政府による移転禁止を求める仮処分申請を同地裁に行っていた。

 同地裁は、観音寺がこの像を正当に取得したことが訴訟で確定するまで、韓国政府は日本政府に引き渡してはならないと判断した。(共同)

地裁関係者は「完全に返還しなくてよくなったわけではない。決定が国際法上、通用するか検討も必要だ」と話している。

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