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中学受験にまつわる5つの誤解

元塾講師から見た中学受験について書きました。

更新日: 2013年02月01日

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この記事は私がまとめました

umimaru100さん

誤解1:中学受験の問題は難問だらけである

平成教育委員会を見るとそのように感じられますが、実際には学校によりけりです。たしかに難関校の問題は難しいです。桜蔭の国語は下手な大学受験よりもよっぽど難しいですし、灘の算数は東大生でも解けない人がたくさんいるでしょう。

しかし、それはあくまで難関校の話です。中堅校の問題を見渡せば、算数を除いて常識的な問題がほとんどです。算数はやはり特殊ですが、特殊であっても難しいというわけではありません。

誤解2:中学受験をする子供は賢い

たしかに賢い子もいます。国語に関してはそこらへんの大人よりもずっと筋の通った文章を書く子もいますし、算数に関しては「おまえは天才か!?」というような子もいます。

しかし、それはあくまでも一部です。中学受験生と言っても、ほとんどの子は普通の小学生です。そして、普通の小学生が大変な努力をしてなんとか問題を解けるようになっている、というのが現実です。

誤解3:中学受験をさせる家は裕福である

調べたことはないので正確には分かりませんが、家庭によりけりだと思います。ある一定以上のお金はありますが、余裕があるかというと別問題です。

これは実際の話ですが、ある生徒は夏休み明けに「先生、夏休みどこ行ったー?あたし別荘行ったよー!」と普通に話していました。しかし、他のある生徒は「ママは銀行通帳を見ると塾の月謝は高いってため息ついてるよ」と話していました。

誤解4:中学受験をさせる親は教育熱心である

教育熱心な親は多いですが、この時期によく揶揄されるような「甲高い声でヒステリックに話すような母親」はほとんどいません。全体的には穏やかな親が多いという印象です。

反対に、子供を中学受験の塾に通わせておきながら教育には全く関心を見せない親もいます。個人的にはこれが一番謎です……。

誤解5:中学受験はつらい!

内容と、最終的には子供によります。意外に思うかもしれませんが、塾の授業は基本的に楽しいです。講師は生徒を退屈させない工夫をしていますし、同じレベルの仲間と切磋琢磨するのは楽しいものです。

ただ、家庭学習は基本的につらいですね。家庭学習は授業をペースメーカーにして何とかこなしている、というのが現実だと思います。

トータルで中学受験は楽しいと思うかつらいと思うかは、最終的には人それぞれだと思います。そして、これは勉強を楽しいと思えるか否かによるところが大きいと考えています。

まとめ

難しい問題もある。しかし、簡単な問題もある。賢い子もいる。しかし、そうでない子もいる。裕福な家庭もある。しかし、ギリギリな家庭もある。教育熱心な親もいる。しかし、無関心な親もいる。つらい中学受験もある。しかし、楽しい中学受験もある。

同じ中学受験でも、そこには様々な境遇や思いが交錯しているのです。私が一番解きたかった誤解、それは「『中学受験とはこういうものだ』と定義できる」という誤解なのかもしれません。

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