C14は、β線(ベータ線)という放射線を出します。

β線はエネルギーをもった電子のことで、原子核の中から飛び出てきます。
(原子核の周りにある電子とは別の電子です。)
これをβ崩壊といいます。
(ここでは、かなり簡略化した説明になっています。実際は崩壊には種類があり、電子以外も飛び出ます。)

中性子は陽子と電子からできています。
β崩壊では、原子核の中の一つの中性子から電子が飛び出て、その中性子は陽子となります。

C14は陽子6個、中性子8個です。
β崩壊が起こると、中性子1個からβ線(電子)が出て行き、陽子へと変わります。
つまり、原子核の中性子が1つ減り、陽子が1つ増えることとなります。

原子核は陽子7個、中性子7個となります。
これは、陽子の数が変わっているので、炭素とは異なる元素になったということです。

陽子7個、原子番号7は窒素(N)です。
C14がβ崩壊すると、N14になります。
(陽子と中性子の合計である質量数は同じです。実際の質量も、減った電子はわずかな質量なので無視して扱います。)

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