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この記事は私がまとめました

二酸化塩素を使った「見えないマスク『ウイルスブロッカー』」の資料を読んでみた


二酸化塩素ガスを使用した製品が増えている中、首から下げるネームタグに出来る(胸ポケットにも入れられる)『ウィルスブロッカー』という製品が、少し話題となっていたそうだ。
楽天ゴールデンイーグルスの星野監督が「被災地で作られた製品だから」と選手に使うように指示したことがスポーツ・ニュースに載っていたので、聞いたことのある人もいるだろう。(

「屋外で使っても仕方ないよ」と大して気にしていなかったけれど、前の記事を書くついでに販売店で公開されている『ウィルスブロッカー』の詳細資料を読んでみた。

載っていた濃度にちょっと驚いたので、危険性とか注意すべき使い方とかメモ。

上方1cmの、1分後の濃度で 0.55ppm なんですけど・・・



部屋の隅に置く据え置き型の製品ではなく、身につける製品でこの濃度。
固形二酸化塩素剤のガス発生量は安定している(0.009mg/g/hr)ので、製品のごく近くではいつも高濃度となるだろう。

二酸化塩素の空気中の濃度基準は、日本では特に定められておらず、米国産業衛生専門家会議(ACGIH)が設定している基準がよく使われる。
・TLV-STEL(短時間被曝限度値)(成人が15分以下の短時間、断続的にでも暴露されてはならない濃度)は 0.3ppm 。
・TLV-TWA(時間荷重平均値被曝限度値)(成人が1日8時間または週40時間、繰り返し暴露しても健康上悪影響を受けないと考えられる濃度)は、 0.1ppm 。



この製品を使っている人には、抱きついて、胸に顔をうずめない方がいいだろう(笑)

『ウィルスブロッカー(CL-40)』詳細資料の6ページの「二酸化塩素固形剤安全性データ」には、固形二酸化塩素剤の安全基準濃度を0.017ppm以下とすると書かれている。

実験の上方30cmは、ネームタグ製品や胸ポケットから口や目鼻への距離を考えているんだろうけど、その濃度は0.02ppm以上で、安全基準濃度の0.017ppmを超えている。実際はもっと拡散するということだろうけど、密着した状態だと高濃度の危険空域・・・

ちなみに、大幸薬品のクレベリンゲルでは、使ってはいけない対象物について 「金属に対して腐食させる可能性があるため、その側でのご使用をお控えください。また、色物・柄物の繊維等では脱色・色落ちする可能性があるため、その側では使用しないでください。」と書かれている。(参照)

高価な服や、色ものや柄物は着ない方が良さそうだ(笑)

軽口はともかく、『ウイルスブロッカー』を紹介している販売店やアフィリエイトサイトでは、インフルエンザ予防になると断言したり、安全性を強調しすぎて、危険な使い方をオススメとしている所もある。

「授乳中のお母さんや小さなお子さんにもオススメ」(表現はこのまま。リンクを貼りたくないので、""で囲って検索してみてください。)と書いているアフィサイトがあるけど、授乳中は絶対に使わないほうがいい。
赤ちゃんが、お乳を飲みながら、何ppmの二酸化塩素ガスを吸っているか分かったものじゃない。

小さな子供は体重が軽いので、成人よりも閾値は低い。身につけることで長く暴露するし、幼児だと口に入れてしまうかもしれない。寝るときには子供の枕元に置くと書いている人もいた。

製造元と販売店は、想定できる使用状況に合わせた安全性の再評価をした方がいいと思う。

ウイルスブロッカーって商品って効果あるんですか?
インフルエンザは普通は、飛沫感染だし
花粉症なんかにも効くって書いてありますが、ぶっちゃけ花粉はウイルスじゃないから、ウイルスはブロック出来ても花粉は吸い込みアレルギー症状を発症するから、どうなんでしょうか?

厚生省も認可してない商品だし‥

インフルエンザには無効だと思います。

感染防止する効果はないでしょう。インフルエンザは飛沫感染ですからね。

この手の商品はいろいろありますが、科学的に有効という根拠が乏しいものがほとんどです。

ウイルスブロッカーって塩素臭くないのでしょうか?

花粉症に効くようですが

最初、封を開けたときは、
プールのニオイがしますよ。
これが、塩素のニオイでしょう。

二酸化塩素

最近は『クレベリン』や『ウイルスブロッカー』等、二酸化塩素の効果を利用したウイルス撃退グッズをよく目や耳にします。

実際のところ、飛沫感染するインフルエンザには効果が無いという話も聞きますが、空気中を浮遊しているというノロウイルスには効果があるのですか?。

また、ノロウイルス以外にも、身近に空気中を漂っている、人体に悪影響を及ぼすウイルスってあるのですか?。

クレベリンが効くかは塩素濃度にもよるとおもうのでどのくらいでるか分かりかねる、室内体積にも依存するので触れません
まぁ狭い空間であれば有効でしょうが

ただし、ノロウイルス自体は塩素消毒が有効です。吐いたものに市販のハイターを百倍に薄めた液をかけるのが有効です

ウイルスで人体に影響だとまだ具体的な特定はされていませんが風邪はウイルスで引きます。

•二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、さまざまな状況が考えられる生活空間で、どの程度の除菌効果があるのかは現状では分からない。
•二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、二酸化塩素の放散がほとんど確認できないものがあった一方で、使用開始当初に放散速度が大きくなるものもあり、使用に際しては注意が必要である。
•商品の表示や広告に特定の感染症の予防効果をうたったものが見られた。薬事法に抵触するおそれがあると考えられるため、監視・指導の徹底を要望する。

要するに、
  ・ 効果は不明
  ・ 安全性に疑義あり(危険かも)
  ・ 誇大宣伝
 という三つがある。

 このうち、1番目と3番目は、ホメオパシーと同様だが、2番目はホメオパシーよりも悪い。(同じようにトンデモでも、ホメオパシーのレメディは、ただのデンプン玉だから、人畜無害である。ウイルスブロッカーは、そうではない。)

 ウイルスブロッカーの主成分は二酸化塩素だが、これについては Wikipedia に記述がある。引用しよう。

二酸化塩素の安全性は経口摂取では確認されているものの、空気中の二酸化塩素濃度に関する基準は米国産業衛生専門家会議が設定した作業環境に関する基準があるだけで、日本国内にはなく、長期間低濃度での暴露に係る安全性の検証に至っては十分なされているとはいえない状態である。
 また、独立行政法人国民生活センターが据置芳香剤型の空間除菌をうたった商品に対して行った調査では、二酸化塩素を有効成分とうたっているにも関わらず放出が皆無である製品の存在や、臭気が原因とみられる体調不良者の発生、自社での有効性・安全性確認がなされていない製品がほとんどである実態がみられるなど、今後の研究・改善が求められる。
( → Wikipedia )

このように、安全性がないだけでなく、危険性がある。

 ──

 実は、Wikipedia では、本文よりも右側の欄の方が有益だ。
 次の語句がある。
 「酸化剤、猛毒、腐食性、環境への危険性」
 「半数致死量  292 mg/kg (ラット、経口)」
 「酸解離定数 pKa 2.5-3.5」

 最後の 酸解離定数 pKa は、酸性の度合いだ。Wikipedia で調べると、「酢酸よりも強く、硫酸よりはやや弱い」とわかる。強酸性というほどではないが、弱酸性というほど弱くもない。そこそこ強い酸性だと言える。

以上のことから、私なりに公衆衛生的な判断をするなら、次のようになる。
 (1) ウイルスブロッカーの主成分である二酸化塩素は、『弱い塩酸』というぐらいの効果はある。それゆえ、除菌やウイルス除去の効果はある。
 (2) それが一時的に肌に触れたり、低濃度のものを経口で接種するぐらいならば、酢に触れたり飲んだりするのと同程度であって、特に有害でもあるまい。
 (3) しかしながら、それが長時間にわたって空中に漂っているとしたら、呼吸器系に有害な影響をもたらす。特に、鼻腔や口腔や気管支や肺において、細胞の活性が低下して、免疫力の低下をもたらすだろう。これすなわち、インフルエンザに罹患しやすくなる、ということだ。

結論。
 ウイルスブロッカーの主成分である二酸化塩素は、弱い毒性と酸性を持つ。それゆえ、除菌やウイルス防護の効果は少しあるだろうが、それ以上に、人間の細胞を攻撃して、人間の免疫力を低下させるはずだ。結果的には、インフルエンザに罹患しやすくさせる効果がある。つまり、有害。
 これは、「百害あって一利なし」というものではなくて、「百害あって一利あり」というものである。そこにはたしかに「利」つまり「益なる効果」がある。しかし同時に、「害」もまたたくさんあるのだ。そこを見失ってはならない。
 そして、その「害」があるがゆえに、ホメオパシーよりもはるかに危険なのである。
 また、「害」の部分を隠して、「益」の部分だけを課題に宣伝することは、詐欺的ですらある。さらに、公的に認められていない衛生効果を標榜することは、薬事法違反という犯罪行為になる。

ウィルスブロッカーはどうでしょうか?カビ菌とは関係ないですか?
ターゲットはカビ菌だけではないですが、お部屋の中の空気中の悪い菌を除菌してくれる商品探しています。

人の体にも常在菌が存在していることをお忘れではありませんか?
皮膚の表面にも体の中にも細菌が住んでいてバランスを保っています。

無菌状態は抗体の働きを低下させ、結果、病気にかかるとあっという間に悪化。
重症化させます。

商品よりも、あなたご自身の免疫力の方が高い除菌力を持っています。
血液からつくるγ-グロブリン製剤には、原因不明の炎症を抑える効果があります。

まず、あなたが妄想しているように、悪い菌だけを除菌してくれるような夢の商品はありません。

効くか効かないかはおいといて、ウイルスブロッカー等と言う商品は二酸化塩素の殺菌力があるらしいですが、これは別に人に取っての良い菌、悪い菌の区別などしてくれるわけはありません。全ての菌に作用します。

OHラジカルの危険性を気にするのに、ウイルスブロッカーの二酸化塩素、しかも商品の謳い文句を信じるならば半径1m以内で殺菌力を示すほど放出されている二酸化塩素を気にしないのは意味がわかりません。

除菌程度で良ければ消毒用エタノールを空気中に振りまけば除菌はできますよ。除菌には定義が無いので1個でも減れば除菌ですからね。。。

まぁ効果のあることをするのであれば、空気中の除菌なんて無駄なことは考えず、発生源を立つことが大事です。
換気をする。掃除をする。湿度を下げる。畳などがカビていればアルコールなどでふき取る。

くらいじゃないですかね。

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