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【おどりゃクソ森】「はだしのゲン」名台詞、名シーン解説【ギギギ】

「おどりゃクソ森」「ギギギ」「ガソリンタンクに角砂糖」など、ネットでも良く見られる「はだしのゲン」の名台詞や名場面についての解説です。若干のネタバレがありますので、これから読もうと思ってる方は注意してください。

更新日: 2013年07月06日

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tmtm001さん

「おどりゃクソ森」とは?

はだしのゲンで多く登場する「おどりゃ」とは、「てめえは」のような意味の広島弁であると考えられます。つまり「おどりゃクソ森」とは「てめえはクソ森」という意味であると言えるでしょう。

はだしのゲンでは、相手を指す「お前」という言葉が「おどれ」と表現されます。「おどれ」が「おどりゃ」になる経緯としては、「ちびまる子ちゃん」でおなじみの「あたしゃ情けないよ」と同じ感覚で、「あたし」が「あたしは」という意味で「あたしゃ」になるように、「おどれ」は「お前は」という意味で「おどりゃ」になると考えていただくと分かりやすいでしょう。

ちなみに「おどれ」と同じ意味で「われ」という単語も登場します。「おどりゃ」と同じパターンで、「われ」は「わりゃ」になります。(例:「わりゃ馬鹿か」等

「おどりゃ」についての説明は以上です。では、「クソ森」とは何者なのでしょうか。次章で詳しく解説します。

クソ森とは何者なのか

クソ森は本名を雨森頑吉(あめもり がんきち)といい、ゲンの同級生のガキ大将的な存在です。歳の離れた不良の兄がおり、ケンカに負けるとすぐに兄を使い報復するため、子供達の間では嫌われています。

ゲンとクソ森の出会いは、通学の途中で腹痛を感じたクソ森が、ゲンの家の裏手でウンコをしていたのをゲンに見つかったのが最初でした。これが二人のファーストコンタクトになります。

クソ森は学校で、ピカにより丸ハゲになったゲンをバカにし、先生に立たされてしまいます。クソ森はゲンを逆恨みし、ゲンと同じくピカで丸ハゲになってしまった同じクラスの女子までもをいじめたため、怒ったゲンに「クソみたいな奴だから」という理由で「クソ森」というあだ名を付けられました。

その後二人は決闘をしますが、結果はゲンの勝ちでした。クソ森はひどい怪我をしましたが、ゲンに対しては兄を使った報復もせず、いがみ合いながらも少しずつ仲良くなっていきます。

ゲンからは中学卒業まで一貫して「クソ森」と呼ばれていますが、8巻で一度だけ「雨森」と呼ばれた事があります。ちなみに小学校時代の取り巻き達からは「ガンちゃん」と呼ばれていました。

クソ森の人物像

最初は元と対立していたクソ森ですが、意外にも優しい男の子のようです。

ゲンが病気の妹・友子のために、アメリカ製の良い薬を買う資金を必死に集めている時、お金儲けのアイデアをゲンに提供したのはクソ森でした。それだけでなく、一緒になって夜まで資金集めを手伝ったり、思うようにお金が集まらず落ち込むゲンを励ましたりと、親身になってゲンを支えました。

結局友子は死んでしまいますが、友子のお葬式にも参加し、悲しみにくれるゲンにハッパをかけて元気を出してもらおうとしました。ゲンを怒らせようとハゲ、ハゲとからかいますが、ゲンからの反応はなく寂しそうにしている様子も見られます。中学生になっても、同級生とケンカをするゲンを心配したり、何かとゲンと行動を共にしています。「方法が変わっても本当の知識や真理は変わらんけえのう、楽しい方法で勉強したほうがいいわい」など、名言と取れる発言もあります。

登場したての頃は白目の描写が多かったクソ森ですが、途中から黒目も描かれる事が多くなり、表情が豊かになっていきます。最初のようないじわるな顔ではなく、田舎の中学生らしい、微笑ましい顔つきになりました。ゲンの発言より、高校に進学する事が明らかになっています。卒業式のあと、帰り道でゲンと二人「青い山脈」を歌い、「あばよ、ゲン」「あばよ、クソ森」とさわやかに分かれています。以後、クソ森は出てきません。

「ギギギ」とは?

はだしのゲンの登場人物が、苦しい時に口にするセリフです。

「ギギギ」だけでなく、「ギッ」「ギギギッ」「ギギギギ」「グググ」など、パターンは何種類かあります。

また日本人だけでなく、アメリカ兵であっても「ギギギ」と言います。

「ばばあがクソつぼに落ちた」とは?

ゲン一家は終戦後、母の友人である林キヨの家に居候していました。キヨは夫を戦争で亡くし、義理の母(ばばあ)と息子・娘の4人で暮らしている未亡人です。

キヨは一家に優しく接してくれますが、ばばあと子供達は一家を容赦なくいじめまくり、強制的に一家を追い出してしまいます。あまりの理不尽に怒ったゲンと隆太は、キヨの子供達に馬のウンコを食わせてぶっ飛ばし、それを見て怒って追いかけてきたばばあが肥だめの壺に落下します。

そこで隆太がすかさず「ああ、ばばあがクソつぼに落ちたぞ!」と言います。これがばばあがクソつぼに落ちた経緯です。

ガソリンタンクに砂糖を入れると…って何?

ゲン達が道を歩いていると、怒りながらぶつぶつ言っているタクシーの運転手と出会います。なぜ怒っているのか事情を聞くと、「自分の稼ぎがいいことを同僚に妬まれ、ガソリンタンクの中に角砂糖を入れられて車が壊れた」と言われます。さらに運転手から「タンクに砂糖を入れるとエンジンが焼きつき動かなくなってしまう」と聞いたゲン達は、さっそく角砂糖を手に入れて、アメリカ兵の車のタンクへ角砂糖を投入し、車を壊して回ります。

これは「故障した車は日本で修理するはずだから、結果的に日本の経済が良くなる」というゲンのアイデアから実行したものであり、「今日はアメリカ兵の車があちこちで壊れて大騒ぎだった」という噂を聞いたゲン達は、作戦の成功に喜びます。

そのあと「戦車も角砂糖でダメになるだろう」という話になりますが、本当に角砂糖でエンジンが壊れるのかは不明です。壊れるという意見あり、壊れないと言う意見あり、昔の車は壊れるだろうが今の車は壊れないという意見あり、真相は分かりません。

「戦争に使う道具はすべてぶっ壊してやるわい」というゲンの台詞が頭に残るエピソードです。

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