佐藤 私も先輩のことはちょっとわからないですけど、今の四段は僕が四段の時より強いと思いますけどね。将棋がしっかりしてるというか。ただやはり僕らの年代には羽生さんというすごい人がいましたので、やっぱり(笑)。最初は3人で、1人記録係で勝ち抜き戦みたいな感じだったんです。僕と森内さんが四段になってから羽生さんが入られて。…島先生に気を遣って頂いたんです。同期ですからやっぱり奨励会と棋士だと、なんて言うんですか多少感じるところが違いますからね。そういうところで気を遣って頂いて。
島 いえいえとんでもないです。ただ、まだいろいろ試行錯誤の段階でしたね。僕も六段になっていましたが棋士になると記録はなかなか採らないじゃないですか。島研は負けた人が記録を採るんですが、その点は公平なんですよ。でも罰金制にしたのでお金をかなり貯めましてね。
佐藤 相当きつい罰金でしたよ。研究会での罰金を払うのと別に、公式戦の罰金がきついんですよ。たしかその月に負け越すと、段位×敗局数×千円、だから僕が四段の時、1勝4敗で3局負け越すと一万二千円…。
島 まあ佐藤さんはそんなことなかったですけど。

出典将棋世界1998年9月号『佐藤康光新名人誕生記念 対談 島朗八段&佐藤康光名人』

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