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北朝鮮の暴走が止まらない‥だがそのツケも出始めて

北朝鮮が新たなミサイル発射のために既存の発射施設の改修や新設を始めていることが報じられるなど、またもや朝鮮半島は一気に緊迫することになります。しかし、なぜここまで北朝鮮の暴走を止められないでいるのでしょう?

更新日: 2017年06月22日

egawomsieteさん

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■暴君が止まらない?金正恩朝鮮労働党委員長からの北朝鮮

■北朝鮮「米国人に拷問」に下されていた賠償命令

金正恩党委員長はやはり、人権問題で墓穴を掘るのだろうか。

北朝鮮の平壌で政治スローガンの書かれたポスターを盗もうとした容疑で逮捕され、17ヶ月ぶりに昏睡状態まま解放された米国の大学生、オットー・ワームビア氏が現地時間の19日に死亡した。

米世論の対北朝鮮感情が最悪となるのは決定的だが、韓国政府もまた、同氏の死去が与える影響を注視している。文在寅大統領は20日に行われた米CBSとのインタビューで、「北がワームビア氏を殺したのかについてははっきりとは分からないが、ワームビア氏が死亡に至る過程で北に重大な責任があると確信している」と話した。

実に慎重な物言いである。文氏は対北朝鮮政策で、対話と制裁を並行しつつ、北朝鮮核問題を包括的かつ段階的に解決する必要性を訴えているが、米国内の対北朝鮮世論がいっそう悪化すれば、北朝鮮との対話について米国の理解を得にくくなるかもしれない。

韓国政府は、ワームビア氏が北朝鮮でどのようにして昏睡状態に陥り、解放から6日で息を引き取ったのかについて詳細な経緯が明らかになるか注目している。遺族らが主張するように「拷問のような虐待」によって死に至ったとすれば、金正恩政権とのいかなる合意も難しくなる。目下、国際社会と対話する姿勢を見せていない正恩氏だが、そのうち彼自身が対話を望むようになっても、思い通りにことが運ばなくなるわけだ。

果たして、北朝鮮はワームビア氏に何をしたのだろうか。

いまのところ、脱北者や北朝鮮ウォッチャーの中に、「拷問を加えた」と見る向きは見当たらない。しかしいずれにせよ、ワームビア氏を罪とも言えない罪で拘束し、その間に彼の身に起きた異変により死なせた事実に変わりはないのだ。

北朝鮮が米国の世論を鎮めたいと思えば、せめて過失を認め、賠償に応じるなどの行動が必要になる。しかしそうすると、それが人権侵害を認めた前例となり、人権問題追及の動きに勢いを与えることになる。

たとえば、北朝鮮は1968年、米海軍の情報収集船「プエブロ号」を拿捕したことがあるが、当時の乗組員が「11か月間にわたって拷問され、後遺症に苦しんだ」と提訴。ワシントン連邦地裁が2008年暮れ、北朝鮮政府に賠償金6600万ドル(約60億円)の支払いを命じる判決を下したことがある。

北朝鮮の動き方しだいではこうした問題が掘り起こされ、トランプ政権から追及を受けることになりかねないのだ。

金正恩氏は米国との駆け引き材料とすべくワームビア氏を逮捕したのかもしれないが、結果的には痛恨のミスを犯すことになってしまったようだ。

■「北朝鮮は増えて20発…世界の核弾頭1万4900発」 長崎大の研究機関が推計

長崎大の核兵器廃絶研究センターは、ロシアや米国など9カ国が6月時点で計約1万4900発の核弾頭を保有しているとの推計結果を発表した。昨年と比べて約450発減ったとみるが「米露は近代化計画で核兵器の性能を上げている。数は減っても、脅威は減っていない」と警鐘を鳴らしている。

ミサイル発射を繰り返し、核開発を進めている北朝鮮の保有数は20発未満とみており、10発未満とした昨年の推計よりも増やした。

 同センターによると、世界各国の専門機関や研究者の文献などを基に推計。北朝鮮以外の核弾頭数はロシア約7千発、米国約6800発、フランス約300発、中国約270発、イギリス約215発、パキスタン約140発、インド約110~120発、イスラエル約80発。

 米露が2018年2月までに配備済み戦略核弾頭の削減をする条約を結んでいることなどから、両国で計約500発を減らしたとみる。

■北朝鮮の残酷な扱いに怒り=帰国大学生の父-米

北朝鮮当局から約1年半ぶりに解放され、昏睡(こんすい)状態のまま帰国した米国人大学生オットー・ワームビア氏の父フレッドさんは15日、オハイオ州で記者会見し、「息子が長期間、残酷な扱いを受けたことに怒りを覚える」と北朝鮮を非難した。

 オットー氏が昏睡状態に陥った経緯に関し、フレッドさんは「ボツリヌス中毒になって睡眠薬を服用したからだという(北朝鮮当局の)説明は信じない」と主張。さらに、「これほど長い間、息子の状態を隠し、高度な治療を拒否し続けたことについて何の釈明もない」と北朝鮮への不信感をあらわにした。

■北に拘束、昏睡状態で解放の米国人学生が死亡

北朝鮮に2016年1月に拘束され、今月13日に昏睡(こんすい)状態で解放されて帰国した米国人学生オットー・ワームビア氏(22)は19日、地元の米オハイオ州の病院で死亡した。

 ワームビア氏の両親が声明を発表して明らかにした。

 同病院の医師は15日の記者会見で、ワームビア氏が脳に大きな損傷を受け、「目は開くが反応はない」と容体を説明していた。

■ロッドマン氏が平壌出発 バスケ選手らと交流 金正恩氏との面会は不明

北朝鮮を訪問していた米プロバスケットボールNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏は17日、平壌を出発し帰国の途に就いた。滞在中、金正恩朝鮮労働党委員長と面会したかどうかは明らかにされていない。

AP通信によると、ロッドマン氏は15日、金日国体育相と面会し、金正恩氏への贈り物として、トランプ米大統領が1987年に出版した自伝などを手渡した。北朝鮮のバスケ選手らとも交流した。

 ロッドマン氏はトランプ氏がかつてホスト役を務めた人気テレビ番組に出演するなど同氏と親交があるが、今回の訪朝はホワイトハウスとは関係がないと話していた。

 一方、13日に平壌入りする前には訪朝の狙いについて「(米朝対話の)ドアを開くことだ。何か積極的なことができると思う」とも述べていた

■金正恩氏が「斬首作戦」の情報に血眼 部下の車をトイレに改造?

韓国情報機関・国家情報院(国情院)は15日、国会情報委員会で、北朝鮮の金正恩党委員長の今年のこれまでの公開活動は51回で、前年同期と比べ32%減少したと報告した。

同報告によれば、正恩氏の公開活動は2013年から減少傾向にあり、その理由としてはすでに権力掌握に成功したことと、威厳を高めるため露出を控えていることが考えられるという。

その一方、正恩氏が自分自身を外部にさらすのに慎重になっている面もあるようだ。

報告によれば、北朝鮮当局は、有事の際に正恩氏ら指導部を排除する米韓の「斬首作戦」に関する情報を探ることに血眼になっている。普段から正恩氏の行動を秘匿することに気を使っており、正恩氏の公開活動の多くは明け方に行われ、地方を訪問する際は専用車に乗らず幹部の車に乗っているとのことだ。

事実だとすれば、正恩氏は公開活動において、相当な不便を強いられているものと思われる。普通の人と同じトイレを使えない正恩氏は、外出時に特殊な便器が必要だ。自分の専用車を使えないとすれば、部下の車に改造を加えたのだろうか。

いずれにせよ、正恩氏が公開活動時の身の安全に気を遣うのは当然だろう。すでに北朝鮮が核武装していることを考えれば、もはや米韓からの大規模な先制攻撃はありえない。あるとすれば、突発事態の延長線上でのピンポイント攻撃だ。そのときはまず間違いなく、ステルス戦闘機などが投入される。

北朝鮮には高度な防空網があるとされるが、米軍のステルス戦闘機を早期に発見するのは難しいだろう。となれば、正恩氏の行動を知られないことがいちばんの防衛策となる。

それも、北朝鮮の体制中枢にスパイがいれば用をなさない。今のところ、正恩氏の行動に関する確実な情報を米韓に届けられるような、高位の内通者がいると感じさせる要素はない。

しかし、それだけが正恩氏の「核の暴走」を食い止める手段であるとなれば、米韓がそうしたスパイの確保に注力するのは間違いなかろう。

■ミサイル基地に新施設建設か=北朝鮮

米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の米韓研究所は16日、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル基地「西海衛星発射場」の最新の人工衛星画像を公開し、発射台の南側の空き地で新たな施設の建設とみられる作業が行われていると指摘した。

 画像は10日に撮影された。

 空き地では2014年から掘削作業が行われていたが15年半ばに中断。今年に入って再開していた。画像では基礎工事のためとみられる掘削作業が確認された。米韓研究所は「施設の建設目的は不明だが、発射台に近いことから発射実験の支援に関連しているとみられる」と分析している。

■「お前ら死刑。でもやっぱり許す」国民の心を操る金正恩氏のノウハウ

韓国の政府系シンクタンク・統一研究院が今月8日に発表した「北朝鮮人権白書2017」(以下、人権白書)は、北朝鮮が金正恩体制になって以降も、自国民に対する深刻な人権侵害を続けている実態について述べている。

北朝鮮の人権侵害の象徴とも言えるのが、あらゆる残虐な行為が行われている「地獄の一丁目」、政治犯収容所と、国民に権力への恐怖を植え付けるための公開処刑だろう。これらは金正恩党委員長の祖父・金日成主席の時代から、3代にわたって行われてきた。

ただ、人権白書はその一方で、2016年に脱北者らを対象に行われた聞き取り調査では、「最近になり、公開処刑が減ったとの証言も得られた」と明かしている。

たとえば、ある30代の男性は脱北する前、海外で北朝鮮の人権問題に注目が集まっているため、最近は公開処刑を行わず、「静かに殺す」との噂を聞いたという。また脱北前、両江道(リャンガンド)の恵山(ヘサン)に住んで際に人民班長(町内会長)をしていた40代の女性は、当局が人民班長たちを集めて行った会合で、韓国のスパイ行為や指導者批判などを行った者は秘密裏に処刑するケースが増えている、との話を聞かされたという。

これと同様の話は、デイリーNKも入手している。正恩氏が秘密警察である国家保衛省に対し、公開処刑や拷問を止めよとの指示を出したというのだ。

事実だとすれば、その真意はどこにあるのか。正恩氏は国民に対する人権侵害を少しは反省しているのだろうか。もしそうなら、結構なことである。

しかしどうやら、そうではないようだ。

人権白書によれば、2013年10月に恵山で2人の男性が公開裁判の後に銃殺された。自宅で密かに客を募り、韓国から密輸されたビデオ(おそらく成人モノ)を視聴させ、男女に性行為の場を提供していたことが罪に問われたのだ。

そして、彼らとともに摘発された10人前後の男女も公開裁判に引き出され、自分たちの死刑が執行されるのを待っていた。すると、そこで正恩氏から下された指示が読み上げられた。被告の男女らを特別に許し、釈放するという内容である。

死の寸前で助かった被告らが、感涙にむせび、「金正恩元帥様、万歳!」を叫んだのは言うまでもない。2013年にはほかにも、これと同様のことが何度も繰り返されたという。

つまりは「アメ」と「ムチ」を使い分けて人心を操る古典的な手法なわけだが、人の生死を簡単に決めることのできる独裁者に対し、国民は恐れを抱かずにはいられないだろう。

このような正恩氏が、国民に対する人権侵害を本気で反省することは今後も期待できそうにない。仮に、人権問題が改善する兆しが見えたとしても、それは正恩氏が自らの独裁権力を維持するのに必要な範囲で行われるだけだ。そして、正恩氏が独裁権力を握っている限り、北朝鮮の民主化はあり得ず、つまりは人権侵害が終わることもないのだ。

■釈放の米学生、脳に深刻な損傷 父親が北朝鮮非難

北朝鮮当局に昨年身柄を拘束され、今週に昏睡(こんすい)状態で釈放された米国人学生オットー・ワームビア(Otto Warmbier)氏(22)の治療に当たる医師らが15日、記者会見し、脳に広範囲にわたる損傷がみられるものの、その原因はまだ不明のままだと発表した。同日には同氏の父親も会見し、北朝鮮を厳しく非難した。

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