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【閲覧注意】恐怖漫画家 日野日出志 作品まとめ【怖すぎてトラウマ確定】

日野日出志の漫画はどれも一見気持ち悪く、怖くない場面の絵でも十分怖いです。しかしどうしても気になってしまい、嫌だ嫌だと思いながらもついつい読んでしまう・・・。そして読後は恐怖からの解放とともに、深いテーマが作品一つ一つの底流に流れていることに気付かされる・・・日野日出志の漫画はそんな漫画でした。

更新日: 2015年04月26日

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hina0101さん

日野日出志 先生

漫画のイメージとはかなりギャップがあります・・・

日野 日出志(ひの ひでし、1946年4月19日 - )は、日本の漫画家。中華人民共和国チチハル市出身、東京育ち。埼玉県所沢市在住。血液型はA型。
作品では「怪奇」と「叙情」な世界を独特のタッチで表現する。ホラー漫画家の重鎮であり、日本国内だけでなく日本国外でも人気が高い。また、漫画家杉浦茂の大ファンで彼に影響を受けている漫画家の一人である。

楳図かずおが表のホラー漫画帝王であるとしたら、この日野日出志は裏の世界のホラーの巨匠でありましょう。
決して表舞台には出られない暗い闇の中、湿った腐臭の漂う路地裏こそがこの日野日出志にはふさわしい。
やりすぎなほどにグロテスクで生理的嫌悪感をもよおす絵。
陰湿で猟奇的な残酷描写。
そしてなにより、決して表には出られない存在、「奇形」を描くのが日野日出志なのです。
日野日出志の漫画にはそんな「奇形」の悲しさが漂っています。

▼▼閲覧注意です!▼▼

胎児異変わたしの赤ちゃん

トカゲの赤ちゃんを持った夫婦の子育てから始まり、人間が動物の赤ちゃんを生む現象が世界中に広がっていく様子が描かれます。怪奇というよりはSFのような手応えの作品で異色ではありますが、怪奇描写は控え目なので日野日出志作品の絵が苦手という人にとっては読みやすいかもしれません。個人の狂気の深淵を覗く作品とは違って人類滅亡直前の世界が舞台なのですが、結末では絶望感は希薄であっけらかんとしており、それがある意味で恐怖かもしれません。

毒虫小僧(怪奇! 毒虫小僧)

大きな丸い目を血走らせた気味の悪い子供が、毒虫に刺されて、その毒のせいで巨大な虫に変身してしまうという物語です。
「まるでカフカの『変身』のようだ」と言った評論家もいますが、まさにその通りだと思います。
ホラー版「変身」といっていい作品ですね。
体が徐々に崩れていき、気味の悪い芋虫のような姿に変身してしまった少年は家族からも見放され、町の人々は少年をバケモノと言って石を投げたり槍をつきさしたりします。
少年は人間の住む町では生きていけなくなり、森の奥へと逃げていく。
怖いとか恐ろしいというよりも、奇形になってしまった少年の悲しさ、孤独が伝わってくる、物悲しいストーリーでした。

蔵六の奇病

奇形になってしまった人間の悲しみの物語です。
時代は今より昔、たぶん明治から昭和の初期あたり。
小さな農村に住む頭の弱い若者、双六は絵を描くのが大好きな男でした。
とても美しい絵を描く双六ですが、もっと綺麗な色を出せないものか、と思っていました。
そんな双六が、ある日謎の病気にかかります。
全身を腫瘍に覆われ、とても人間とは思えない姿になってしまった双六。
医者も治し方がわかりません。

地獄の子守唄

この後は日野日出志の少年期の出来事が語られていきます。母親が狂人でいつも地獄の子守唄を歌っており、いつしか自分も歌うようになったこと。その母は自分を嫌っていること。父も兄も女中も自分とはあまり関わらず、常に孤独であること。その孤独の中で怪奇趣味が高じたこと。

 ある日、日野日出志は自分に特殊な能力があることに気がつきます。近所のいじめっ子三人組にいじめられた際に、その恨みを絵にしてみたところ、絵の通りにいじめっ子達が死んでしまったのです。そして自分の母親さえも地獄の絵に描いてしまうのでした。大人になった日野日出志は、金を持ち逃げした友達や、漫画のライバルや、自分の漫画をコケにした編集者を同様に殺していったのでした。

恐怖列車(地獄から来た恐怖列車)

主人公の少年、秀一は同級生のユキちゃん、ブーちゃんと共に田舎のおじいちゃんちへ遊びに行き、その帰りの東京行き列車で事が起こります。
秀一はトンネルってきらいだと言うのですが、その理由として
『トンネルをぬけたとたん 異次元の世界に行ってしまうような…………
そ……そんな感じがするんだ
トンネルの中には 工事で死んだ人達の霊魂がさまよっているという話だよ…………』
なんて言っていたら、事故が起きたらしく一度停電し、また復旧するのですが…

呪われた赤ん坊が…(地獄少女)

雷鳴の夜に、ある双子で女の赤ちゃんが生まれます。
その片方は普通の子でしたが、もう一人は…化け物。まるで悪魔の赤ちゃんでした。
父親が不安を感じ、そして恐がる様が丁寧に描写されています。

この赤ちゃんは生まれた時から目も開いてるし、歯も、いや牙が生えていて『キーキー』と泣いています。
父親は、この世のありとあらゆる物が捨てられ"この世の墓場"と呼ばれる広大なゴミ捨て場に、ビニール袋に入れた赤ちゃんを捨てて、去って行きました。
当然赤ちゃんは死に、次第に腐っていきます…

恐怖のモンスター

片目片足の天才科学者である、腐乱犬酒多飲(ふらんけんしゅたいん)博士が海から引き上げたのは、どろどろに腐った深海魚の肉塊。
それに向けて突然稲妻が落ちると、腐肉は青白い光を放ちながら動き出し、博士が長年求めていた超新細胞が誕生しました!

赤い蛇

日野日出志が漫画家人生をかけて「これらがダメだったら漫画家をやめる」と決心して描いたのが「地獄変」とこの「赤い蛇」だそうです。上の写真は絶大なインパクトの表紙。話の内容も、ほぼこの絵の通りと言ってもいい程の見事な絵です。

狂気と幻想、脈絡のない猟奇的な描写、血に彩られたエロティシズム等、見所はたくさんあります。また何よりも、後味の悪い読後感がこの作品の恐怖を増幅しています。ひたすら不条理でストーリーも何もありませんが、絵は見事に描き込まれており、構図も考え抜かれ、人物の動きを感じさせるものになっています。日野日出志作品の中で「極限」の一つであると私は感じています。

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