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銃弾がプロペラに当たらないのはなぜ?

機関銃がプロペラの後方に設置されている。もし銃弾を発射すればプロペラに接触し破壊されてしまう。

更新日: 2015年02月22日

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namiyamaさん

機首にある白いライン上の穴に、機銃が設置されています。

三枚プロペラで回転数 2,000rpm だと、プロペラは一秒間に 100 回ほど銃口の前をプロペラが横切ります。

普通に撃ったら確実にプロペラが壊れてしまうでしょう。

そもそも、機首以外に設置すればいいのでは?

最大の威力を発揮するには、その交差点に敵機が来たとき射撃しなければなりません。かなり限定されてしまいます。

機首に設置される理由は、胴体の中心軸に近い=コクピットの中心線に近いからです。狙いが定まりやすい。

そういう利点もあるんですね。

銃弾をプロペラの間に通過させる技術が開発された。

この装置は第一次大戦に登場し、スイス人技師「Franz Schneider(フラン・ツシュナイダー)」が開発したが、当時は有用性を見出されることがなかった。フォッカーがこの技術に目をつけ、改造を施した「Stangensteuerung」が採用されることとなった。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q119636886

プロペラが機銃の射線を塞いでいる間、機銃の発射を抑える装置です。

機首に付いている武装、正確にはプロペラ回転半径内を射線が通過する全ての機銃は、自らプロペラを破壊しないよう射撃をプロペラの回転に合わせる連動装置が組み込まれています。

「カム」が同調装置の延長線上にあります。
先人の発明により、現代では車のエンジンなどに利用されているんですね。

簡単に言うと、プロペラの回転に同調する円盤に、機銃の前にプロペラ羽が来るタイミングで切り目を入れておくと、その瞬間だけ機銃の引き金が戻る、みたいな単純な装置。

この装置によって、銃弾発射数が以前の7~8割に落ちたようです。

プロペラにも当たっても構わない?

中にはプロペラとコックピット正面を防弾仕様にして、プロペラに当たる弾丸は弾き飛ばしながら強引に撃つ、という荒業まで行われました。

しかし上手くいかず、弾丸が強力になると結局穴が開いたり、兆弾がエンジンを破壊するなどしていた。

しかし、同調装置を組み込んでも完璧ではなかった。

空中旋回など、機体に大きなGがかかる時には稀にプロペラにあたってしまうこともあったらしい。
又、連続射撃での銃砲の過熱により暴発もあった。

ゼロ戦の場合、7.7mm機関銃と20mm機関銃が設置されていた。7.7mm機関銃の銃弾はプロペラにあたっても穴が空くだけですんだため機首に設置されたが、20mm機関銃はプロペラにあたると大破してしまうために翼に取り付けられた。

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