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怖い!不快!意味不明!でもハマっちゃうエドワード・ゴーリーの大人向け絵本

エドワード・ゴーリーの魅力、彼の著書、あらすじ(日本語翻訳作品のみ)等をまとめました。

更新日: 2013年03月03日

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エドワード・ゴーリーって?

絵本という体裁でありながら、道徳や倫理観を冷徹に押しやったナンセンスな、あるいは残酷で不条理に満ちた世界観と、徹底して韻を踏んだ言語表現で醸し出される深い寓意性、そしてごく細い線で執拗に描かれたモノクロームの質感のイラストにおける高い芸術性が、「大人のための絵本」として世界各国で熱心な称賛と支持を受けている。

2013年はゴーリー生誕88年の年。
2月22日のGoogleロゴはゴーリーでした。

「絵本」といっても、子供には絶対見せちゃいけない類の絵本

※ネタバレあり

【あらすじ・内容】
名前にA~Zまでの頭文字をもつ26人の幼い子たちが、ABC順に26とおりのかわいそうな死に方をしていく絵本。

クマにおそわれたり桃がのどに詰まったり絨毯で圧死したり凍った湖に転落したり火だるまになったりしてみんな死ぬ。

見ての通り、表紙は26人の(まだ)生きている子供たち。裏表紙を見ると26墓の墓石になっている。

【あらすじ・内容】
裕福でやさしい両親のもとで暮らしていた女の子が、父親が仕事先の海外で死んだことをきっかけに不幸のどん底に転落していく話。

親族が全員死に、寄宿学校に入れられ、いじめに耐えきれず脱走したら誘拐されて売り飛ばされアル中男に買われる。

父親は実は生きていて、帰国後必死に車で娘を探し回る。アル中男の隙をついて脱走した女の子は、偶然通りかかった父親の車に轢かれて死ぬ。

内容は不快極まりない、でも韻を踏んだ文章が読んでいて気持ちいい!

A is for Amy who fell down the stairs
(Aはエイミー かいだんおちた)
B is for BASIL assaulted by bears
(Bはベイジル くまにやられた)
C is for CLARA who wasted away
(Cはクララ やつれおとろえ)

見ていて不安になるようなモノクローム線画も魅力

その他、ゴーリーの不快な絵本たち

※ネタバレあり

【あらすじ・内容】
マジキチ男女が子供を誘拐して殺していく話。殺した子供の写真をアルバムに収める二人。最後には捕まって精神病棟END。

実際の事件をモデルにしている。

【あらすじ・内容】
AからZまでの頭文字の副詞が、ワンセンテンスの短文の中に必ず含まれている。26の短文集。原文もいいけど翻訳版も秀逸。

「わいせつに わがみを さらす。」

【内容・あらすじ】
この本には文章はありません。イラストのみの作品です。

書かれているのは、中へ誘うように続く半開きの扉、人の形に見える壁のシミ、びりびりにはがれた壁紙、鏡の奥に映った白い陰…

口では説明できない、違和感と不安、恐怖をあおるような作品。

【内容・あらすじ】
Mr.イアブラスが「弦のないハープ」という小説を書き上げるまでの話。

ゴーリーの処女作。その後の作品のようなダークさはないけど、奇妙なところがいくつも。

訳の柴田元幸さんのあとがきに注目。

【あらすじ・内容】
AからZまでの頭文字をもつ架空の動物が1ページ毎に紹介される。

かわいいのもいれば気持ち悪いのもいる。

【内容・あらすじ】
A〜Zの頭文字を持つ言葉に着いての、26の教訓集。
もともとは表紙のような豆本だったらしい。

絵も小さければ文も短い。
ヴィクトリア朝の教訓のパロディ。

【内容・あらすじ】
3歳で信仰に目覚め、狂信的なまでに「敬虔」であった幼子が4歳で病気にかかって死んでしまう話。

【内容・あらすじ】
1から50までのいろんな書体の数字とともに猫が描かれている。それだけ。
文はない。
かわいい。

【内容・あらすじ】
庭で踊る変な生き物とそれを見つめる子供。

文はあるけど文じゃない、擬音語のようなものばかり。確かにこれじゃあタイトルはつけられない。

ひっぷ、ほっぷ、ふー。

【あらすじ・内容】
うろんとは、「あやしくて疑わしい」「不審」という意味。

ある日正体不明の不審な生き物が屋敷に入ってくる。つぼの上に乗ったり壁に掛けてある絵を斜めに傾けたり皿をかじったり奇行を繰り返しながらしながら17年も住みついているのという話。

うろんな客がかわいい。

【内容・あらすじ】
表紙の2匹が哲学的な会話を交わす本。

ゴーリーの唯一の海外旅行の経験を元に書かれており、原題はフランス語。原文に日本語のセンテンスもある。

【あらすじ】
自転車に乗って出かけて帰ってきたらなぜかものすごい年月がたっていて、自分たちの石碑が建てられていましたという話。

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