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この記事は私がまとめました

klainさん

まず最初に・・・

この”まとめ”は、当まとめ作成者が2013年に小指が痺れていたことがあり、その治療のために病院に通っていた経験と、何とか治療の糸口を見出そうとネットで調べた内容をまとめています。


当まとめ作成者のケースは最後に書きとめておきますね。

手のしびれを起こす病気 色々なしびれの症状・原因

脳疾患 : 片側半身の知覚異常、運動異常
神経根障害 : 頚神経根の片側の神経症状
脊髄病変 : 脊髄神経の障害で両側に神経障害
胸郭出口症候群 : 神経支配とは違った部分のはっきりしない症状
肘、手首で神経絞扼 : 圧迫神経支配域にしびれ等の知覚障害
糖尿病 : 末端よりしびれが出てきます
感染症 : 障害神経支配域にしびれ等の知覚異常
妊娠 : 妊娠中に出れば液体滞留を疑います
腫瘍 : 腫瘍による神経圧迫など

【疑いその1!!】肘部管症候群

ほとんどの場合、最初は、小指と薬指、手のひらの小指側(尺側)のシビレで始まります。寝て起きたときにシビレていることがしばしばあります。時には、神経障害が進行すると、シビレではなく、感覚鈍麻の状態になり、運動障害が前面にでることがあるようです。運動障害の症状としては、小指、薬指がうまく伸びず合わさらないため、顔を洗うときに水がもれてしまう、箸がうまく使えないなどの症状として現われることも。

こういった場合には、主に、左の絵にあるように手のひらの外側と、小指と薬指の小指より側がしびれます。


さらに圧迫期間が長くなると、図の水色で示した部分の筋肉が痩せてきます。

(1)肘部管症候群の解説

左の図は尺骨神経の通り道を示しています。
腕の骨(上腕骨)の内側に沿って肘の内側を通って行きます。この尺骨神経は肘の内側を通った後、小指側の感覚を支配しています。


ですので、尺骨神経に問題が起こると、
手の小指と薬指の半分がしびれます。


また、この神経は、親指を使ってはさむ動作を行う筋肉の支配も行っています。その尺骨神経が肘関節部分を通るところを「肘部管(ちゅうぶかん)」といいます。


それを拡大したのが次の図です。

さらに詳しく見ると、肘の内側で尺骨神経は、内側上顆についている尺側手根屈筋の間にまたがるファイブロス・バンドの下をくぐります。


これらの構造を総称して「肘部管」といいます。


しかし、このファイブラスバンドが何らかの原因で緊張が続くと、尺骨神経は圧迫され、圧迫された部位の上側が瘤のように腫れてしまいます。


この状態を「偽神経腫」といいます。

肘部管部分を輪切りにしたのが左の図です。


赤で示した尺骨神経がファイブロス・バンドと内側上顆と呼ばれる骨の出っ張り部分の間を走っています。


こういう構造なので、尺骨神経は外からの圧迫を受けやすくなっています。


肘の骨の変形により、肘部管が狭くなったり、ファイブラスバンドが緊張することで、尺骨神経の通り道がさらに細くなってきます。

肘部管症候群の発生原因は大工仕事や工場での作業などで、肘関節が酷使された結果、変形肘関節症を生じて、
発症する方が多く見られます。


また、過去に肘の骨折をしたときの後遺症で肘が変形して、
後に発症する方もあります。


スポーツでは野球のピッチャーが肘を酷使することで、変形性関節症を発症し、握力が落ちるなどの症状になる場合があります。


しかし、上記のような肘の変形がなく、
肘部管症候群を発症する方もいらっしゃいます。

肘部管症候群の状態をレントゲン以外で調べるにはエコー(超音波検査)が有効です。


左の図のような肘の構造を見るために、
エコーで確認して見ましょう。

左のエコーの画像は肘部管部分を横から写したものです。


肘部管症候群の患者さんの場合、左の写真のように尺骨神経が太くなった部分と、細くなった部分がはっきりと写ります。

画像の紹介コメントを入偽神経腫から手の先部分に移行していくと、徐々に神経が細くなっていきます。

そして、さらに先に行って、ファイブロス・バンドの下までいくと、神経がぺちゃんこにつぶれています。


こうなってくると、手の小指側の感覚が伝達できす、しびれがでてきます。


また指も曲がってきます。

(2)肘部管症候群の原因

特に原因のない方も多いようですが、原因として、睡眠中に肘関節をまげて、手を枕のかわりにして長時間寝ていること。それ以外では長期間の運転、スポーツ、慢性関節リウマチ、ガングリオン、軟部腫瘍などさまざまな病気が原因となって発症することがあるようです。

(3)肘部管症候群の自己診断

シビレがある場合には、その範囲を調べてください。指先では、小指と、薬指の小指側半分のシビレであれば、尺骨神経の障害である可能性が高いようです。尺骨神経の障害では、この肘部管症候群が最も頻度の高いようです。


何年も前に、肘の骨折をして変形が残っているような場合には、さらに可能性は非常に高いかもしれません。
肘を軽く曲げて、肘の骨の溝を走っている尺骨神経を軽く叩いてみてください。小指と、人指し指に電気が走るような感じがあれば肘部管症候群かもしれません。

この疾患の特徴として、肘の関節の内側を叩くと、手の小指側に痛みが生じます。

1:ティネルサイン陽性

神経が圧迫されている部位を指や道具で叩くと障害されている指先に知覚異常が発生します。

2:フロマン徴候陽性

両手の母指と示指で紙をつかみ引っ張ると、障害のある方の母指の指節間関節が屈曲することをフロマン徴候陽性とします。

(4)肘部管症候群を疑うのなら何科にかかればいいの?

※自分で勝手に診断をせずに必ず専門医に診てもらってください

(5)肘部管症候群はどのような検査でわかるの?

1:単純X線(レントゲン)

単純X線写真は放射線被爆量も少なく、費用もわずか。その場で撮影も終了し当日説明をうけられるので、整形外科では必ず施行します。


過去の骨折の既往、骨腫瘍の有無を確認するなどのために必須の検査です。

2:筋電図

まず知覚神経伝達速度を測定します。肘部管より中枢の上腕部での尺骨神経の速度と肘部管より末梢の前腕での尺骨神経の速度を比較して、前腕の速度が低下していた場合、肘部管症候群と診断します。このテストで障害された神経の部位が正確に診断されます。


また筋力低下がある場合、障害のある筋肉の筋電図に異常が出現します。

(6)肘部管症候群の治療方法の一例

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