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活版印刷をはじめよう We Love Letterpress!

活版印刷を体験したい、はじめたい人のまとめです。

更新日: 2013年03月13日

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この記事は私がまとめました

gocchaさん

活版、活版印刷とは

【活版】
①活字組版、②活版印刷、③凸版印刷(広義)。

【活版印刷】
Gutenbergの発明、活版を用いた印刷、今では広く電気版、鉛版の印刷もふくめる。

日本印刷年鑑1953年版(日本印刷工業会発行)の印刷用語集(P.344)より引用

文字の印刷を主とする凸版式印刷の一種。
本来は活字を組んで組版を整え、これを印刷する技術であったが、鉛版・電鋳版・樹脂凸版など各種の複製版が発明されてからは、これらの諸版による印刷をもすべて含むようになった。
活版印刷は最も利用範囲の広い文字の印刷を主にとし、長い間書籍・新聞・雑誌などが活版印刷によって生産されてきた。

社団法人日本印刷学会編. 第五版 印刷事典. 印刷朝陽会, 2002, 672p.【p.116】

1文字づつ独立した金属活字を手で文選し、植字(組版)することのみを活版印刷とし、樹脂凸版や金属凸版を活版印刷に含めないという考えの方もおられます。
活字か凸版かという点は、誤解を招かぬよう注意が必要です。

活字も鉛版も樹脂版も金属版も何でも扱えるような印刷会社では、活版印刷機に掛けられる版での印刷は十把一絡げに「活版印刷〈広義の〉」とし、活字メインでやられてる処では「活版印刷〈狭義の〉」のままであったのかもしれないな、とも思う。

ただ、1つだけ注意したいがある。それは、活字を使ってますと云いながら実際は「樹脂凸版」や「金属凸版」などで印刷するという行為。

活版印刷の魅力とは

見て、触れてわかる凹凸の魅力と共に、マージナルゾーンで生まれるわずかな濃淡によってできる文字のシャープさを知る事で新たな活版印刷の魅力が発見できます。

片面を凹むほど印圧をかければ、もう一方の面が凸(つばく)んでしまい、かと言って印圧が少ないと、かすれて濃度が薄い読みにくい印刷になってしまいます。
故に凹まない程度に強く印圧をかける技術が職人の矜持なのです

長年携わってらっしゃる職人さんは、凹みがなく・ムラなく、はっきりとした印刷が美しいと叩き込まれています。
これは実際にやってみるといかに難しいことなのか解ります。

活版印刷はいまや趣味として愛されている技術ですが、文字を物質として触れることで分かることもあると思います。

活版印刷の魅力とは何か…。
それは、誰かの受け売りではなく、見て感じて自身で判断するべきものだと思います。
きっとたくさんの魅力があることに気づかれると思います。

テフート・テキンって何?

テフート(テキン)とは、手動式の平圧印刷機のことをいいます。
主に名刺やハガキなど小型の端物(はもの)印刷に用いられていました。

フレームにNGIの鋳出しがあるのは、株式会社永井機械製作所が昭和23年から製造を開始した「NA-2型美濃半裁手フート印刷機」です。販売店の銘板が付いているものもあります。
メーカーの資料によれば、15,000台製造されたそうです。
鋳物製で、重さは約60㎏です。

足踏み式の印刷機(foot press)をフート印刷機と呼んでいたことから、手動式=手(テ)フートという呼び名になったようです。

「手キン」の「キン」は、何から来たのかを考えるとき、inkingのイン[キン]グの[キン]が使われ「手キン」となったものと想像される。

板倉雅宣(2011年)「ハンドプレス・手引き印刷機」朗文堂 pp.18

最近「手金」と書かれていることがあるが、そうは書かない。

板倉雅宣(2011年)「ハンドプレス・手引き印刷機」朗文堂 pp.17

この年代(昭和28年)では、手きん=手フートではなく、手きんは手フートより小型の印刷機と位置づけられていたことが伺えます。

活版印刷を体験しよう

定期的に開催されるワークショップや、不定期のイベントなどで気軽に体験することができます。
本格的な作品づくりに取り組める時間貸しをしているところもあります。
全国で開催されるワークショップを紹介してくれているサイトがあります。

活版印刷機を手に入れよう

中古の手フート、テキンが使いやすくて人気ですが、入手は困難になりつつあり、価格も高騰中です。
イギリスのADANAという印刷機をモデルにした国産の印刷機が新品で入手可能です。
活字を使わないのなら、版画用のプレス機でも刷ることができます。

最初の1台は手動式がおすすめです。
モーターで動く自動(動力)の印刷機を扱うには相応の覚悟が必要です。
安いからという理由だけで自動(動力)の印刷機を入手することはおすすめできません。
昔の印刷機には安全装置が無いものがほとんどで、取り返しのつかない怪我のリスクを伴います。

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