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多くのトラブルが報告されていた「インプラント治療」

近年、多くの人が治療を受けている歯のインプラント治療。国民生活センターなどには意外と多くのトラブルが報告されています。インプラント治療で報告されているトラブルや、治療で失敗しないためのアドバイスを集めました。

更新日: 2013年03月05日

あちこすさん

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●「インプラント治療」中の事故で女性が死亡

被告は、2007年、あごの骨に金具を埋め込んで人工の歯を取り付けるインプラント手術を当時70歳の女性に行った際、誤って動脈を傷つけ、女性を死亡させたとして業務上過失致死の罪に問われた。

東京都中央区の歯科医院で2007年、執刀したインプラント手術で女性を死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた院長の飯野久之被告の判決が4日、東京地裁であり、吉村典晃裁判長は禁錮1年6月、執行猶予3年(求刑禁錮2年)を言い渡した

●「インプラント治療」とは?

歯がなくなったところの骨に人工物を埋め込み、その上に人工の歯を作る「インプラント治療」。

あごの骨に金属を埋め人工の歯を取り付ける

インプラント体を手術により顎骨に埋め込み、インプラント体表面と骨の結合(オッセオインテグレーション)を期待し6週間から6ヶ月間の治癒期間を待ち、その上に人工歯冠・上部構造をスクリュー・セメント、磁石などで装着する。

●「インプラント治療」で相次ぐトラブル

顎の骨に金属の土台を埋め込む手術をする際、歯科医師のミスや技量不足のために大量出血したり、麻痺が残ったりするトラブルが相次いでいる。

NHK クローズアップ現代 http://p.tl/X3HH

「インプラント治療」では、トラブルも相次いでいる

治療上生じた問題によって日常生活にも影響が及んでいるという相談も寄せられている。

術後に痛みや出血などを訴えるトラブルが多発

国民生活センターは5年間で2000件の相談が寄せられたとして、2011年12月、行政や医師会などに早急な対策を呼びかけた。

身体症状の内容は、歯や口腔(こうくう)の痛み、腫れ、インプラント体の破損、化膿(かのう)等が多かった

国民生活センターに寄せられたトラブルの内容。

●歯科医師の救世主である「インプラント治療」

歯科医師の過剰供給により競争が激化している歯科医師。以前に比べ収益も減少している。そんな中で登場した治療費を自由に設定できる自由診療の「インプラント治療」。

「インプラント治療」は自由診療で、標準的な治療方法が定められていない

保険診療と違って監督官庁の監視も届きにくく、十分な技術を持たない歯科医師が、高い治療費をとれるインプラントに安易に走っているという指摘も。

国民生活センターに寄せられた相談のうち約7割は50万円以上の契約であり、高額な契約が大部分であった

「インプラントは歯科医師の救世主だと思います。打てば打つほど歯科医院はうるおいます」

ある歯科医師は、治療費を1本およそ40万円に設定。患者が増えれば増えるほど収入が増えインプラント治療だけで年間2500万円の利益が上がるようになった。

●高い収益を求めるあまり無理に行われるケースもある「インプラント治療」

治療費を自由に設定できるため高い収益を得られる「インプラント治療」。

「インプラント治療」が失敗する背景には、高い収益を求めるあまり、十分な技術を持たない歯科医師が無理に治療を行っているという実態もある。

折込広告やホームページを見て電話し、説明するのですぐ来てと言われ行った歯科医院で、リーフレット1枚を渡され、いきなり治療を開始された

治療内容や治療方法、治療のリスク等に関する歯科医師の説明が不十分な場合がある。

手術が不可能な(もしくは、危険が多い)ケースや、手術をしても失敗するケースも相当数ある

にもかかわらず、「インプラント治療」を勧めてくるケースも。

適切な研修を受けないまま「インプラント治療」を手がける歯科医師も少なくない

●「インプラント治療」で失敗しないために

「インプラント治療」で失敗しないために、消費者も十分な情報収集を行うことが求められている。

腕の確かな医師をどう見つけるかがますます重要になっている

名医と呼ばれるような歯科医や、評判の良い歯科医を探すことが大切。

「インプラント治療」を受ける場合は、消費者自らも十分な情報収集を行うとともに、治療前に歯科医師に対してリスク等に関する説明を自ら十分に求める必要がある

国民生活センターによるアドバイス。

また、「インプラント治療」で失敗した際には…

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