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【もっと楽しむ!】漫画「惡の華」の豆知識【過激!変態思春期マンガ】

悪の華をより楽しむ為の豆知識をまとめました。変態思春期漫画として有名ですね。アニメ化決定して凄い嬉しいです。ネタバレ注意。

更新日: 2013年08月18日

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作者:押見 修造
掲載誌:別冊少年マガジン

現在7巻まで発売中。
1〜6巻までが中学生編。7巻〜高校生編。

思春期の葛藤を丁寧に描ききっていると評価されている本作。変態性だけが話題になりがちだが、中学生という多感な時期の心理描写こそがこの作品の神髄と言えよう。

■仲村さん=仲村みう×押見先生の奥さん

仲村さんが春日くんに「作文を書いてこい」と命令するシーンがありますけど、これも実際に妻から言われたことです。

■背表紙の目

漫画を並べると背表紙に「目」が揃います。9巻では常磐さんと春日くんの二つの目が同じ方を向いていますね・・・。

■仲村さんのメガネが表す心理的な距離

仲村さんが普段かけているメガネ。よく見てみるとメガネを外している時もあります。
それは春日くんに自分の心を見せている時。

つまり相手に対する心理的な距離を表しているのですね。
春日くんとの仲が悪くなるとメガネをかけて心を閉ざすこともありますよ。
メガネから仲村さんの心理を垣間見る事ができちゃいます。

教師や他人にはメガネをかけて対応。大抵は暴言吐いてます。

春日くんと向き合う時だけメガネを外します。自分が認めた変態にならば、心を開く事ができるみたいです。

■変態とクソムシの意味

惡の華で頻繁に使われる「変態」と「クソムシ」の言葉。この意味を知っていると作品への理解が深まります。

作中では春日くんの中学生らしいちょっとエッチな部分を見て仲村さんは変態と言っています。
好きな子の体操着の匂いを嗅ぎたいとか、体操着を着てついつい快感を覚えてしまったりとか。

一方で教師に暴言を吐いたり、日常の退屈さにあからさまにウンザリしている仲村さんも自分自身を変態と呼びます。

つまりこの漫画の中の「変態」とは、心の中のドロドロを隠さず表に出している人を指すのです。
そのドロドロとは性欲、嫌悪感情、破壊衝動など、一般的には隠すべき欲望です。

ありのままを出したら社会に批判される。だけどありのままでなかったらそれは自分ではなくなる。そういった「本当の自分」をめぐる思春期らしい葛藤がこの漫画のテーマです。


※ちなみに春日くんはここで言う変態にはなりきれていません。性欲を抑えきれなかった平凡な中学生です。それを仲村さんが本当の変態にひん剥いてやろうとするのが大筋のストーリーです。

一方で「クソムシ」とは何を意味するのか。「変態」の対極にあるので答えは簡単です。
「クソムシ」とはドロドロした内面を隠し、外面ではまともぶってる奴らです。

心の中はドロドロなのに、それをまるで存在しないかのように振る舞う「普通の人」。
そんな「普通の人」同士が内面を隠したままお互いにまともぶって会話している白々しさ。
仲村さんには退屈で下らない茶番に見えているのでしょう。

■主役3人の「惡の華」との関係性

漫画「惡の華」の挿絵には主役3人が悪の華を手にしているものがあります。
これが3人と「惡の華」との関係性を象徴していると解釈できます。
「惡の華」とはつまりドロドロした内面、欲望といった物の象徴であることに注意してください。

仲村さんは惡の華を頭上に掲げています。惡の華を崇拝し希望を見出しているのでしょうか。
春日くんは背後に隠すように持っています。後ろめたさを持ったまま隠すことしかできません。
佐伯さんは手を繋ぐように自然に持っています。崇拝も卑下もせずにあるがままを受け入れています。

この関係性を見ると一番中学生らしいのが春日くん。一番大人っぽい佐伯さんだと言えます。
自分のドロドロした内面を素直に出せず、社会から批判されると思い込む中学生。
ドロドロした内面を誰でも持っている事に気付き、飾ることも隠すこともしない大人。
この心理的な成長の流れはとても自然であると言えます。

しかし仲村さんはドロドロした内面を過剰にさらけ出しています。反抗期という言葉では収まらない激情。
仲村さんは一体どこへ向かっていくのでしょうか・・・。

関連まとめ

アニメ化も決定し、今後も目が離せない!!!

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