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騒音による近所・近隣トラブルの対処と裁判例

近年増えつつある集合住宅での騒音ご近所トラブル

更新日: 2013年03月18日

osagasiさん

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●騒音による近隣トラブル事件●

●騒音と建物の構造との関係性●

集合住宅の建造物は木造・鉄骨構造・鉄筋コンクリートの3つに大分類されます。

【木造住宅】
築年数が長い昔ながらのアパートにみられる構造
主要な建築構造箇所に木材を用いているため、他の居住空間に音を伝えやすい。

【鉄骨構造】
近年のアパートにみられる構造
建物の主要な構造体に鉄材や鋼材を用いる
防音性は壁・床の構造次第では木造と大して変わらず。

【鉄筋コンクリート(RC)】
マンションに多くみられる構造
建築材に鉄筋コンクリートを利用するため防音性が高くなる。

●騒音に悩まされたら●

直接、騒音を出している相手方に注意するのは勇気がいるものですよね。
また相手がどういう人間なのか不明な場合もあります。
そこで大家もしくは管理会社等に伝える方法が有効です。
(一人で悩むのではなく、第三者が介入することによって
精神的にも楽になるかと思います。)

常識はずれの騒音を立てる行為は、賃貸マンションを借りるに
あたっての用法違反といえますので、大家さんがその気になれば、
騒音を立てているお隣さんとの間の賃貸借契約を解除して、
部屋の明け渡しを求めることも

軽犯罪法第1条14
公務員の制止をきかずに、人声、楽器、ラジオなどの
音を異常に大きく出して静穏を害し近隣に迷惑をかけた者

警察から騒音を出す住民に注意を促してもらう方法

騒音を出すことを禁止する仮処分を申し立てたり、
騒音によって受けた精神的な苦痛、健康被害に対する損害賠償請求

弁護士に相談し、裁判を通じ相手方と戦う方法
これは証拠収集をしたりと費用がかかります。最終手段となりますね。

●裁判例:騒音が原因による近隣トラブル●

被告の住まい方や対応の不誠実さを考慮すると,本件音は,
一般社会生活上原告が受忍すべき限度を超えるものであったと
いうべきであり,原告の苦痛を慰謝すべき慰謝料としては,
30万円が相当であるというべきである。

そして,被告は,原告が申し立てた調停による解決も拒み,
そのため,原告は,本件訴訟を原告訴訟代理人弁護士に
委任せざるを得なくなったものであること,その他本件事案の
内容,審理経過,認容額等を考慮すると,本件による弁護士費用と
して,被告に対して損害賠償を求め得る額は6万円と認めるのが
相当である。

平成19年10月03日東京地方裁判所民事第49部判決

「家主は単に苦情を伝えるだけでなく、注意が聞き入れられない
ときには、(騒音元の住民との)契約解除も視野に入れた厳しい
対応をする義務があった」とし女性の訴えを全面的に認め、
引っ越し代や未返還分の敷金など全額の支払いを命じた

あらかじめ、深夜の夜泣きの音声を録音したテープと不眠症の診断書を
証拠資料として用意した事例

● 防音対策 ●

【窓周辺の防音】
・二重窓、二重サッシ、防音ガラス、遮音カーテン、吸音カーテン

【壁】
・質量のある壁材料を利用

【床】
・防音カーペットなど音を吸収する素材のものを利用

【天井】
・二重天井にする(特殊な工事を要する)

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