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冤罪の証拠をYOUTUBEに挙げ逮捕された男

裁判の内容をYOUTUBEで公表した男性が逮捕されました。この逮捕劇の裏にはある一つの大きな法律の問題点が見えてきます。事件の概要と、その問題点についてまとめました。

更新日: 2013年03月07日

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zeromineさん

刑事訴訟法違反で逮捕

東京地検は7日、愛知県江南市、不動産会社社長・山本兼吉被告(47)(傷害罪などで1審有罪、控訴)を刑事訴訟法違反(開示証拠の目的外使用)容疑で逮捕

裁判中の去年12月までの2か月にわたり、事件の証拠の現場の写真や被害者の個人情報が書かれた書類をインターネットのサイトに投稿していた

東京地検から「掲載をやめるよう」指摘があったため投稿を削除した

本来の目的以外で証拠を使った場合に1年以下の懲役などを科す

検察が公開した証拠を裁判以外で使用すると無条件に罰せられます。

対象裁判の内容

山本被告は11年4月、民事訴訟に出廷するため出向いた最高裁で警備員の手にかみついたとして逮捕され、傷害、公務執行妨害の罪で起訴

容疑者は、民事裁判の当事者として、最高裁の法廷で不規則な発言を繰り返した

容疑者が行動した理由

実況見分で撮影された写真など、検察から開示を受けた証拠の画像をユーチューブに投稿した

法律に違反するとは知らなかった

日本では、法律を知らなくても、法律違反をした場合に罰せられます。
ただし、多少の同情酌量の余地は出てきますが。

事件がえん罪だという主張を伝えたかったから掲載した

被疑者が冤罪と言っているだけで、実際は冤罪ではない可能性もあります。

逮捕に踏み切った理由

該当の法律「開示証拠の目的外使用」について

被告人又は被告人であつた者が、検察官において被告事件の審理の準備のために閲覧又は謄写の機会を与えた証拠に係る複製等を、前条第一項各号に掲げる手続又はその準備に使用する目的以外の目的で、人に交付し、又は提示し、若しくは電気通信回線を通じて提供したときは、一年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する

容疑者は検索官が提示する証拠は裁判などで使用する以外は人に見せたりネットにアップしてはいけません。
違反したら1年以下の懲役か50万円の罰金です。

弁護人(第四百四十条に規定する弁護人を含む。以下この項において同じ。)又は弁護人であつた者が、検察官において被告事件の審理の準備のために閲覧又は謄写の機会を与えた証拠に係る複製等を、対価として財産上の利益その他の利益を得る目的で、人に交付し、又は提示し、若しくは電気通信回線を通じて提供したときも、前項と同様とする。

弁護人は金銭やその他の利益を得るための目的で同様のことをしてはいけません。同様に罰します。

裁判員制度の導入を前に検察側が幅広く証拠を開示するようになり、個人情報の流出リスクが高まったため、2004年に罰則が設けられた

立法趣旨は、供述調書などを対価を得る目的で第三者に売却したり、被害者や第三者のプライバシーを含む証拠をインターネット上で公開するなどの弊害に対処するため

今回は、この問題が顕著な例と感じます。
ただし、逮捕理由は第三者のプライバシーのため、被告人に全く問題ないわけではありませんが。

弁護人に開示記録を適正に管理する義務が生じ、当該被告事件の審理以外には使用することが禁止され、違反した場合には罰則まで設けられる

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