1. まとめトップ

3歳クラシックトライアル 18年スプリングステークス レース情報

過去5年でクラシック馬3頭を輩出するなどクラシックに直結するレースとして名高いスプリングS。16年は屈指の高レベルで抜けた3頭がいますが、ここで新たなクラシック候補が生まれるか?

更新日: 2018年03月18日

1 お気に入り 1533 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

egawomsieteさん

■過去10年からの傾向

☆人気 1番人気は【3・3・3・1】と堅実。7番人気以下の勝利はない。

 ☆近走 3着以内全30頭が、前年10月以降に「500万クラス以上の芝1600〜2000メートルのレース」で連対経験があった。

 ☆馬番 1〜6番枠で7勝。特に2勝の1番枠は5&4番人気が勝っており穴っぽくても狙える。

 ☆実績 5頭が重賞初挑戦でV。特に近4年はオープン特別も未経験だった。だが、1勝馬は51頭が出走して3連対と割り引きたい。

 結論 ◎エポカドーロ ○ステルヴィオ ▲レノヴァール

■ルーカス 大人に一変!3頭併せ先着12秒8

皐月賞トライアル「第67回スプリングS」(18日、中山)の追い切りが15日、美浦トレセンで行われた。G1・6勝馬モーリスの全弟ルーカスが3頭併せ最先着で軽快な動きを披露。前走・ホープフルSは調整過程から見せていた気性面の幼さを露呈して6着に敗れたが、名門・堀厩舎流“メンタリズム”で気性面で進境。一変の走りで巻き返しに燃えている

ルーカスが大人の走りを見せた。最終調整はWコース3頭併せ。隊列は先頭からナイルストーリー(4歳500万)、ルーカス、トップダウン(3歳新馬)の順。道中は終始コントロールの利いた走り。直線で真ん中に入って軽く促されると、グイッと前へ。馬なりのまま軽快に脚を伸ばして鋭く内のトップに首差、外のナイルには2馬身半差をつけて最先着でゴール。時計は4F54秒4〜1F12秒8。森助手は「しまいしっかり脚を使っていた。気性面もコントロールできている」と納得の表情だ。

 G1・6勝馬モーリスの全弟としてデビュー前から熱視線を浴びるルーカスだが、気性面での幼さを度々見せていた。前走・ホープフルSの最終追いでは直線で放馬。精神面の弱さを補うため、チークピーシーズを装着してレースに挑んだ。それでも、道中やや力んだ分、最後は坂上で脚色が鈍って結果は6着。森助手は「気性面の幼さが出て、最後のひと伸びに影響した」と敗因を分析した。

そこは関東屈指の名門・堀厩舎。定期的に厩舎内で勉強会を行い、スタッフに馬の扱いや接し方を徹底させている。「普段からどの馬にも人と馬とのコンタクトを重視して接しているが、ルーカスもそれが生きてきている」と森助手。続けて「今回はチーク(ピーシーズ)を外して臨む。メンタルの修正は必要ないと判断した」と精神面での進境に手応えを感じ取っている。

 引き続き手綱を取るM・デムーロは先週までに35勝を挙げ、リーディング断然トップ。先週は2日間で金鯱賞を含む7勝の固め打ちと絶好調。昨年はオークスからG1実施機会で10連続3着以内を確保し“ミルコロガシ”の造語も生み出した。一度ノったら止まらない、ミルコの勢いも借りてクラシック戦線に殴り込みをかける。

1強に“待った”ステルヴィオ加速12秒9!

春初戦を迎えるステルヴィオ。最終調整はWコースでセシルクラウン(5歳500万)を2馬身追走からスタート。リズム良くスムーズに4角で進路を内へ。直線半ばで鞍上が手綱を放すとギアチェンジし、一瞬でトップスピードへ。いともあっさり僚馬を抜き去り、2馬身半突き放してフィニッシュ。時計は馬なりのまま5F69秒8〜1F12秒9をマークした。

 見守った木村師は「先週はゼーヴィント(17年七夕賞V)相手に抜け出してから気を抜いて遊んでいたが、今日はゴール板を過ぎても集中して走れていた。課題は修正できた」と納得の表情。3カ月ぶりの実戦。「秋は毛ヅヤがさえなかったが、間隔を空けて健康な状態でレースを迎えられる。暖かくなって馬の中身も変わってきている」と状態面での変化を感じ取っている。

朝日杯FSは勝ち馬ダノンプレミアムに3馬身半差をつけられたが、直線入り口でゴチャつく不利。それでも直線は上がり3F2位タイ(33秒8)と末脚は目を引いた。レース後、C・デムーロは「加速するまでに時間がかかるので、マイルは少し短い。距離を延ばしていけばG1でも好勝負になる」と素質を高く評価。今回は再度距離を延ばして、コスモス賞(1着)と同じ1800メートル。中山は初参戦となるが、木村師は「東京、札幌、阪神と、どこに行っても器用に立ち回ってくれる。長所はいつも一生懸命走ってくれるところ」と問題なしをアピールした。

 サウジアラビアRC、朝日杯FSで後塵(こうじん)を拝したプレミアムは弥生賞も完勝。牡馬クラシック戦線は早くも“1強ムード”が漂うが、待ったをかける鮮烈な勝利を挙げられるか。

エポカ&インヴィジ 競い合って同入!藤原英師「いい動き」

スプリングSに挑むのは逃げて2連勝のエポカドーロ。最終追い切りは岡田(レースは戸崎)が騎乗し、馬なりで5F67秒7〜ラスト1F12秒2。併せたフラワーC出走のインヴィジブルワンを待つ形で直線は2頭で馬体を併せ、いったん遅れかけたところから盛り返して同入ゴール。藤原英師は「今朝もいい動き。状態の良さ。まずはそれが一番。輸送も経験しているから計算が立てやすかった」と順調さをアピールした。

■ルーカス、調教の動きいい 気性面でも成長

日曜中山メインは皐月賞TR「第67回スプリングS」。注目は昨年末のG1ホープフルS(6着)以来となるルーカス。森助手は「調整はしっかりできている。元気があって調教の動きもいい」と順調ぶりをアピールする。

 体重は先週6日の計量で496キロ(前走時490キロ)。「欲を言えば“もうひと回り”欲しいが、気性面の成長は感じるし、普段は気難しい面も見せない」と合格点。前走は直前の調教で放馬のアクシデントもあり不完全燃焼の一戦。G1・6勝モーリスの全弟のリスタートから目が離せない

■過去10年の傾向から

☆人気 1番人気は【4・3・3・0】で3着内率100%と堅実。7番人気以下の勝利はない。

 ☆舞台実績 09年を除く全ての年で、中山または阪神の芝でV実績のある馬が連対している。

 ☆前走 中心は2勝の共同通信杯、きさらぎ賞組と1勝の朝日杯FS組。前述3レースをステップにした馬は25%以上の連対率を誇る。あとは2勝を挙げる「芝2000メートルの500万条件組」にも注意。

 結論 ◎サトノアレス ○アウトライアーズ ▲トリコロールブルー

■レース展望

同レースでは13年ロゴタイプが勝っている2歳王者ですが、今年は9サトノアレスが戸崎騎手に乗り替わって始動。未勝利は1800mでそれほど目立たぬ勝ちっぷりでしたが、次走のベゴニア賞でムーア騎手騎乗で開花し、朝日杯JFも大外から一気に差し切る競馬で完勝。ここは叩き台としても負けられない立場ですが、懸念材料は距離短縮し成功した馬が再び距離延長でどうか?2歳王者が苦戦する原因でリオンディーズも折り合いで相当苦戦しており典型的なパターンでした。また、大舞台ではいまひとつの鞍上と次を見据えての仕上げだけに取りこぼしも十分にあり得ます。

その9サトノアレスに朝日杯で半馬身迫って2着の6モンドキャンノは、函館新馬戦1200mから徐々に距離を克服しての2着だけに勝ちは高い。ここは1800mとう距離でどれだけできるか?路線を決めるレースになるだけに力が入る一戦でしょう。

 共同通信杯2着5エトルディーニュは堅実な走り。決め手には欠けるものの、大崩れはないか。

ここ3年は500万クラスを勝った馬がそのままの勢いと権利を取るためメイチに近い仕上げで勝っています。そういう意味では上記2頭の叩き台とは違い、仕上げて参戦してくるだけに狙い目は十分にあります。

 8アウトライアーズはひいらぎ賞以来の休養明け。その前走百日草特別は3着でしたが、1着アドマイヤミヤビ2着カデナとクラシック候補でハイレベルな争いだっただけに実力は実証済み。しかし前走のマイル戦が2000mで来ていただけに、少々マイナスになりそうな気も。

 そのひいらぎ賞で2着だった10ウインブライトは前走1800m若竹賞を快勝。同コースの経験は大きく、ここでも実力差はないか。

 日曜メイン6連勝中のデムーロ騎手が騎乗する11トリコロールブルーは前走フリージア賞 を快勝。中山は初も好位からの競馬ができ、京都でも走っているだけに(2着)問題なさそう。前走で見せた決め手は脅威

■穴馬データ

・騎手は関東所属が優勢

・馬体重は470-508kgと軽~中量馬は軽視

・前走人気は1~5番人気の馬

・前走着順は1~7着まで

・前走のレースは500万クラス出走組が要注意。次いでオープン特別とG3戦出走馬

・前走の距離は1600~1800m出走馬

・前3走以内に2着以内の好走実績がある馬のみ


 以上の項目から浮上する今年の穴馬候補は以下の2頭だ。

アウトライアーズ
----------------------
見事に各条件に合致する穴馬。重賞初挑戦だが期待は大!


ウインブライト
----------------------
こちらも各条件に合致する穴馬。前走快勝の中山1800m戦ならこの相手でも上位争いは可能。

■人も馬も活気十分!穴に一考ダノンケンリュウ

15日の船橋交流重賞ダイオライト記念はクリソライトが6馬身差の圧勝で3連覇を達成した。鞍上の武豊は48回目の誕生日を自ら祝うバースデーV。人馬のドラマに酔いしれた。振り返ればJRAでもM・デムーロが先週のフィリーズレビューをカラクレナイで制し、6週連続の日曜メイン勝利。今春は“勢いある人馬”が台風の目になりそうだ。

 細原が目を付けたのはスプリングSのダノンケンリュウ。クリソライトの音無厩舎所属馬で、担当も同じ平井助手。同助手は昨年の最優秀短距離馬ミッキーアイルも手掛けた腕利きだ。この日の木曜追いでも坂路で4F52秒5〜1F12秒7と活気あふれる動きを見せた。前走は砂で勝ち上がったディープインパクト産駒の血統馬。芝の新馬戦(11着)は馬場入り後に立ち上がり放馬するアクシデントが響いた。トレーナーは「芝はまだまともに競馬していない。スムーズなら走ってもおかしくない」と手応えをにじませる。穴に一考だ。

■“伝説の一戦”完成へ!ライアーズ能力証明の時

昨年11月に東京で行われた百日草特別は“伝説の一戦”となるのか!?皐月賞トライアル「第66回スプリングS」(3着まで優先出走権)に、百日草特別3着のアウトライアーズが参戦する。同レースの1、2着馬アドマイヤミヤビ、カデナは既に重賞馬の仲間入り。春の大舞台での飛躍へ、ライバルたちに後れを取るわけにはいかない一戦となる。

振り返れば、伝説の一戦だった。昨年の百日草特別には、そう語り継がれる雰囲気がある。1着アドマイヤミヤビが続くクイーンCを制し、2着カデナは京都2歳S、弥生賞を連勝。そのV馬に0秒1差及ばなかった3着がアウトライアーズだった。小島茂師は「皆さんがあのレースを引き合いに出してくれる。なんだか自分の馬が戦わなくても楽しめていますよ」と笑顔を見せる。

 同馬は佐藤厩務員が「普段はおとなしいけど、レースでスイッチが入った時の目が凄いんです」と語る激情型。中間は折り合い面の克服に取り組んだ。1週前追いに騎乗した田辺は「力むような走りが続いていたが、リズム良く走っていた。調教だからといっても、ここで走れないと競馬でも走れないからね」と僚馬の後ろで利かせた我慢を評価。前走・ひいらぎ賞(1着)から延びる1Fの克服へ、一定の手応えを示した。

9日の追い切り(Wコースで4F54秒8)後は、12日にもWコース4F54秒6の意欲的なメニューを消化。師は「体力があるから、この時期の他馬より余計に乗っている。週末は外々を回ったから、かなり苦しい負荷をかけられた」と納得の表情を浮かべる。「もうこいつの相手をする馬がいないんです」。今日行われる最終追いのパートナー探しに苦心する師。その様子に充実ぶりが表れている。

 スラリとしたステイヤー体形ながら、短距離向きの爆発的な気性。スプリングSで権利獲得なら皐月賞参戦は濃厚だが、その後はクラシックへ進むのか、マイル路線を歩むのかは流動的。どちらにしても権利奪取、賞金加算へ好走必須の一戦になる。「ここで一頭だけ格好悪いことになるわけにはいかない」と師。既に重賞馬となったミヤビ、カデナと接戦を演じた意地がある。16年百日草特別は、ライアーズの勝利をもって真の“伝説の一戦”として完成する。

■トリコロールブルー、重賞初挑戦にも自信あり

重賞初挑戦のトリコロールブルーは、3戦2勝2着1回と底をみせていない。

 松館助手は「しまいは切れる脚を使えるし、センスのある馬。まだ良くなるけど現状でも自信を持っていける」と力を込める。日曜メイン6週連続VのM・デムーロとの新コンビも魅力だ

1 2 3 4 5