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雑誌のプロが選んだ1番スゴい雑誌「BRUTUS」の魅力

第5回の雑誌大賞を受賞した「BRUTUS」。コンビニや書店でよく見かけますが、どんな雑誌なのかあまり知らない方も多いのではないでしょうか。編集長の言葉から読み取れる「BRUTUSらしさ」をまとめてみました。

更新日: 2017年05月22日

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sh19eさん

雑誌のプロが一番すごかった雑誌を選ぶ第5回「雑誌大賞」のグランプリにカルチャー誌「BRUTUS」(マガジンハウス)が輝いた

「BRUTUS」は、時流に合ったテーマや日常の何気ない一コマを一冊で特集する企画力が受賞理由

「雑誌の現場は作る現場と売っていただける現場があって、その人たちに選んでいただけたのは本当に心からうれしく思います。すごく励みになります」

雑誌大賞グランプリ、BRUTUSがもらったよ。これからは雑誌大将と呼んでね。 instagr.am/p/W3cBwAIrMY/

西田編集長のTwitter。さすが編集長、受賞の瞬間は逃しません。

「BRUTUS」といえば毎号楽しみな名物特集の数々

ぼくの大好きな「手前みそ」ですが、4月1日発売『BRUTUS』の糸井重里特集、おもしろかったです。ふだん、じぶんの取材されたものとか、ほとんど見ないのですが、これは熟読しちゃった。「糸井重里やってくのも、なかなかご苦労なこった」と思いましたけどさ。

「BRUTUS」に特集された糸井さんのつぶやき。

【最高の朝食★】朝食号の表紙も、トーストの写真とイラストの2種類が競り合いました。いったん写真に決めてから、ギリギリでイラストに差し替え。BRUTUSで「朝食特集」、というオモシロサが伝わるかどうか、最後まで考えてました。担当編集の熱意にもほだされて、イラストに。結果はハッピー!

BRUTUS編集部のつぶやき。表紙のイラストは好評だったようです。

BRUTUSの大友克洋特集。「ベタのシーンもカケアミで潰す。そうやって呪いをかけるんですよ」職人魂の興味深い話がたくさん読める。当時は飄々とした答えしか返ってこなかったけど今回かなり正面きって創作話をしてるよね。必読だと思う。

「BRUTUS」の編集体制

「ブルータス」にはチームがない。特集ごとに人の組合せを変える

担当の人数も2名が基本、多くても3人。人数が少ない代わりに、1冊あたり3ヶ月くらい時間をかけるといいます。

2人ならいつでも集まれるし、いつでも意思疎通ができる

どんな特集をつくっても「ブルータスらしさ」が出るのは、このシステムのおかげだとか。

編集長のコダワリ

皆で決めたことは正しいかもしれないが、おもしろくない

編集者には“自分で決めること”が必要です。最後は自分で決める。雑誌は、自分で考える時間の手助けになるようなメディアだと思います。

企画で遊んでる、というのが一番の誉めコトバ

興味のおもむくまま、好奇心を持ち続けていればいい。編集部員には、できあがった特集を読んだ人に「遊んでるね」といわれよう、と言っている。

雑誌に新しい情報はいらない。かわりに、思ってもみなかった情報や見方があればいいんです

たとえばコーヒー特集を組むときに「ブルーマウンテンが最高のコーヒーだとまだ思っていますか?」と特集を組めるのが、雑誌のおもしろさです。情報はだれでも集められるけれど、それをどう読み解くか、の一例、とびっきりの一例を示せれば、その特集は成功だと思います。

好奇心を人に任せてはいけません

自分自身で経験してそれをカラダに入れてほしい。自分が見たことがないものを追い求めて、汗をかいて、怪我してまで戻ってきて、またその次を考える、それが編集の仕事なのだと思います。

編集長のTwitterもおもしろい

ライフスタイル誌におけるファッション特集は、間違っていても問いかけるナニカを作りたいね。BRUTUSのファッション班は、服を愛し、服に愛される人たちだから、そこに邁進できる。見ても何も感じないファッション号はダメあるよ。

”ライフスタイル誌”が「何も言わない雜誌」の代名詞だった時もあったけど、今こそ「ライフスタイル」って言葉は強くなってきてる…気がするでつ。少なくとも、編集たちの好きなもの…がちゃんと出ないと、何も語らない本になっちゃうね。それは違う! と言われてもナニカを言わなきゃ。

企画を受けることについてはこんなつぶやきも。

「この企画に乗ってほしい」と言われたら2種類の対応があると思う。①おもしろそう、と思ったら、それを頼んで勢いで引き受ける。②あとあとのことも考え、時間をもらって吟味する…たいてい断ることになるが、受ける時もある。

で、自分は「勢いで引き受ける」ことが多い。自分の直観を頼むわけ。すると何が起こるかというと、すぐ内省が始まる(笑)。そして次から次へと聞いてないことが持ち上がる。あと「もしかしたら…」と思ってた危惧もたいてい実体化して迫ってくる。困った困った。でもしかし…

最初に断っていたら、何も動かなかったわけだから…と思うの。もめにもめても、なんとか頑張れるとしたら、足場になってるのは「最初聞いたとき、なんかおもしろいイメージがわいた!」というのだけ。だけなんだが、その時の電球パッ(紋切り表現)みたいなのを信じたいだす。

自分の基準では、取材してると生まれる「もやもや」に名前をつける…みたいなのが原稿なんだけど、それのありなしを編集者は見極めなくちゃ。紋切り型で逃げてるときはたいてい、なんにもなかったりする。ないなら、書き直し。あるなら、もっと追いかける。

「BRUTUS」のケーキ特集にひっかけてこんなつぶやきも。

自分の雑誌を作れるかは、自分を作れるか、なんです。人生に大切なことはすべてケーキから学んだ!RT @BRUTUS_mag: 【おいしいケーキの教科書★1日発売】「自分の味を作れるかは、自分を作れるか、なんです」。ある名パティシエの言。

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