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運ぶのは遺体だけじゃない~「国際霊柩送還士」の仕事

外国で亡くなった方の遺体を祖国へ搬送する仕事「国際霊柩送還士」。その国内初の専門会社、エアハース・インターナショナルの人々の奮闘を追った第10回開高健ノンフィクション賞受賞作「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(佐々涼子著)が評判です。「国際霊柩送還士」の仕事とはどのようなものなのでしょうか?

更新日: 2013年03月21日

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あちこすさん

2012年に発売された「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」が話題に

外国で亡くなった方の遺体や遺骨を祖国へ搬送する仕事がある。その国内初の専門会社、エアハース・インターナショナルの人々の奮闘を追った第10回開高健ノンフィクション賞受賞作。2012年11月発売。

佐々 涼子(ささ りょうこ)
1968年神奈川県横浜市出身。早稲田大学法学部卒業。日本語教師を経てフリーライター。


BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト http://p.tl/3r49

集英社 出版四賞
http://p.tl/NvJq

著者の佐々涼子さんが取材を申し込んだのは、執筆4年前。しかし、「『あなたに遺族の気持ちが分かるんですか』と、ぴしゃりと断られた」。その後、何度も足を運び、取材を許された

「国際霊柩送還士」の仕事とは?

海外で亡くなった日本人を遺族のもとへ送り届けるのが仕事。木村利恵氏2003年に設立したエアハース・インターナショナル株式会社が日本初の専門会社。

国境を越えて遺体を家族のもとへ送り届けるのが「国際霊柩送還士」の仕事

現地の専門業者と連絡を取り合いながら、搬出の準備をひとつずつ進めていく。また日本で亡くなった外国人の遺体を故国へ送り届けることも重要な仕事。

エアハース・インターナショナル株式会社が日本初の専門会社

2003年に木村利恵社長が設立。

新聞やテレビをにぎわせた事件の送還にはたいてい彼らが関わっている

スマトラ島沖地震、パキスタン邦人教職員殺害事件、ミャンマーでのフリージャーナリスト殺害事件、アフガニスタンの国際援助団体の職員殺害事件のなどの国際霊柩送還を担当

もう一つの重要な仕事~遺体を生前の姿に戻してあげること

時を経るごとに腐敗する遺体。それを生前の姿に戻すのも彼らの重要な仕事の一つ。

彼らのもう1つのミッション。それは遺体を出来る限り、生前の表情に戻してあげること

時を経るごとに遺体は腐敗する。これを防ぐために、エンバーミング(防腐処理)を施す必要がある。国際霊柩送還の場合、現地でのエンバーミングが杜撰なこともある

海外から戻ってくる遺体は、皮膚が変色したり、傷ができていることも多い。その遺体を修復し、生前の姿に近づけて、遺族に引き渡す

国境を超え”魂”を遺族の元へ送り届ける。

邦人の遺体は海外の葬儀社の手によって送り出され、航空便の「貨物」として日本に戻って来る

傷ついた遺体を生前そのままの状態に修復し、死を受け止められない遺族との橋渡しをする

傷があれば隠し、顔色や唇の赤みを化粧で整えて、身体を綺麗に拭く。全てを丁寧に、時間をかけて、心を尽くしておこなう

遺族が『悲しみ尽くす』手助けをする「国際霊柩送還士」の仕事

残された者たちがその後も生き続けるために。

「親を失うと過去を失う。 配偶者を失うと現在を失う。 子を失うと未来を失う」

「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」より

「残された者たちがその後も生き続けるために、亡くなった人をキチンと送り出してあげることが必要」

エアハース・インターナショナル株式会社 木村利恵社長の言葉。

「(遺族は)私の顔を見ると悲しかった時のことを思い出しちゃうじゃん。だから忘れてもらったほうがいいんだよ」

エアハース・インターナショナル株式会社 木村利恵社長の言葉。

ネットでも・・・

国際霊柩送還士って名前すごいと思ったが資格ではなく職業名だったのか。

国際霊柩送還士という仕事を恥ずかしながらに初めて知りました。

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