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無実の罪で拷問の末に虐殺された、とある悲劇のピアニスト

ジャズサンバというジャンルの音楽をこの世に知らしめた名ピアニスト「テノーリオ・ジュニオール」の、悲劇の運命と彼の遺した素晴らしい音源を紹介。

更新日: 2015年11月08日

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テノーリオ・ジュニオール

1941年~1976年
ブラジルの伝説的ジャズピアニスト。

セッションなどで活躍していたジャズ・サンバ、ジャズ・ボサの代表的なピアニスト

ジャズサンバは、60年代にブラジルで一大ブームとなったムーブメント。ジャズのハードバップに影響を受けたブラジルのミュージシャンが、サンバのリズムとミックスし作り上げた音楽ジャンル。

アルゼンチンに演奏旅行に行っているとき当時の軍事政権に反体制分子の疑いをかけられ処刑されてしまった

1976年3月18日、演奏旅行中のブエノスアイレスのホテルから、「タバコを買いに行く」とメモを残し外に出たまま、アルゼンチンの独裁政権に過激派と勘違いされ逮捕されてしまいました。

頭から袋をかぶせられ、何時間もあるいは数日立たせることを強制された。さらに汚水や排泄物のたまった水槽に顔を浸けるなどの拷問を受けた

彼を拘束した軍事政権はやがて、誤認逮捕だった事に気付きますが、今更彼を解放し軍事政権としての面子を潰すわけにもいかず、結局殺すという選択をしてしまいました…。

存命だったらどんな音楽を聴かせてくれたのかと、とても惜しく思います

35歳という早すぎる死に、失ったものは大きいですね…

唯一残したリーダー作であり、名盤中の名盤"エンバーロ"

テノーリオ・ジュニオールが23歳の時に残した、唯一のリーダー作。

ブラジル音楽、クラブ・ジャズ、カフェ・アプレミディのお好きな方にはお馴染みの1枚

繊細さとダイナミズムを合わせ持つそのタッチは勿論、綿密に練られたアレンジ、バックの演奏家達の卓越したプレイにも支えられ、全編で極上のジャズサンバを聴かせてくれます

録音は古いのですが、聴くなり「うまい」とつい声をあげてしまいたくなるほど、1曲1曲のメリハリ、音楽的高揚感がとてもよくて、絶品なのです

いわゆる「ジャズボッサ」や「ジャズサンバ」なのであろうが、テノーリオ・ジュニオールについてはなにも枕詞を付けずともシンプルに「ジャズ」のコーナーにおいてあっても充分にデューク・ピアソンやホレス・シルバーと対マン張れるほどに素晴らしい演奏を聴かせてくれる

カフェ音楽としても機能するのはモチロン、基本のピアノトリオにトロンボーンやサックスも加わりポップ耳でも聴けるかも

夏の季節にコレ1枚あると色々楽しめる

演奏紹介

アルバムのハイライトとなる1曲。アップテンポで超絶テクニックを聴かせる。曲名の意味は「黄金郷での週末」

ジャジーHip-Hopのサンプリング・ネタとしてもお馴染みのジャズサンバ。まさにクラブ・クラシック!とにかく衝撃的なかっこよさ。

管も参加し緩急自在な演奏を聴かせる名曲。パウロ・モウラのアルトサックスが最高!

アルバムの表題曲であり、幕開けを飾る曲。ハウル・ヂ・ソウザ(tb)、パウロ・モウラ(as)、J.T.メイレリス(ts)といった管楽器の名手たちのソロなど、聴き応え抜群の1曲。

A.C.ジョビンの名曲「無意味な風景」。アレンジが絶妙なジャズボッサ。

Twitterの反応

RTで知ったジャズサンバというジャンルのテノーリオ・ジュニオール。なんかイイ!! youtube.com/watch?v=WKLV1m…

ブラジルの伝説的ピアニスト、テノーリオ・ジュニオールがこの世に残した説明不要の大傑作。多くの人にサンプリングされたNebulosa(星雲)の旋律は、反逆罪の濡れ衣により処刑されてしまった彼のことを考える度切なく響きます。 youtube.com/watch?v=H2FNol…

NAVERまとめで紹介されていたを見て聴きたくなった.なんとか探し出して久々に聴いている. Tenorio Jr. - Fim de Semana em Eldorado

[music][jazz]Tenorio Jr. めっちゃかっこいいな / “イントロからハイになれる!高速ジャズサンバ傑作集 - NAVER まとめ” htn.to/2FP29G

久々に衝撃走った。リブロのトラックの元ネタ。50年前のバンドだったのか Tenorio Jr. - Nebulosa youtube.com/watch?v=H2FNol…

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