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kingshorsesさん

ポストカード勢

「The Sound of Young Scotland」を掲げて1979年にスコットランドで立ち上げられたポストカード・レーベル。1981年に倒産してしまい、存続期間は非常に短かったものの、オレンジ・ジュース、ジョセフK、ゴー・ビトウィーンズ、アズテック・カメラを世に送り出し、C81や日本のネオアコ人気の中で高い評価を受けました。

オレンジ・ジュースのデビューシングルであり、ポストカードレーベルの最初のリリース作品でもある「Falling And Laughing」。

ポストカードレーベルで唯一アルバムをリリースしたのがジョセフK。ジョセフKがネオアコに括られているのはもっぱらポストカードレーベルのアーティストだったから、という気がしなくもないですが。初期のオレンジジュースといい、ジョセフKといい、ネオアコというのはポストパンクを更に細かく分類する中で生まれてきた概念なのかなあと思います。

アズテック・カメラのデビューシングル。アルバム未収録なのが惜しまれるロディ・フレイムのセンスが遺憾なく発揮された名曲です。

チェリーレッド勢

1978年にロンドンで立ち上げられたレーベル、チェリーレッド。同時期にベルギーで立ち上げられたクレプスキュールらとともに、リリースされる作品はアートワークも含めて独自の美意識が貫かれ、注目を集めました。

チェリーレッドにて既にソロや別グループで作品をリリースしていたベン・ワットとトレイシー・ソーンがデュオを組んだEBTG。美しいメロディと物憂げで深みのあるトレイシー・ソーンの歌声が人気となりました。デビューシングルはコール・ポーターの名曲「Night And Day」のカバーです。

クリエイション時代の印象が強いフェルトですが、デビューはチェリーレッドでした。儚く美しいこの曲は、初期のフェルトを代表する曲と言えます。

サイモン&ガーファンクルと比較された美しいハーモニーで、チェリーレッドでも特に高い人気を誇ったFantastic Something。そういえばKings Of Convenienceの「Quiet Is The New Loud」を聴いた時、S&GっぽいというよりはむしろFantastic Somethingっぽいと感じたりしました。

クレプスキュール勢

ロンドンのチェリーレッドに対してベルギーのクレプスキュールということで、そのリリース作品に対する一貫した美意識が共通しており、よく対比して語られたレーベルです。

バカラックやビートルズの影響を感じさせる美しいメロディと清涼感のある演奏で数多のネオアコバンドの中でも特に高い人気を誇ったペイル・ファウンテンズ。彼らのデビューシングルとなった「(There's Always) Something on My Mind」は、クレプスキュール傘下のOperation Twilightからリリースされました。

クリエイション勢

マイ・ブラディ・ヴァレンタインやプライマル・スクリーム、オアシスなどのビッグネームが在籍していたことで有名なクリエイション・レコード。1980年代にはネオアコの観点からも魅力的な多くのバンドのアルバムをリリースしていました。

ジャンル横断的に活躍を続けるプライマル・スクリームですが、デビュー当時はバーズ等の影響を受けたギターポップ・バンドという風でした。このスタイルを主導したジム・ビーティがバンドを脱退し、プライマル・スクリームはロック色を強めていきます。

クリエイションのレーベル・オーナーであったアラン・マギーが自ら率いていたバンドがBiff Bang Pow!です。こちらも初期のプライマル・スクリームと同様にバーズ等のフォーク・ロックやサイケデリック・ロックから影響を受けたギターポップです。

現在までマイペースな活動を続け、出すアルバムは毎々素晴らしいパステルズ。クリエイション期の「Million Tears」は軽快なギターポップに仕上がっていました。

おまけで。クリエイション以前のマイ・ブラディ・ヴァレンタインはなかなか清涼感のあるネオアコ的名曲を出していました。なんとなく、アラン・マギーはこういう感じを期待してマイブラと契約したんじゃないかという気もしますが…。

ザ・スミスとそのフォロワー

ジョニー・マーのメロディ・センスとギターにモリッシーの屈折した歌詞に耽美的な歌。後のロックシーンに与えた影響があまりに大きいので、スミスをネオアコやギターポップに分類することには抵抗を感じなくもないですが、しかし彼らがあれほどまでの影響力を持っていなければ、スミスのアルバムはネオアコ・ギターポップの定番とされていたかもしれません。

『London Weekend』が定番のアルバムとして紹介されるAnother Sunny Day。「You Should All Be Murdered」は全編にわたってスミスっぽい大名曲です。

The Hepburns / The World Is
動画が紹介できないのは残念ですが、ヘップバーンズの「The World is」もスミスの影響を受けたような大名曲。シングルのみの曲でしたが、最近CD化された際にボーナストラックとして収録されました。

その他のネオアコ名曲

キュートで切ない女性ヴォーカルのネオアコ名曲。もっといろんなコンピに収録されて、聴きやすくなってほしいです。今はほとんど手に入るCDがありません。

イギリスでは喜劇俳優としても有名な人で、1970年代にはジルテッド・ジョン名義でポップなパンクアルバムをリリースし、ヒットシングルも生み出しています。こちらのソロアルバムはほとんどコマーシャルな話題にはなりませんでしたが、ポップさという点ではジルテッド・ジョン以上です。

豪快なトランペットが印象的なフレンズの「Let's Get Away From It All」。スタイルが確立されているというか、他のアルバムを聴いても似た雰囲気の曲も多いですが、その分ハズレも少ないです。

最高のポップバンド、ヒット・パレード。アルバム間で結構似た雰囲気の曲が多い、どのアルバムを聴いても一定のクオリティというのはフレンズと共通するところです。

鳴り響くイントロのホーン、前のめりなドラミングが痛快という他ない「Town And Country Blues」で大人気のジム・ジミニーです。アルバムの他の曲も良い曲が揃っています。

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