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ぶっ飛び英BBCのタブーなき放送魂!(NHKも見習って)

イギリスのNHKことBBC。公共放送局とは思えないほど革新的でタブーのない番組内容に驚きます。ほんの一部ですが、数々の傑作番組をご紹介。

更新日: 2013年04月02日

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英国放送協会(えいこくほうそうきょうかい、英: British Broadcasting Corporation, BBC)は、イギリスの公共放送局。

1922年設立。地上波テレビとして、BBC One,BBC Twoの2チャンネル編成でスタートし、今ではデジタル放送で、BBC Three(若者向け),BBC Four(エンターテインメント中心),BBC News,BBC Parliament(議会中継)など多チャンネル展開してます。受信料(TVライセンス)は年間145.50ポンド(約2万1千円)。

ここからBBCのタブーなき歴史が始まった!

この作品以前と以後でガラリと歴史を変えてしまった最重要番組こそモンティ・パイソン! 以前は、公共放送らしく放送禁止用語にも厳しく上品な放送内容だったのに、これ以降はタガが外れたかのように、なんでもありのコメディ番組を大量に生み出していきます。

言わずと知れたコメディ番組の革新的傑作! 1964年~74年にかけて放送。扱う題材は、政治・宗教・人種問題など全方向を敵にまわしておちょくりまくります。ビクトリア女王が馬になってレースをする「ビクトリア女王障害特別レース」や、スペインの異端宗教裁判の裁判官をとことんアホに描いたり、マーガレット・サッチャーもコントの対象になったり、タブーなし不適切表現のオンパレード! これが公共放送で流されていたとは…。

※しかしあまりに過激な内容なので、ときどきBBCの検閲が入っていたようです。

王室や政治家をちゃかしたり、過度な動物愛護を皮肉ったりと、笑いを通して権力やモラルに疑問を投げ掛けることも忘れない。シュールでブラック、知的でおバカ。その絶妙なブレンドこそ、パイソンズが世界中で愛される理由なのだ。

パイソンズの繰り出すなんともハチャメチャな、アナーキーなスケッチ(こっちで言えばコント)の数々に、笑い、のけぞり、面白くもないお勉強の憂さを晴らしていたもんだ。あの頃は毎週のこの番組だけが“救い神”のような存在だった。

前述のモンティ・パイソンのメンバー、ジョン・クリーズ制作のシットコム。1975年~79年放送。「フォルティ・タワーズ」というホテルを舞台に、最低のサービスしかできないホテルオーナー、バジルと従業員たちのドタバタを描いてます。バジルがドイツ人の客の前でヒトラーのモノマネをするエピソードがすごい。とにかくぶち切れた内容でいまだに根強いファンが多い作品。

反面教師な教材として、やってはいけないことを学ぶために、
英国では、実際にホテル従業員の教材としても配布されたという
逸話のあるバジル・フォルティの駄目な経営者っぷりが、本当におかしいのだ。

1979年~1982年放送。Mr.ビーンで知られるローワン・アトキンソンが出ていたこの番組、BBCの報道番組「9時のニュース」のパロディで、なんと本家が放送されている裏の同時刻に放送していたそうです。BBCの懐の深さに驚き。ありとあらゆる政治ネタを風刺して笑い飛ばすイギリスらしいコメディだったようです。

1977年シリーズスタート。基本的には新車を紹介する自動車情報バラエティなのですが、司会者たちが気に入らない車は徹底的にコケ降ろされるのが名物。たとえ高級車だろうが容赦なく罵られるので、視聴者からの信頼は厚い。日本車の登場も多くて、プリウスは退屈、日産GT-Rは絶賛という評価。企画コーナーが大人気で、イギリス軍戦車と市販車での鬼ごっこや、日本では日産GT-Rと公共交通機関(新幹線、電車など)の対決レース、アメリカの南部で行ったレースでは車の車体に「私はゲイです」と書いたり(保守的な土地柄を皮肉った企画)、とにかく型破りですごい企画だらけです。

BBC制作の自動車番組『TopGear(トップギア)』が、「面白すぎる」と一部マニアの間で話題になっている。面白さの理由は、日本なら即打ち切りレベルの“毒舌”だ。

1980年~1988年放送。英国政府の架空の省の大臣となった政治家とエリート官僚との丁々発止のやりとりをコメディにした名作。政治家たちの駆け引きを、思い切りジョークにしています。既得権益に群がる高級官僚を笑いの対象にしてるあたりがすごすぎます。続編で、「Yes Prime Minister」(ついに首相に!)が制作されるほど、人気が高い作品。

特にリアリティの高さには驚くべきものがあり、首相官邸(Number 10)や政界(Westminster ≒「永田町」)、官界(Whitehall ≒「霞ヶ関」)に、少なからず情報提供者や協力者が存在していたことは公然の秘密となっています。

1982年~1984年放送。ジャケ写を見てもわかるように、イギリスのぼんくら若者たちのハチャメチャな生活を描いたコメディ。暴力的なパンク青年、ヒッピー、アナーキストなど、キャラ設定がとんでもないです。アホすぎる若者がやりたい放題暴れまくる内容で、イギリス版「ビルとテッド」みたいな感じですかね。マッドネス、モーターヘッド、ザ・ダムドら豪華ミュージシャンがゲストでライブを披露したことでも有名です。

最初に観たときは字幕なしだったので、小汚い若者4人がわーわーぎゃーぎゃー騒いでモノを壊してアタマとか殴って……と、とにかく大騒ぎ、というか、うるさすぎて、いまひとつ面白さがつかみきれない部分があったんだけど、字幕付きで観たら大ウケ。

1992年からシリーズスタート。PRエージェントのエディナとファッション・ディレクターのパッツィの親友コンビが主人公のシットコム。ヘビースモーカーで酒乱でドラッグもキメる、めちゃくちゃなキャラたちが、過去のイケイケ時代を忘れられなくて、痛い行動に走って自滅する姿が毎回描かれます。「セックス・アンド・ザ・シティ」のパンクバージョンって感じ!?

エディナとパッツィーにかかったら、環境問題も欧州統合もジェーン・フォンダのシリコン・オッパイもみ~んな同じ土俵の上に立たされる。そして、片っぱしから容赦なく切り捨てられていくのだ。彼女たちにはタブーという言葉が一切ないのである。

2001年~2002年放送。同名のアメリカ制作ドラマもありますがあちらはリメイク版で、このイギリス版が本家。ロンドン郊外にある製紙会社のオフィスが舞台のコメディ。主人公のマネージャーがKYなうえにセクハラ、パワハラしまくり、さらに部下たちも個性派ぞろいで会社ではありえないような事態が次々起こります。ドキュメンタリー風の作りで、淡々とした雰囲気なのに、笑いが止まらないという斬新な作品。

「鋭いユーモア、笑い声の排除、そして根底に流れるダークなペーソス……これぞイギリス製コメディのあるべき姿だ」オブザーバー(イギリス)

2011年~2012年放送。オリンピック運営委員会のスタッフたちのドタバタをドキュメンタリー風に撮った(モキュメンタリー)コメディ。ほんとのロンドン・オリンピックが開催されるというのに、その直前から、ことごとく失敗やドジをしまくる運営スタッフの姿を笑い飛ばすとは…。大人です。

番外編:コメディではないけど斬新な内容のドラマも作ってます。

2010年シリーズスタート。精神的に不安定な主人公のジョン・ルーサーが深い洞察力で殺人事件を解決していく刑事ドラマ。精神的にルーサーを追い詰めていく知能犯たちの残忍な殺人描写もさることながら、ルーサーの壊れっぷりが型破りで、犯人も警察側も闇を抱えているという構図がすごい。本国でも高視聴率を記録した作品。日本でもAXNミステリーで放送していました。

2010年5月~6月にかけてイギリスで放送された本作は、第1話から640万人の視聴者を魅了し、視聴占有率も24%という高い数字をたたき出した。

最後に…

ここまでタブーなしにしちゃいや~よ、なBBCの名物司会者、故・ジミー・サヴィルの幼児暴行疑惑事件が昨年明らかになりました。光も闇もあるBBCから目が離せません。

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