1. まとめトップ

『死は人生を完成させるもの』末期ガンになったガンの名医が語る死生観が深い。

とあるガンの名医が、ご自身もガンにおかされ、余命が1年とのことです。『死は人生を完成させるもの』。そんな神代尚芳さんが語る死生観、現代のがん治療に対する考え方、自身の命を使い世の中に訴えかける姿がとても印象に残ったのでまとめてみました。

更新日: 2013年03月30日

11 お気に入り 11355 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

21zさん

余命一年もないと判明したガンの名医は延命措置を受けないことを決意。

神代尚芳医師(67)

「誰にも言っていませんが、余命は1年もないでしょう」と自らの余命を語るのは、神戸市「新須磨リハビリテーション病院」院長の神代尚芳医師(67)。これまで約200人のがん患者を看取ってきたという神代医師。そんな彼が今、末期の肺がんに侵されているという。

独居でも自宅で充実した死を迎えられる社会の実現を訴え続けてきたことから今回、家族と離れて一人暮らしをしながら最期を迎えることを決意した。

長年、患者に”自分らしい人生”を追求した治療を続けてきた。

「生活に近い環境づくり」をモットーに、よりよい病棟環境の提供に努めており、入院患者さんが、元の生活に近い状態で退院できるように、全職員がそれぞれの業務にやりがいをもって対応しています。
個々の患者さんに合ったオーダーメイドのリハビリテーションを積極的に展開していきます。

これまで彼は患者への治療を必要最小限にとどめてきた。それは延命ではなく“自分らしい人生”を送ることに重点を置いた治療だった。

10年程前にガンで父親を亡くしました。
亡くなる半月ほど前に医師から「延命治療をどうするか?」との問いに母親は自分の判断で拒否をした、と私は後で聞きました。「なぜ?!」と問いかけ様とした時に「人間らしく死ぬ権利もある」と母に言われ、何も言い返せませんでした。

ガンで父親をなくされた際に、延命治療をされなかったとある方の意見。

20年に渡り提唱し続けたが『完成期医療福祉』とは?

「『死ぬことはこの世から消えてしまうこと』だと考えると耐えられないほど恐ろしい。でも『死は人生を完成させるもの』と思えば、怖くなくなる。つまり充実した最期をもって人生を完成させるということです。そのためには、管理された病院で死ぬのではなく、自宅などの自由でいられる場所で最期をすごす必要があるんです」

「病院では一方的に管理されがちで、満足な死は迎えられない」

自身の治療スタイルを自分にも貫き通す。

2月下旬、病室でマイクを向けられた神代さんは「独居老人がぎょうさんいるが、(自宅で死を迎える)希望があるやろ。独居やから無理ではなく、可能にするモデル実験をしようと思う」と自らの理念を実践する考えを語った。

「幸か不幸か、私はがんになりました。だから自らが実験台となり、それらを見極めたいと思うようになりました」

最期の時間を共に過ごすご家族がとても幸せそう。

夫を元気づけようと、実津子さんは日本舞踏の仕事を辞め、夫の介護に専念することを決意。神代医師はいま、妻の作ってくれる手料理を何よりの楽しみにしているという。

がんになったのは残念ですが、その反面、いま初めて主人がいつも家にいる。娘にすれば『パパがいる』生活なんです。きっと神様が最期に幸せな時間を与えてくださったんじゃないでしょうか。そう思うようにしています」

関連情報

1