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つらすぎる花粉症と日本の家具業界が衰退した理由のつらすぎる関係

日本の家具業界が衰退したのには意外な理由があった。

更新日: 2016年04月20日

palezioさん

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巨額の貿易赤字を生み出し続ける日本の家具業界

日本家具産業振興会がまとめた完成された家具の輸出入額(2011年)は、輸出額73億円に対して輸入額は2710億円と、輸入依存は一目瞭然だ

いまや日本の家具は輸入製品だらけ。
2012年、原発のせいでふくれあがったと言われる貿易赤字額は、2兆5000億円。しかし、その一割以上が家具の貿易赤字であるという。

いまや、国の赤字の1割以上を占める家具は、一方で生活必需品だ。なぜ、そこまで日本の家具業界はおちぶれたのだろうか?なぜ、日本国内で付加価値のある家具が製造できないのだろうか??

日本の森林は使い物にならない

日本の材木は高品質だと信じていませんでしたか?

日本の材木は高品質だと信じていませんでしたか?

家具に使えるような高品質な木材は、ほとんど海外製である。「高級ひのき」などと言われるが、実は日本家屋で杉や桧が用いられたのは、第一にはコストが低いためである。低付加価値の建材だったからに過ぎない。

たしかに日本の杉や桧は、下枝を払うなどの『日本人らしい』手数を踏んでいる。しかし、それはわずかに付加価値を増やしているに過ぎない。本当に高付加価値な材木は国外のものばかりだ。

高度経済成長期は完全な売り手市場でしたから、質の悪い木材でも高く売れていました。ところが高品質な外材が安く入ってきたので、一部のブランド品を除いた国産材は淘汰されてしまい、外材の値段が上がってきても建築屋さんは国産材を使いたがらないので、国産材の値段は下がる一方になった

オリンピックでは森林認証木材を使うことが標準化されている。義務ではないが、前回のロンドンオリンピックはもちろん、歴代の開催で当たり前とされてきたので、ここで日本が使わねば世界中から不評の声が上がるだろう。

ところが、日本に森林認証を取得した森林はごくわずかなのだ。FSC認証の森林は、日本で39万9925ヘクタール、SGEC認証でも86万9880ヘクタールしかない。つまり、今のままでは新国立競技場に認証を取得した国産材を使いたくても、極めて厳しい。

家具製造に必要な高品質木材

木製家具に適している広葉樹は日本に少なく、頑丈で長持ち、キズがつきにくく表面がキレイ……という日本人が好む家具をつくるには木材を輸入に頼るしかありません。主な輸入先は中国、ベトナム、台湾、インドネシアなどです。

実は、スギやヒノキは低品質木材、輸入材のほうが高品質?

いまや、76%が輸入材、実はもともと日本の木材より国外の木材のほうが高品質だったのに、無理やりスギの植林を推進してしまった。
結果的に、高付加価値製品を海外から輸入し、付加価値の少ない製品を国内生産するという構造になっている。

家具に向くのは高品質な広葉樹

もともと狂いやねじれが少なく、木質も硬いため傷つきにくい。家具に適している高品質な木材は、輸入に頼っているのが現状だ。


本来、日本は温帯気候で水の豊かな地域ですから、広葉樹が沢山育つ環境にあるのですが、、

なぜ日本には広葉樹が少ないの?

日本の森林面積の28%を占めるスギ・ヒノキ人工林の9割は戦後の植林によるもの

広葉樹のブナは役立たずの木とされ“ブナ退治”などと言われていた

短期的な利益追求のために、広葉樹が伐採され、商品価値の低い針葉樹林に置き換えられていった。針葉樹林は短期間で成長して懐を潤わせることができる。しかし、長期的にはどうだろう?

とにかく片っ端から切って一斉に杉を植えるという政策をとった結果、昭和39年には国有林の年間伐採量は2324万m3に達しました

かつて道内ではナラなど広葉樹林を伐採して国内外に出荷し、針葉樹林に切り替えていた。1980年代後半以降は切り替えが一段落したことや円高により、丸太輸出は96年度にはわずか16立方メートルに落ち込んだ。

国定公園まで破壊する林野庁

出典ameblo.jp

もっと多様で、動物も植物も豊かだった。本来、林野とは、多種の動物や植物が生息し、多様性のあるものでした。

多様な生物が共存することが、生態系の持続に必要なのは誰もが知るところです。単一種に置き換えられた畑のような野山は、もはや人間の手で管理しない限り持続することはできません。

国立公園の管理は、現在の「環境省」が行なっていますが、国立公園内の“国有林”は「林野庁」の持ち物。つまり国有林の“地主”は「林野庁」で、ただの“管理人”である「環境省」は、弱い立場にあるといわざる得ません。そのため、今も国立公園内であるにも関わらず、「林野庁」の指示のもと、伐採されるという信じられないことも起こる

出典
THE FLINTSTONE:日本の国立公園

金の切れ目が・・・無責任に放置される林野

出典suumo.jp

結局、原産地で製品まで加工して出荷する方が輸送コストも割安になる。国内のスギヒノキ林業が保護される一方、国内の家具職人が仕事を失う構図となった。国内での家具製造が減少すればするほど、さらに国内の広葉樹需要は減少、国内の木材使用事業者の減少とともに、林業も衰退するというスパイラルに陥る。

最近,スギ,ヒノキ人工林を皆伐後に放置し,再造林を実施していないところが県内各地に見受けられる。これは近年の木材価格等から皆伐による伐採収益だけでは再造林及び下刈り等初期保育にかかる経費をまかなうことが難しいことが主な要因と考えられる

金のために作られた人工林が、放置される。人工林は自力で安定しないため、保水力を失うため、流木や土砂を大量に下流に流してしまい、人的被害を生じさせる。

森林を破壊し、持続不可能な人工林に置き換え、自ら採算制を破壊しながら、管理を放棄する。森林の再生が間に合わないとき、それは単なる破壊になる。

花粉をばらまく日本の森林

本来、日本の国土にこれほど大量のスギは生えていなかった。これらの人工林は、営利目的で作られたものだ。

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このまとめへのコメント7

  • yukuyuku32032さん|2013.09.28

    この記事は酷いw
    人工林のお陰で過去より断然土砂崩れは減ってますよ。その代わり河の土砂運搬作用が弱まり、海岸線が後退してますけども。
    杉やヒノキの人工林が問題なのではなく、植林された樹種が単調なことが問題なんですよ。でも樹種を揃えないと森林資源は効率よく商業的に利用できないんです。
    ロシアのシベリアは樹種が統一されているので利用しやすい、が寒冷なため再植林しても根付かないし、30年経っても森林は回復しない結果、森林破壊。
    東南アジアやブラジルは熱帯雨林で樹種は統一されていないが、そこは大規模開発で大量に伐採し、一定量の樹種の材木を集めてあとの要らない樹種の材木はゴミになります。結果、多様性が失われ、未熟な木までも切られ、森林力が減退。生態系が破壊されるのです。
    何が言いたいかと言うと、伐採ー植林ー育成ー伐採のローテーションを30年以上の単位で行い、持続的に開発するなら、地球の森林資源で世界的な資源大量消費社会に応える自体が土台無理なんですよ。

  • salfa2013さん|2013.04.14

    EM菌や水からの伝言エバンジェリストと同類の、都会派自然環境保護森林大好きお花畑脳カルト宗教NPO的思込み&勉強不足なジャーナリストという名のマスコミ芸人の典型的な記事

  • takaikuさん|2013.04.07

    植林政策は家具ではなく、工業化のために働き手を都市に集めるための、住宅需要に応えるためだったのでは。杉ヒノキは、害虫に強く、軽く、四季があって多湿の日本の気候には建材として適してますよ。
    そもそも日本人は、家具と言えばちゃぶ台程度。竹を多用して、最終的には自然に返る活用に徹底していて、ゴミのない暮らしだった。

    獣害、花粉症、災害にしても、植林に責任を押し付ける論調は止めるべき。それぞれほかにも重大な原因がある上、結果こうなったのです。想定できなかったのでは?
    未来に向けてどうすればいいのか、もっと深く掘り下げていただきたいものです。
    それも消費者目線だけではない立場で。

  • チキンマンさん|2013.04.06

    素人の意見で参考にならないかもしれませんが、家具用の材木ではない杉やヒノキが植林されたのは、
    「そのほうが高く売れたから」ではないかと。家具用の材木(桜とか栗とかそのほかいろいろ)は、管理も大変なうえ、家具の買換え需要もそれほどではないと予測できたのではないでしょうか。
    それに比べれば30年から50年で伐採可能、建築材として用いられたため、需要を見越して植えられたのだと推測されます。

  • bodkin_pointさん|2013.04.05

    このまとめに興味を持った人へ。一点だけ。

    このまとめを読むと、拡大造林の課程で原生林が伐採されて
    スギ林になったように読めるけど、
    すべてがそういうわけじゃないよ。

    当時、関東や関西はすでに過伐採の地域はあって、
    明治時代の地図にも「荒地・荒蕪地」と書かれているところは大面積でたくさんある。
    そこに、スギを植えたんだよ。

    どの図書館にもあるから借りてみてみてください。

    というか、この記事を専門化がまとめたとして、
    江戸時代にはすでに過伐採で
    大径木の確保が大変だったんだというのは、
    講義でも、でてくるでしょ?

    主張したい意見だけのせて世論を誘導しちゃ駄目だよ。

  • yamosakakiさん|2013.04.05

    現場も見聞きしてない人が適当なコト書かないでください。
    山を糧に生活している方に失礼です。

  • HAMA__HAMAさん|2013.04.05

    何度読んでも「日本の森林が衰退した愚か過ぎる理由」にしか見えない。国産材の質が悪ければ、国外の材料を輸入して国内で家具をつくる業者がいたって良いはず。「材料を輸入するより、現地で加工してサイズを小さくした方が、輸送コスト的に有利なのかな」と推察はできるが、そこを筆者自ら明示しなきゃ主張としては論理飛躍といわざるを得ないだろう。
    またコストが問題にしても、海外の方が人件費が安いというなら、それは人件費の問題で木材の質の問題ではない。また日本の方がデザインや加工技術が優れているなら、日本の家具業界は廃れづらいはずで、その辺りの視点がゴッソリ抜け落ちた状態で「木材の質が問題」と言われても「ハイそうですか」と賛同はできない。どうにも論理飛躍ばかりを感じるまとめだと思う。

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