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【フェス】何故TOKYO ROCKSは開催中止となったか 考察

ブラー ブラー ブラー ブラー ブラー考察というのでもないかもしれないけど、状況証拠みたいなものを集めてある。

更新日: 2014年01月17日

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TSTさん

※ 追記その2

日本のブラーファンは当然ご存知だと思うが先日ブラーの来日公演が二日間にわたり行われた。私も武道館公演に参加し、デーモンが叫び、グレアムがギターをかき鳴らし、アレックスが腰を揺らし、おじいさんがパワフルなドラムをたたく姿をこの目に焼き付けてきた。もちろんどちらもソールドアウトであり、TOKYO ROCKSでは見られなかったであろう光景がそこには広がっていた。

いけなかった方も多くいらっしゃるとは思うが、それぞれファンがそれぞれの方法でブラーのコンサートを見ることが出来ていたなら嬉しいと思う。
まさか招聘者がこのページを見て、なんというのは筆者の誇大妄想に過ぎないが、全国のブラーファンが単独来日が決定するまでTOKYO ROCKSによって与えられた理不尽感の解消の手助けになっていたならばいいとも思う。

※ 追記 チケットをすでに購入している人へ

フェスティバル公式サイトで購入して、入金したときの代金支払い証明書をなくしてたりするとコンビニで申込みしなければいけない等、ちょっと返金するのが面倒臭くなるようだ。5月20日までにその手続きをしなければいけないらしいので詳しくはちゃんと公式HPを確認して、早めに返金してもらうようにした方が良い。

5月に開催される予定だった音楽フェスティバル TOKYO ROCKSが中止となった

「諸事情の理由により」運営が困難になり、新体制が引き継いで開催をするというが、チケット代金の払い戻しをしていることから事実上の中止とみられる。
現時点で延期後の出演アーティスト、会場、チケット料金の設定などは一切明らかになっていない。中止になった理由はほぼ間違いなくチケットの売れ行き不振だ。それでは以下から何故販売が振るわなかったのか、考察したい。

オズフェストとのバッティング

ヘヴィメタル系のアクトが中心のオズフェストととは棲み分けが出来ていそうなものだが、スラッシュやスリップノット、ブラーと同じように再結成を果たしたブラック・サバス等、ビッグネームが並ぶ。両フェスのどちらを取るか悩む人もいただろう。邦楽アーティストもマキシマムザホルモンやディルエングレイなど根強い人気を持つバンドが多い。日本出身のオオカミ覆面バンド、MAN WITH A MISSIONは実は両フェスに出演予定だった。彼らの音楽性からして親和度が高いのはヘヴィな音楽だ。オズフェストに参加した方が彼らのファンも安心して楽しめるだろう。

開催前から不安を煽る運営体制

開催決定後、報知活動はしばらくの間Facebook上で行われていた。簡易な媒体を利用したことで不信感を持つものも少なくなかっただろう。日程の発表もバンドの公式サイトにはすでに載っているのにフェス側が発表をしていないなどといったことも起きていた。公式HPが開設されるのも発表から数か月たってからの事だった。

英語のサイトが無い 海外からの参加客への対応の悪さ

サマーソニックやフジロック、同日開催のオズフェスト、これらのHPにはすべてENGLISH版のサイトが必ず存在している。海外からの来客を音楽フェスティバルで見かけることも珍しくない。音楽フェスティバルに関わらず、国際化が進む昨今において英語版のページを持たない興行は珍しいのではないだろうか。ところがTOKYO ROCKSでは英語版のサイトが開設された痕跡はない。開催中止が決定した後の告知すら英NMEのサイトに先んじられてしまうほどだ。
Facebook上ではチケットをすでに購入したと思しき外国人が英語で声にならにない声を挙げている。彼らに特別に対応がなされている様子は今のところない。「世界へ」という単語は本フェスのキーワードだったようだが、その世界へはサウンドも開催中止の告知すら届いていない。

主催者の態度

TokyoRocks ThisFeeling London!

大成功!

楽しんでくれた皆ありがとう!

Dexters! coves! Rifles!
ロンドンの最前線の生々しいエモーションをありがとう!

いつになくナーヴァスな肌触りの illion
のヴァージンショウは語り継がれるであろう神話的時間。地球を生きると覚悟した、日本人同志として、大切な時間をありがとう。

そして、
ステージに立ちギターが鳴った瞬間、
カールバラーから溢れ出す快楽は、
この星のハイエンドなのだと確信しました。 Don't Look Back into the Sunに狂乱するオーディエンスの熱気こそロックンロール!激しく激しくストロークするギターと叫び、哀しく美しい言葉とコード。イングランド牧歌的音階と佇むフォークロア。
僕のフェイバリットアクトはいつだってカールバラー!リバティーンズなんだ。

カールありがとう!

Stay Young !

Takashi Yano

運営者ヤノ氏は過去数年間ROCKS TOKYOを運営しているので全く実績の無い人物というわけでもない。しかし氏の運営体制には常に不信が付きまとっていた。その理由に氏のどこか稚拙な印象を与える発言がある。
タイムテーブルや会場の構成など、当日の詳細が明らかにならない一方、運営者ヤノタカシ氏の「堅実運営なんて・・・」等といった運営者とは思えぬ発言や、上の引用のようなロマンチシズムにあふれた文章ばかりがFacebook上にアップされ、それも少なからずチケットを購入しようとしているものに少なからず不安を与えたのだ。
フェスを盛り上げようという姿勢は共感できるものであるし、サマーソニックやフジロックだってウェブ上で同じような試みを行っている。

実のところ両者のFacebook上のPRにはさほど差はない。TOKYO ROCKSの場合、ヤノ氏の熱っぽい筆致が加わってしまうせいで彼がフェスティバルという興行の運営者としてでなく好きなバンドを集めた夢のフェスを妄想する一人の音楽ファンのように見えてしまったことがいけなかったのだ。フェスティバルは巨大な金の動くビジネスなのである。もうすこしビジネスライクな振る舞いをするべきだった。

ちなみに「Stay Young!」はOasisの楽曲に由来するものと思われる。名曲だ。

振り切れないラインナップ

ヘッドライナーとなる予定だったブラー、マイブラッディヴァレンタイン、プライマルスクリーム等、90年代にイギリスで人気のあった3組のそれぞれのファン層は互いにかなり共通していたものと思われる。90年代を青春時代として過ごしたファンにはかなりお得感のあるラインナップだった。一方もう一組のヘッドライナー、illionは2000年代より人気のあった邦楽バンドRADWIMPSのリーダーのソロプロジェクトだ。どうも4組の中では浮いている。

加えて次々と追加されたアーティストが皆そろってここ数年でブレイクした邦楽の若手バンドばかりであった。タイムテーブルは結局発表されなかったがおそらく「邦楽→洋楽」という順番になる予定だったのだと思われる。90年代UKと若手邦楽バンドのファン層は殆ど被らないとみていい。邦楽バンドのファンはチケット代金も当フェスティバルと比較して格安のツアーの単独公演を見に行くのが現実だろう。

洋楽と邦楽

インターナショナルなパーティに成長した TOKYO ROCKS は、これからも僕達の信じる、愛する、日本のクールなロックバンドと共に世界中でロックンロールパーティを拓きます!

運営が邦楽バンドを多くブッキングしたのはコストの問題もあっただろう。しかし、ヘッドライナーとしてillionを参加させたり、多くの若手バンドを呼び込んだのにはおそらく運営の邦楽と洋楽のクロスオーバーを果たすという思惑があったと思われる。そもそも本イベントは昨年まで「ROCKS TOKYO」という邦楽アーティスト中心のイベントとして開催されていた。運営はおそらく邦楽バンドにも思い入れのようなものがあり「日本のロックを世界に知らしめる」という目的を本フェスティバルで果たそうとしていたのだと私は推測する。だからこそ邦楽では随一の人気を持つRADWIMPSのフロントマンのソロプロジェクトをヘッドライナーとして指名したのだろう。illionは先日イギリスでもライブを行っているが、そもそも単独公演だったのが結局チケットがさばききれなかったらしく、元リバティーンズでTOKYO ROCKSにも出演予定だったカール・バラーやRiflesといったアーティストとのジョイントでのライブとなっている。

その結果

洋楽ファンはちっとも興味のない邦楽ラインナップが洋楽ラインナップの前にずらと並んだ事に萎えチケット購入をためらい、邦楽ファンはそもそも本フェスでお目当てのバンドを見る必要はさほどないため集まらくなった。洋と邦の折衷で幅広い層の集客を見込んだはずが、相殺される結果となってしまったのである。

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