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意外と知られていないPM2.5とタバコの関係

PM2.5は身近なところにありました。

更新日: 2014年11月08日

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この記事は私がまとめました

kinen_senseiさん

今話題の "PM2.5" について、タバコとの関係でまとめてみました。

PM2.5 について

PM2.5は粒子状物質(Particulate Matter)で、直径が2.5ミクロン以下の非常に小さな粒子を意味します。
 呼吸で肺の奥まで浸入し、PM2.5の濃度が高い地域の住民の死亡率が高くなるので注目されています。具体的には、心臓病、気管支喘息、肺がんなどが増加します。
 PM2.5が 10 μg/ m³を超えると、全死亡リスクが直線的に増加(10μg/m³あ たり 10~15%増)することが研究で判明しています。(1) 
 上記研究結果などから、世界保健機関は規制目標とすべき大気の PM2.5を「1年平均値で10 μg/m3未満、1日平均値で 25 μg/m3未満」とすることを勧告しました。日本の環境省のPM2.5に関する基準は「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下」であることとしています。

 中国北京の環境汚染で有名になりました。PM2.5が400-900μg/m3まで達することで、全世界を驚かしました。
 日本での測定が始まっています。一時的に環境基準値(35μg/m3) を超えることが起こっており、その度にマスコミに取り上げられるようになってきました。

 しかし、ここで忘れてはいけないのは、タバコの燃焼によって発生する煙もPM2.5であることです。
 禁煙でない飲食店のPM2.5は、200-800μg/m³に 達することもあります。(2)

 北京は問題ですが、日本では、中国からのPM2.5 よりは受動喫煙の方がはるかに問題であると言えます。

<参考>
(1) Dockery DW et al. An Association between Air Pollution and Mortality in Six U.S. Cities. N Engl J Med. 1993;329(24):1753-9.
(2) 「受動喫煙の防止を進めるための効果的な行政施策のあり方に関する研究 」http://www.tobacco-control.jp/ - PM2.5 の解説から、動画、写真まで専門家のサイトです。ぜひ、ご覧下さい。

PM2.5 関心空間より
http://www.kanshin.com/keyword/11865109

医学会からは

禁煙推進学術ネットワーク(委員長、藤原久義・兵庫県立尼崎病院長)によると、福岡市の喫煙可能な喫茶店での測定結果は常に1立方メートルあたり300マイクログラムを超え、平均371マイクログラム。横浜市のカフェの喫煙席も200~700マイクログラムだった。日本の1日平均の環境基準である35マイクログラムを大きく上回り、中国の屋外と同様の濃度を記録した。

たばこの煙のPM2.5「中国並み」 専門家、対策訴え http://www.asahi.com/tech_science/update/0223/TKY201302230036.html#

日本禁煙学会は
受動喫煙によるPM2.5の健康被害をなくすために
すべての職場と飲食サービス施設の
例外なき完全禁煙法の制定を呼びかけます

【PM2.5問題に関する日本禁煙学会の見解と提言】
日本では国内の受動喫煙が最大のPM2.5問題です
禁煙でない日本の飲食店内は1月13日の北京の大気と同じPM2.5レベルですhttp://www.nosmoke55.jp/action/1302pm25.html

http://www.nosmoke55.jp/data/1012secondhand_factsheet.pdf
日本禁煙学会
<内容>
・微小粉塵(PM2.5)とは
・PM2.5 が全死亡リスクを増やす
・日本の受動喫煙対策と PM2.5
・わずか 1 μg/m³の PM2.5 増加でどれだけ死亡率が増える
・飲食店・サービス業界の PM2.5―「分煙」意味なし

研究者からは

●産業医科大学・大和浩教授
「例えば、タバコを吸われている喫茶店は、700マイクログラム・パー・立方メートルぐらいあります。北京の一番ひどい日と同じぐらい高いです。だから、私は、怖がる所が違うんじゃないかと思います。屋外の『70』を怖がるんだったらば、タバコを吸っている喫茶店の『700』の方を怖がってほしいと思います」
国境を超えて大気汚染物質が流入する越境汚染への関心が高まっていますが、私たちの身近なところにも、タバコの煙というPM2.5の発生源がありました。

RKBニュース 2013/3/2 放送内容を動画より書き起こし
http://rkb.jp/news/ 現在削除されています。

クリーンエアー京都署名より

くまもと禁煙推進フォーラムより

マスコミによる報道

PM2.5:対策は?健康影響は?根拠ない言説も…知っておきたい基礎知識 2013/4/9

PM2.5:対策は?健康影響は?根拠ない言説も…知っておきたい基礎知識
毎日jp
http://mainichi.jp/select/news/20130409mog00m040012000c.html

テレビでも

RKBニュース 2013/3/2 放送より 書き起こし

中国から日本に大気汚染物質が飛来し、その影響で、PM2.5の濃度が上昇しているのではないか。
そんな不安が広がっています。
大気中の濃度も気になりますが、私たちの身近なところに、PM2.5の濃度が極めて高い場所があることがわかりました。
オフィスなどでタバコを吸う喫煙スペースです。
●市民
Qマスクをする理由は?
「花粉症の予防ですね。それとあと、PM2.5が心配なので、その両方で」
「不安ですよ、やっぱり。子供もいるんですけど、外で遊ばせたいけど、ちょっと空を見上げながら、きょうはどうなんかなみたいな…」
中国の深刻な大気汚染。
その中に含まれる大気汚染物質・PM2.5が日本に流れ込んでいるのではないか。
そんな不安が広がっています。
今年の1月と2月の観測結果を見てみると、福岡市でPM2.5の大気中の濃度が環境基準を超えたのは、4日でした。
これに対し、去年の1月と2月の2か月で環境基準を超えたのは、今年より多い7日でした。
福岡市で観測が始まったのはおととしからで、長期間のデータはありませんが、国境を越えた大気汚染の問題は、きのう、きょう、始まったものではないと専門家は指摘します。
●九州大学・竹村俊彦准教授
「中国の大気汚染っていうのは、21世紀に入った頃から問題になり始めまして、越境大気汚染っていうのは、実は科学的な観測では、10年以上前からとらえられていまして」
今年、この問題が注目されるようになったのは、中国のこんな事情があります。
北京にあるアメリカ大使館は、2008年から独自に大気を測定し、PM2.5のデータを公表しています。
その数値は、中国当局の発表より高く、中国側は「内政干渉だ」と反発していました。
●中国外務省・劉為民報道官
「大気の観測と発表は公共の利益に関わる問題で、中国政府の権限に属するものだ。(日本語訳)」
そんな中、中国の市民の環境意識が高まり、アメリカ大使館発表のデータを基に、PM2.5の問題が、中国の内外でにわかにクローズアップされています。
日本ではおととい、環境省が、1日平均のPM2.5の値が環境基準の2倍の1立方メートルあたり70マイクログラムを超えた時に、外出を控えるよう注意喚起するという暫定的な指針を決定しました。
この値をどう見ればいいのか、専門家に聞きました。
●産業医科大学・大和浩教授
「何日かの暴露であれば、そんなに、健康な人であれば、そんなに敏感になる必要はないですけれども、ぜんそくの患者さんですとか、過敏症の患者さんなどは、やはり注意した方がいいと思います。過剰に反応する必要はないと思います。ですから、過剰に反応してほしいのは、タバコを吸われている屋内に行かないということですよ」
PM2.5は、草木や化石燃料などが燃えたときに発生するもので、タバコの煙も、その1つです。
特に、喫煙ルームでは数値が高くなるということで、どれくらいの値になるのか測定してみました。
●今林記者
「こちらの機械では、PM2.5の値を測定することができます。福岡市早良区、空が若干、かすんでいて、1立方メートルあたり50マイクログラム前後を表示しています。それが、建物の中にあるこちらの喫煙ルーム、入っていくと、値はどんどん上昇していきます。先ほどの外の10倍近くにまで達しました」
大和教授は、1つのフロアで分煙してる喫茶店で、PM2.5の値を測定してみました。
喫煙室の濃度は、1立方メートルあたり数百マイクログラムで、ひどい時の北京並みでした。
一方、禁煙室で測ったところ、隙間からタバコの煙が流れ込み、禁煙とは言うものの、70マイクログラム程度の値が確認されました。
外出を自粛するなどの注意を呼びかける国の暫定指針の基準と同じです。
●産業医科大学・大和浩教授
「例えば、タバコを吸われている喫茶店は、700マイクログラム・パー・立方メートルぐらいあります。北京の一番ひどい日と同じぐらい高いです。だから、私は、怖がる所が違うんじゃないかと思います。屋外の『70』を怖がるんだったらば、タバコを吸っている喫茶店の『700』の方を怖がってほしいと思います」
国境を超えて大気汚染物質が流入する越境汚染への関心が高まっていますが、私たちの身近なところにも、タバコの煙というPM2.5の発生源がありました。
※スタジオ
●川上キャスター
へー!ちょっと驚いちゃいましたけれども。
●池尻キャスター
タバコを吸う方は、ちょっとびっくりですよね。
●川上キャスター
禁煙室とか、禁煙席とかありますけど、完全に壁で境を作っとかないと、かなり影響があるということですよね。
●池尻キャスター
そうですよね。
室内だからと言って、安心ではないということですね。

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