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webkanoshiさん

「最初はグー」はマナー違反?

バドミントンのゲームでサーブ権を決めるためのジャンケンで「最初にグー」の掛け声を使ったところ、マナー違反とされ以後そのクラブへの出入り禁止にされたという趣旨のツイートがツイッター上にあった。中学生が大人のクラブの練習に参加したところ起きた出来事だったと思う。
本当にジャンケンのことだけでマナー違反を指摘されたのかも判らないし、残念ながら元のツイートはアカウントと共にツイッター上から消えてしまった。ジャンケンの議論が元で炎上しアカウントを消してしまったのだろうかと、そこも気になるが…
そんな事をきっかけとしながら、何が適正なジャンケンの掛け声なのか気になって調べてみる気になったのだが、普段何気なく使っているジャンケンの世界は思っていたより広く深かった。

あなたに馴染みのあるジャンケンの掛け声は?

北海道出身の私に馴染みのあるジャンケンの掛け声と言えば、「ジャンケンショ」を筆頭に「ジャンケンポイ」「ジャンケンポン」「ジャラケツホイ」「ジャンケンジャガイモ北海道 あいこでアメリカ・ヨーロッパ」などである、他にもあった気がするが私の子供時代は40年も前の事なので忘れてしまった。転校生が他の地方のジャンケンの掛け声を持ち込み、目新しさからそれが暫く流行るということも周辺でしばしば起こっていたような記憶もある。

「じゃんけんポックリ下駄、馬のクソ!」全国各地のジャンケン

気になる人が大勢いるとみえ、詳しく調査されているのでありがたく引用させていただいた。
「おいやっ ぺ えーっ ぺ」(空知)「じゃんけんポックリ下駄、馬のクソ!」(熊本)など、北から南まで豊かなバリエーション、独自の掛け声があって非常に面白い。これは大切にすべき地方文化だね。

標準的なジャンケンの掛け声は?

大切にすべき地方文化とは言え、各地から集まる会でそれぞれがそれぞれの地方の掛け声でジャンケンをしたらそもそもタイミングが合わない。だがら標準的な掛け声を使うのがマナーとするのは判る。では、標準的な掛け声は何かと言えば、全国区で通用するジャンケンポン(ポイ、ホイ)ということになろうか

「最初はグー」の仕掛け人は志村けん

かつての大人気テレビ番組、ドリフターズの「8時だよ全員集合」の志村ケン・中本工事のコントから全国に広まったというのが定説のようだ。我が家にある8時だよ全員集合のDVDの解説によると、このコント「ジャンケン決闘」は1981年のものだ。この頃を境に全国に拡がって行ったものと思われる。さらにその起源は、宴会でタイミングを揃えるためというから地方ごとにバラバラなジャンケンの掛け声のスタンダード作りの要素は初めから持っていたと言える。

「最初はグー」は稚拙だ、という意見

こちらの質問者のように、稚拙な掛け声を敬遠する気持ちはおじさんには良く判るなあ。さも当然のように「最初はグー」の掛け声でくる若年層に対して同じとまどいはある。ましてや大人だとね。

東京ローカルの「ジャンケンポン」が全国区になったのもTVのお陰では?

旧全国区の「ジャンケンポン」と新全国区の「最初はグー」には世代間ギャップが存在するようだ。しかし、「ジャンケンポン」こそディファクトスタンダードだと言い切ってしまって良いのだろうか? 確証は無いが、「ジャンケンポン」も東京ローカルの掛け声だったものが、「最初はグー」と同じくテレビ番組によって全国区へと拡がって行った可能性がある。
それが、白黒テレビ時代の往年の大人気ドラマ「ジャンケンケンちゃん」だ。
全国各地に地方色豊かなジャンケンの掛け声があったにも関わらず、「ジャンケンポン」が全国で通用するようになった原因はここにあるのではないかと個人的には思っている。
私もかなり幼かったので、はっきりとは覚えていないのだが、主題歌にもジャンケンポンの語句が使われていたり、オープニングでケンちゃんが駆け寄ってきてジャンケンポンの掛け声を発するシーンがあったようななかったような…

検索したところ、ジャンケンケンちゃんの歌詞を発見。やはり「ジャンケンポン」が使われている。かつての番組の人気ぶりを考えると「ジャンケンポン」が全国区の座を勝ち取ったのは、この番組にあるのではないかな。断定はできないけれど。

「ジャンケンケンちゃん」以降の世代(現在50歳代以下)の全国区スタンダードが「ジャンケンポン」で「8時だよ全員集合・ジャンケン決闘」以降の世代(現在30歳代以下)の全国区スタンダードが「最初はグー」と考えると、現在の社会の主流派層が「ジャンケンポン」である限りはやはり主流は「ジャンケンポン」だろう。国民的人気アニメ「サザエさん」の番組最後のジャンケンでも「ジャンケンポン」が採用されており、より広い年齢層に通用するスタンダードと認識して良い。
しかし、スポーツの世界で大会に出場する現役競技人口と考えると30代以下が主流と言って良い。そこではごく普通に「最初はグー」が使われていると考えて良いだろう。世代交代は確実に起こりつつあるのだ。
あと、国際大会になるとジャンケンでなく、コイントスなどで決められるしね。ジャンケンのある国ばかりじゃないから。
ジャンケン自体がローカルな手法なんだから、旧スタンダード側が新スタンダード側に目くじら立てるというのでなく仲良くやっていくべきではないかな。ジャンケンそのものが子供の遊びとして普及したものと考えると、どちらが稚拙ということも無い。ジェネレーションギャップを克服して仲良くやって欲しい。
それから、全国各地のジャンケンの掛け声も大切な文化として永遠に残って欲しいものだ。
一応、これが結論。

コント55号の野球拳がじゃんけんのスタンダードにならなかったのはちょっと残念?

40代後半のおじさんである私も微かな記憶しかないんだけど、かつてコント55号の出演する番組で、野球拳をしながら負けたゲスト女優の服を1枚1枚脱がしオークションにかけるコーナーがあった。お下劣ということで非難の声が上がり、そのコーナーは無くなってしまったが大人気を博していたそうであるから、ひとつ違っていれば「野球~す~るなら~」が芸者遊びの席以外でも普通に使われるジャンケンのスタンダードになっていた可能性もゼロではない。それを考えると野球拳の普及率が低くてちょっと残念かも。因みに私は芸者遊びの席で野球拳をしたことなどありません。
こいつは蛇足でした。

ところでジャンケンの起源は?

ジャンケンの起源はインドの仏教語にあり、案外深い思想が根底にあるようだ。

世界には色々なジャンケンがあるようだ。これらの全てがインドに源流を持つのかは知らないが、近代になり日本の海外進出と共に世界に拡がって行ったという側面もあるらしい。
気になった人はさらに調べてみると面白いかも!

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