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元祖国産ジーンズ、ビッグジョン経営再建へ どんな会社? 背景は?

国産ジーンズ先駆けのビッグジョン(岡山県倉敷市)が、地元銀行や県信用保証協会のサポートで経営再建することがわかりました。ビッグジョンのジーンズ、穿いたことがある人は多いと思います。苦境の背景は? どんな会社なのか?まとめました。

更新日: 2017年08月21日

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ulptさん

【1】 経営再建して営業は継続

中小企業再生ファンドの支援で経営再建

国産ジーンズ先駆けのビッグジョン(岡山県倉敷市)が、地元銀行や県信用保証協会が出資する官民一体型中小企業再生ファンドの支援で経営再建することがわかった。

【2】 デニム, ジーンズは岡山県の地場産業

デニムの聖地、岡山県倉敷市の児島地区全体がピンチ

事業所数は98年の258から07年には157、従業員数も4958人から3504人と大幅
に減った。ファッションの多様化や海外製の格安品の流入で、ジーンズ生地のデニムメーカーや加工業者は受注減に悩む。

岡山地盤のボブソンも2011年に倒産していた

大型連休真っ最中の月曜に民事再生法適用申請している。
今日2011/05/04 16時現在ボブソンのホームページもショッピングサイトも従来通りで民事再生法の適用申請しているとはうかがい知ることができない。

【3】 ビッグジョンはどんな会社?

社名は創立者、尾崎小太郎の名前に由来

オリジナルブランドのジーンズを発売するに至り、ブランド名を自分の名である「小太郎」をもじり、リトルジョン(「太郎」が日本でポピュラーな名前、「ジョン」はアメリカでポピュラーな名前ということによる)としたのだが、「リトル」では大きな商売はできないと判断。転じて「ビッグ」、そこからビッグジョンの名が冠されることとなった。

終戦後アメリカから米国製中古衣料の販売を始める

戦後、闇市で売られていた米軍放出品としての中古ジーンズ。日本人が穿くにはヒップが大きすぎるので、ヒップやウエストをリサイズしていた

初の国産ジーンズ製造。

竹の子のように数多くの国内ブランドが登場し、こぞってジーンズを作りはじめた1960~1970年代。そんな中にあって、ビッグジョンは国産メーカーの誇りを胸に誕生した。
元々、児島で被服で作業着、ユニフォームを縫製していたノウハウを、デニムにつぎ込み、いつしか児島を代表する国産ジーンズブランドとなった。(Bog John公式ページ)

13年1月期は25億円

現在、アメリカの作業服メーカー「ディッキーズ」の日本国内に於けるライセンシーを獲得し企画、生産を行っている。(Wikipedia)

【4】 急進する低価格ジーンズ

ユニクロ、g.u.を始め、大手スーパーでも低価格ジーンズが大量に販売されている

1本1000円以下の格安ジーンズ

生地の価格は1メートル500~600円。中国製の2倍だが、品質の高さが評価され、ユニクロや米リーバイス、米ギャップなど国内外の有名ブランドから注文を受けてきた。ところが、08年秋のリーマン・ショックを機に海外からの注文が激減。国内で1本1000円以下の格安ジーンズが急増したことも逆風 (デニム生地製造のカイハラ)

690円ジーンズまで登場、こんなに安くて大丈夫!? (2009年)

2009年には『690円のジーンズ』も登場し、低価格ジーンズが話題になりましたが、1年後の2010年には店頭に在庫が大量に残るなど、継続的な流れにはならなかったようです。
『高額ゾーン各社や産地企業に共通する弊害として「良い物を作っていれば黙っていても売れる」という考え方がある。反対に量販店には「値段を下げたら必ず売れる」という誤った考え方があるように思う。どちらもある一点では正しいが、完全に正解でもない。』という指摘もありました。
(出典: 南 充浩 ブログ 『一過性に終わった格安ジーンズ』 http://www.apalog.com/minami/archive/234)

【5】 消費者の志向多様化 + ファストファッション台頭も打撃

「低価格ジーンズに押されて」は一要素であってすべてではない

とくにボブソン、ビッグジョンは90年代後半以降は量販店向け3,900円商品が主力商品の一つだった。このため「低価格に押された」とだけ分析するとつじつまが合わない。

ジーンズチェーン専門店における壁面棚から弾き飛ばされたことにある

現在のジーンズチェーン専門店の壁面はリーバイス、エドウイン、リーが独占している。

しかし、当のジーンズチェーン専門店もピーク時から売上高を落としている

これまでジーンズ専門店はトップス類はそろえてこそいたものの、売り上げの主体は大手ナショナルブランドのジーンズであり、高度経済成長期・バブル期とそれさえ並べておけば売れるという状況が長らく続いたため、百貨店アパレルやSPAブランドが熱心に取り組んできたマーチャンダイジングやビジュアルマーチャンダイジングにはほとんど無頓着だった。

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