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実はがんより怖い!?抗がん剤治療の限界と副作用

日本人の死因の3割を占めるというがん。そんながんの治療のうち、定番で常識となっているのが抗がん剤治療ですが、実は副作用が強く寿命さえ縮めてしまうという意見や批判が多くなっているようなのです。ただがんを攻撃する役割も無視できず、治療を促す病院側の対応が見極めになることも。

更新日: 2017年06月09日

egawomsieteさん

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■がんとは

体の全ての器官は様々な細胞から出来ています。通常この細胞は、必要な時だけ一定の法則に従い分裂増殖します。それにより体の健康を維持することができるのです。

しかし細胞がコントロールを失い、必要が無いのに分裂増殖すると、大量の組織ができます。
この組織により作られたシコリは「腫瘍」と呼ばれます。この「腫瘍」には良性のものと悪性のものがあり、悪性が癌なのです。

■自分が患者なら…医師の25%抗がん剤に消極的

自分が進行がん患者だったら抗がん剤治療を受けるか――。

 そんな質問に対し、医師と薬剤師の4人に1人が消極的という調査結果を、大森赤十字病院(東京都大田区)の佐々木慎・外科部長がまとめた。抗がん剤は、再発や他の臓器への転移がある進行がん患者の標準治療だが、効果や副作用に課題があるだけに、医療関係者の本音が表れた形だ。

調査は昨年、同病院に加え東京都と神奈川県でがん治療を手がける大規模病院計5施設を対象に実施。胃がん患者になったと仮定した場合の抗がん剤治療に対する考え方などについてアンケートした。医師53人、薬剤師29人の計82人が回答した。

 自分が進行がん患者だったら「受けたくない」「限定的なら受けても良い」と消極的な回答をしたのは21人で25・6%。理由として「根治しない」「時間が無駄」「延命を望まない」「副作用がつらい」ことを挙げた。

■抗がん剤延命効果どこまで?高齢者がん治療

超高齢化社会におけるがん治療のあり方とは。諏訪中央病院・鎌田實名誉院長が解説する。

 がん細胞は、大きくなったり転移したりして寿命を短くするが、抗がん剤はそういうことを止めようとする薬だ。

 ただ、がん細胞だけを攻撃するだけではなくて、健康な細胞も傷つけてしまう副作用が出ることもある。そのため、「高齢者は抗がん剤を使うことで体力や気力が落ちてしまうのではないか」という指摘もある。

 2007年から2008年に国立がん研究センターの中央病院を受診した75歳未満の末期肺がん患者186人の生存割合、生存期間のデータを見ると、抗がん剤を使っていない患者よりも、抗がん剤を使った患者のほうが、生存期間が少し長くなっているのがわかる。

一方で、75歳以上の末期肺がん患者のデータを見ると、抗がん剤を使わなかった人と使った人の生存期間は大きく変わらないが、抗がん剤を使っていない人でも生存期間が40か月を超える人がいた。

 ただ、75歳以上の調査対象人数は19人と極めて少ないため、国立がん研究センターは「75歳以上の調査結果については、抗がん剤治療のあり・なしで生存期間に影響があったかどうかわからない」としている。

 国立がん研究センター中央病院・西田俊朗病院長「患者の数だけではなくて、元々非常に元気な人と非常に状態が悪い人とを比べたら、何もしなくても元気な人のほうが長生きしますよね。患者さんの背景がどうなっているか、本来合わせてやらないといけない。その辺はもう少し細かい解析を、症例数を増やしてやっていかなければいけない」

今後、厚生労働省は患者さんの生活の質の改善などを含めた高齢者のがん患者についての研究を行っていく方針だという。

 年齢だけで線引きするのではなく、患者一人一人の状態によって延命効果があるのか、延命だけではなく生活の質が改善したかどうかがわかってくるとよい。

 大事なのはこういった研究によって、その人にあった治療法が見えてくること、最終的には患者さん本人や家族がいろいろな選択肢の中から治療法を選ぶことができるようになるといいと思う。

 仮に今後行われる大規模調査で、高齢になればなるほど抗がん剤治療の「延命効果があまりない」という結果が出た場合、吐き気や痛みといった副作用による体への負担を避けるため、抗がん剤治療をしないという選択肢も出てくるだろう。

基本的にはがんが進行すると、痛みを和らげて生活の質を維持する「緩和治療」、がんの進行を抑えて影響を小さくする「抗がん剤治療」が並行して行われる。しかし、抗がん剤を使わないということになれば、緩和治療を中心に治療を進めるということになる。

 抗がん剤治療などの詳細な分析が進めば、効果的に治療を行うことができるようになっていく。ただ、患者さんはそれぞれ置かれた環境も違うし、治療に対する考え方も違う。

 患者一人一人が、いろいろな選択肢の中から自分にあった治療法を選ぶことができるようにすることが大切だと思う。

■抗がん剤、高齢患者への効果少なく 肺がん・大腸がん・乳がんの末期は治療の有無で生存率「同程度」 政府など調査

政府と国立がん研究センターが、高齢のがん患者に対する抗がん剤治療について「延命効果が少ない可能性がある」とする調査結果をまとめたことが26日、分かった。調査を踏まえ、厚生労働省は年齢や症状に応じたがん治療のガイドラインを作成する方針。今後は、患者の生活の質(QOL)向上も踏まえて効果の高い治療法を推進し、高齢社会におけるがん治療のあり方を検討する。

国立がん研究センターと厚労省、経済産業省が主体となり調査を実施した。平成19年から20年に同センター中央病院を受診したがん患者約7000人のうち、70歳以上の高齢者約1500人が対象。がんの種類別に、抗がん剤による治療を中心に行った場合と、痛みを和らげる「緩和ケア」に重点を置いた場合とで、受診から死亡までの期間(生存期間)を比較した。

 その結果、主に肺がん▽大腸がん▽乳がん-で末期(ステージ4)の高齢患者の場合、抗がん剤治療の有無にかかわらず、生存率は同程度にとどまった。抗がん剤治療が明確な効果を示さない可能性があるという。

例えば肺がんの場合、生存期間が40カ月以上のグループは抗がん剤治療を受けなかった患者のみだった。同様に75歳以上で見た場合、10カ月以上生存した人の割合は、抗がん剤治療を受けなかった患者の方が高く、生存期間も長かった。このため、肺がんでは抗がん剤治療は5年生存率に効果を示さない可能性があると指摘した。胃がんと肝がんについては高齢の患者数が少なく評価を見送った。

 政府は調査結果を基に、年齢や症状ごとに適切な治療を行うための診療プログラムの作成を図る方針。抗がん剤治療の副作用で苦しむ患者のQOL改善に役立てる考えだ。

■小林麻央 抗がん剤をストップして「眉毛が生え始めた」とブログで報告

歌舞伎俳優・市川海老蔵(38)の妻で、乳がん闘病中のフリーアナウンサー小林麻央(34)が18日、自身のブログを更新。手術後は抗がん剤の使用をストップしていたことから、眉毛やまつ毛が生えてきたことを明かした。

 この日のエントリーで「術後、抗がん剤をお休みしています」と明かし「完全に抜けていた眉毛やまつ毛が一ヶ月経たずに、生え始め、形になりました」と報告。ショートヘアのウィッグに生えそろった地毛の眉毛でにっこり笑う写真を添え、「眉毛は、顔の『元気度』に大切な部分だと再確認しました。看護師さん曰く、眉毛を描くと自信がつくという患者さんが多いそうです」と説明。

さらに「まつ毛は、全くないと、ホコリがそのまま入ってしまって、目が過敏になります。かゆくてかゆくて」と普段は気付きにくいまつ毛の役割についてつづり「小さな毛の大きな役割に脱帽です」と締めくくった。

 これに対し、海老蔵もブログで「わかる!」と呼応。「お芝居で眉毛剃るとなんか力が抜ける感覚に数日なるのよね」「私も眉毛剃ると生えてこないのでは?と不安になるときあるんです」と自らの体験を明かし、妻の眉毛について「生えてきて良かった」と喜んだ。

■がんで余命1年の男性 抗がん剤治療やめ普通の生活戻る

「がんの痛み」の原因は必ずしも「がん細胞」とは限らない。むしろ「がん治療」が痛みをもたらすことが多い。長尾クリニック院長の長尾和宏氏の指摘だ。

「抗がん剤を“がん細胞だけを殺す薬”、“がんを治す薬”と思っている方が多いですが、誤解です。白血病や悪性リンパ腫など一部の血液がんを除き、多くの場合、がんの完治を目指すものではなく、あくまで延命効果を期待して使われているのです」

一般的に抗がん剤は副作用が強いため、治療を長く続けているうちにデメリット(副作用による日常生活への悪影響)が、メリット(薬の効能)を上回る時がやって来るという。

 その時点から抗がん剤治療は、「延命」から「縮命」へと変わってしまう。

「抗がん剤は嘔吐や 怠感、皮膚症状、腹痛、発熱などの副作用を伴います。そのため抗がん剤治療をやめただけで、嘘のように食事を摂れるようになったり、病院から自宅に戻っただけで、みるみる元気になっていく患者さんを何人も目にしてきました。抗がん剤を適切な時期にやめることで、寿命が延びた人もたくさんおられます」(前出・長尾氏)

 2年前、ステージIIIの食道がんに冒されていることが発覚した黒田辰男氏(68・仮名)は、医師から「余命1年」と告げられた。

手術で食道を切除した後、抗がん剤治療を続けていたが、1年前にやめてしまったという。

「薬の副作用の吐き気や嘔吐、体のだるさがとても辛かった。治療をやめてから、食べる量は減りましたが、食欲は戻ってきました。常にあった吐き気や倦怠感がなくなり、よく眠れるようになったのも嬉しい」(黒田氏)

 病気が完治したわけでなく、転移の恐怖に怯える状況は変わらないが、以前より快適に過ごせているから後悔はしていないという。京都にある特別養護老人ホーム同和園付属診療所所長の中村仁一氏もこう言う。

「“がんは痛む”という先入観が広く浸透していますが、何も治療をしないことで痛みもなく、穏やかな最期を迎えたがん患者を、私は100人近く目にしてきました。“進行の速い老衰死”と言っていいくらい穏やかな最期でした」

■がん新薬「オプジーボ」、腎臓にも保険適用拡大 年3500万円にもなる薬代、保険財政に波紋

免疫の働きを利用した新しい仕組みのがん治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)を、腎臓のがんの治療に使うことを5日、厚生労働省の部会が了承した。約1カ月後に正式承認され、保険適用が認められる。

オプジーボは、優れた効果が期待されるが、極めて高額な新薬。現在、皮膚がんの一種の悪性黒色腫と非小細胞肺がんが保険適用となっている。

 新たに認められるのは、手術不能か転移性の腎細胞がん。開発元の小野薬品工業(大阪市中央区)は、血液や頭頸部のがんへも適用するよう申請している。

 オプジーボは、肺がん患者が1年間使うと3500万円かかると試算され、保険財政への影響が懸念されている。薬価を定める中央社会保険医療協議会(中医協)で、価格設定の新たなルール作りを議論している。

■抗がん剤、同効果なら安い方を使用 薬価抑制へ 日赤医療センターが方針

がん治療薬「オプジーボ」など高額薬による国の医療費増大が問題となる中、日本赤十字社医療センター(東京)が「同じ効果、同じ副作用なら価格が安い抗がん剤を使う」との院内方針を決めたことが21日、分かった。化学療法科の国頭英夫部長は「国民皆保険制度のもと、日本では高額薬であっても医師は価格を気にせず処方してきた」と指摘。海外では同様の決定が報じられた後に薬価引き下げにつながった例もあるが、薬価を比較した上で使用する薬を決めるのは国内で異例とみられる。

国頭氏によると、同センター化学療法委員会が5月下旬に方針を決定。大腸がんの抗がん剤「サイラムザ」と「アバスチン」を比較し、価格が高いサイラムザについて、大腸がんに使用しないことも決まった。

 2剤はがん細胞が栄養を得るため血管を引っ張る動きを妨げる効果があり、他の抗がん剤と併用する。サイラムザは胃がん用に平成27年に発売され、今年4月、大腸がんに適応拡大。アバスチンは大腸がん用に19年に承認されており、国頭氏によると「大腸がんに対し、2剤は効果も副作用も変わらない」という。

■抗がん剤 適切な時期にやめて寿命が延びたケースも

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