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10人に1人が色を認識できない「色の無い島」 ピンゲラップ島

世界には不思議な土地がたくさんあります。「ピンゲラップ島」は、なんと1割の人が色を認識できない「全色盲」だというのです。

更新日: 2013年04月12日

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genzohさん

ミクロネシア連邦のピンゲラップ島は、12人に1人を1色覚者(錐体を持たない)が占める島である。

この障害は人類全体でいえば非常に珍しい障害で、色あいが全く感じられず、明暗の違いだけで視覚を感じるというもので、通常弱視を伴い、強い光に耐えられないなどの困難を持つといいます。

全色盲とは…

色を見分けることが全くできません。色覚がないので全ての物が黒色、灰色、白色で見ています。

すべてのものがモノクロ・テレビのように、ただ黒っぽく見えだけのタイプの色盲である。

何故「3万人に一人」が「10人に一人」に?

1775年頃に島を襲ったレンキエキ台風によって人口が20数人にまで減ってしまい、その生き残りに1色覚者がいた。

孤立した環境で近親婚を繰り返した結果、1色覚者の割合が高くなったという。

遺伝的分析によれば、この病の遺伝子を子孫に伝えたのは、王であるナンマルキ自身であったという。

島では全色盲が当然のように扱われている

島では完全なマイノリティになっていない完全色盲者たちは自分の居場所があるという。

病を抱える子どもたちは最初から「色のない世界」を当たり前のように受け入れ、健常者も彼らを極当然のように見守ってきた。

「太陽の光」に順応できないので夜に活動するという

彼らは、熱帯の太陽光線を受けると目を開けていれない。このため、全色盲の人は、夜間に魚捕りなどをして生計を立てている。

明暗に対する感覚が鋭く、月明かりの中でもよく見えるので、夜の漁を得意としている

彼らは夜釣りの漁師として極めて優れていて、水の中の魚の動きや、魚が跳ねるときにひれに反射するわずかな月の光までよく見える、という。

それでも「外」へ出るハードルは高い

この島の全色盲の人は、同時に視力は弱く、輪郭がはっきり見えないので、読むこともできない。

完全色盲だと、黒板の字が認識できず、勉強も就職も諦めなければならない。
ポーンペイ島(ピンゲラップ島の住民が多く移り住む島)では急を要する病への対処に、限られた医師が対応するのが精一杯である。完全色盲者に手を差し伸べる余裕はない。

存在感のある「マイノリティ」の世界

小さな島社会だと、私たちが日頃見失い、気がつかないマイノリティの存在が大きい。

通常の視覚を持った人から見ると薄い茶や紫の毛糸が無意味に使われているようにしか見えなジャケットが、明暗のコントラストを使って見ると、ノルウェーの昔話を題材にした模様やイメージが複雑に編みこまれている

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