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熱く軽快なギターが気持ちいい!ジプシー・ジャズの音楽家たち

ジプシー(ロマ)の伝統音楽とジャズが融合した、フランス生まれの軽快な音楽「ジプシー・ジャズ」。歴史は古いですが、その熱く超絶技巧で聴かせる演奏は今も音楽愛好家の心を捉えて離しません。そんなジプシージャズの素晴らしい音楽家たちと、彼らの演奏動画を紹介します。名手たちが一堂に会した最後の動画は必見!

更新日: 2016年02月03日

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この記事は私がまとめました

ジプシージャズとは

1930年代にギタリストのジャンゴ・ラインハルトが始めたジプシーの伝統音楽とスウィング・ジャズを融合させた音楽

フランスに大きな起源を持ち、ジプシー・スウィング、マヌーシュ・スウィング、マヌーシュ・ジャズ等とも呼ばれます。

軽快なギター・ソロ、小気味よいリズム・ギターのカッティングが最大の魅力

アコースティックギターのカッティングがとても気持ちいい音楽です。

出典ameblo.jp

通称La Pompe(ポンプ)と呼ばれるリズム。1・3拍目の頭の前に音が入る。

パリではこの「ジプシー・スイング」はそこそこ生活に浸透しているようで、地下鉄の駅や小さなカフェなど、街中のあちこちでジプシー・スイングの演奏が行われています

日本ではあまり浸透していないジャンルですが、ロマ(ジプシー)たちが多く暮らすパリでは、街角を賑わす音楽として親しまれているようです。

◇ ジプシー・ジャズの創始者 ジャンゴ・ラインハルト

ジャンゴ・ラインハルト
(1910年1月23日 - 1953年5月16日)
ベルギー生まれのギタリスト。

ロマ音楽とスウィング・ジャズを融合させたジプシー・スウィング(マヌーシュ・スウィング)の創始者として知られる

ヨーロッパ初の偉大なジャズ・ミュージシャンとも評され、短い生涯の中で後世のミュージシャンに多大な影響を与えた。

ジャンゴはビジネスより音楽そのものを追求する真のジャズメン

ロマの一家に生まれたジャンゴは、幼少の頃から晩年まで音楽一辺倒の生活だったようです。

左手の薬指と小指が不自由だった

既にプロとして演奏活動をしていた18歳の頃、彼の住むキャラバンが火事になり、その火を消そうとし左手と左半身に大やけどを負ってしまった。18ヶ月にわたる入院の後社会復帰したが、左手の薬指と小指には障害が残り生涯自由に動かすことができなかった。

技巧の面だけでなく表現力の面でも評価が高い

『Guitar World』2008年7月号の記事「50 Fastest Guitarists of All Time」において、ジャンゴのフィンガー・ビブラートは「ギター界で最も叙情的」と評された。

今も多くのミュージシャンに愛されるジャンゴ・ラインハルト作の名曲「マイナー・スウィング」。

◇ ジャズ・ヴァイオリンの第一人者 ステファン・グラッペリ

ステファン・グラッペリ
(1908年1月26日 - 1997年12月1日)
フランス生没のジャズ・ヴァイオリニスト。

ジャズ・ヴァイオリニストの第一人者として、長年に渡って晩年まで第一線で活躍した

前述のジャンゴ・ラインハルトの相方としても知られ、ジャズ・ヴァイオリンの神様と称される演奏家。

13才の時、父親から中古のヴァイオリンを与えられ、猛烈に練習に打ち込んだ

母親は彼が4才の時に亡くなり、父親もやがて第一次世界大戦で戦地へ。グラッペリの幼少時代は孤児院での暮らしだった。やがて戦争が終わり父親と再会し一緒に暮し始めるが、たいへん貧しい生活であったという。

彼の創り出す音楽はジャズ,クラシック,ポピュラー,フュージョンなどジャンルを超えた

相棒であったジャンゴ同様、ヴァイオリニストをはじめとした多くのミュージシャンに多大な影響を与えました。

ジャズのスタンダード、Blue Moonの演奏。

◇ 現代ジプシー・ジャズの最高峰 チャボロ・シュミット

チャボロ・シュミット
(1954年~)
フランス生まれのギタリスト。

ギターの神様ジャンゴ・ラインハルトの正統な後継者と言われている

ギターのジャンゴ・ラインハルトとヴァイオリンのステファン・グラッペリが生み出したマヌーシュ・スウィングを、また表舞台に甦らせた立役者と評されている。

出演した「僕のスウィング」という映画が2001年に公開され、世界的にヒットした

白人の少年とジプシーの少女の小さな恋と、マヌーシュのギタリスト(チャボロ・シュミット)との交流を描いている作品で、全編、“マヌーシュ・スウィング”がフィーチャーされている映画。ジャンゴ・ラインハルトの没後50周年にあたるタイミングで公開され、日本でも話題となった。

見よ、この超絶技巧!アコースティックサウンドが気持ちいい。

ヴァイオリンはチャボロ・シュミットの従兄弟でこちらもジプシー・ジャズのヴァイオリン/ギターの名手、ドラド・シュミット。

◇ ジプシージャズの範疇にとどまらない活躍 ビレリ・ラグレーン

ビレリ・ラグレーン
(1966年9月4日~)
フランス生まれのギタリスト。

13歳にしてアルバム『Routes To Django』にて衝撃的なデビューをかざる

ロマ(ジプシー)の一家に生まれた彼は4歳でギターを始め、幼少時から神童と呼ばれていた。18歳の頃にアメリカに渡り、ジャコ・パストリアスなど多くのミュージシャンと共演し経験を積んだ。

マヌーシュ・ジャズだけでなく、ロック等に精通したフュージョン・ギタリストとしても名を馳せるなど、単にジャンゴのフォロワーに留まらない活躍をしている

デビュー時は「ジャンゴ・ラインハルトの再来」とも称されたが、ロックなど他のジャンルでも興味を持ったら確実に吸収し、自らのスタイルを変化させていくギタリスト。

実に多彩なテクニックで目も耳も楽しめる演奏。

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