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「不惑」だけじゃない!孔子から学ぶ人生の転機となる年齢

「四十にして惑わず」以外にも、人生に於いて区切りとなる年齢を提示しています。

更新日: 2013年04月17日

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niepasさん

中国の思想家で儒家の始祖。
その思想は、中国を中心に東南アジア各国に広がり、現在も大きな影響力を持つ。
弟子の疑問に孔子が答えて解決するという形の問答集『論語』や、礼という思想を観念化してまとめた『礼家』など、多くの書物を残している。

十歳 「幼学」

「人生まれて十年を幼といいて学ぶ」

(「礼記・曲礼上」より)

孔子が初めて師について学んだ年齢。このことから「学問を始める年齢」といわれています。
ここでいう「学問」とは学校での勉強のことではなく、自発的な興味を持って行われる知的探索のこと。
「なんでもいいから興味持ったことを勉強しなさい」ということです。

十五歳 「志学」

「 十有五にして学に志ざす」

(「論語・為政第二」より)

十五歳で学問を志した。ここでいう「志す」は「決心する」というような意味で、「学問で身を立てる決心をした」「学問を究める決心をした」という意味。
「十五歳で自分の興味がどこに向いているのかを決めなさい」ということです。

三十歳 「而立」(じりつ)

「三十にして立つ」

「立つ」は「独立」する、という意味。
自身の学問の基礎が充実したものになり、自分なりの考えをまとめることができる、ということです。
「他人から学ぶこと(インプット)を充実させ、独立した自説を持てるようにしなさい」ということです。

※三十歳 「壮年」「壮室」

「人生まれて三十年を壮という」

(「礼記・曲礼上」より)

「壮」とは「盛んなこと」。つまり「血気盛んで人生で一番の働き盛り」な年齢のことです。

「三十を壮といいて室あり」

(「礼記・曲礼上」より)

「室」とは「結婚して妻がいる」ということ。
妻を娶って家庭を築く、ということが「而立」にもつながります。

四十歳 「不惑」

「四十にして惑わず」

(「論語・為政第二」より)

「あれこれ迷うことがなくなった」という意味。
これは「狭い枠にとらわれることなく、自由に物事を見ることが出来るようになった」というような意味で、単純に「自分の道に疑いなく進む覚悟が出来た」という意味合いとは少し異なります。
「何が起きても動じることなく、それを受け入れる自由さを持ちなさい」という意味です。

五十歳 「知命」

「五十にして天命を知る」

(「論語・為政第二」より)

「天が自分自身に与えた使命を悟った」ということ。
自分の人生に於いて最も重要なものは何かを知るということ。さらに言えば「自分はどのような役割をもってこの世に生を受けたのか」を知るということです。
「これまでの人生を振り返り、自分の役割とは何かを考えなさい」ということです。

六十歳 「耳順」(じじゅん)

「六十にして耳順がう」

(「論語・為政第二」より)

「何を聞いても素直に受け入れることが出来るようになった」ということ。
若いうちは人の意見に対して何かと自分の意見をぶつけたがるもの。自分の意見を持つことは重要ですが、それは時に、相手の意見を言葉のままに理解することの障壁となるものです。
「助言にしろ諫言にしろ、相手の言葉をそのまま聞くことが出来るようになった」ということです。

七十歳 「従心」

「七十にして心の欲する所に従えども、矩(のり)を踰(こ)えず」

(「論語・為政第二」より )

「心のおもうままに行動しても、人としての道理を外れることは無くなった」ということ。
このように、自分の思い通りに振る舞っても倫理規範を外れることがない、というのは、言わば「人間理想の姿」ということが出来ます。
「自分の欲望をコントロールすること」。また「欲望に左右されない心の安定を持つ」ということです。

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